Do you want cay?

ブルサの町を出発 (2014年5月13日)
彩の熱も下がったようなので、出発することにする。といっても、まだ完全回復ではないと思うので、今日は無理せず、早めに泊まろうと思っていた。
今日は峠を一つ越えなくてはならない。じわじわと標高を上げていく。途中いつもどおりガソリンスタンドで休憩をすると、『チャイでも飲んでいかないか?』と誘われた。トルコで初めてのチャイブレイク。チャイを頂いて、指差し会話帳片手に会話をする。
どうやら若い男性スタッフはクルド人らしい。繋がりはよくわからないが、その場にいたムスリムの若い女性はトルコ人らしい。

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(一日2回はかならずチャイに誘われる自転車旅行)

教科書で学んだステレオタイプな知識だと、トルコ人とクルド人は基本的には反目しあっていると理解していたので、同じ屋根の下、仲良く一緒に暮らしていることに少し驚く。でもクルド人は現在トルコ全土に住んでいるわけだし、いちいちそんないがみ合っていたら大変だよね。
そのトルコ人のムスリムの女性は、『東京にムスリムはいるか?』とか『あなたの宗教はなんだ?』とか、矢継ぎ早に質問を浴びせてくる。一応当たり障りないように答えるのだけど、宗教を語るときの真剣な目つき。なんだか熱心すぎて、ちょっと恐かったなぁ。

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(ガソリンスタンドの中にもメッカの方角に向けた祈祷室があって、お祈りの時間を示した電光掲示板なんてものもあった。)

1時間ものんびりしてしまったガソリンスタンドを後にして、じっくりと標高を上げる。この日は結局200mから980mまで標高をあげ、102kmも走ってガソリンスタンドにテントを張って宿泊。レストラン併設のガソリンスタンドだったので、夕食はそこで済ませた。

「ドカン!」真横でバースト・・・ (2014年5月14日)
ガソリンスタンドの端っこに建てたテントを畳み、出発。昨日に比べて急な坂はないけど、アップダウンが激しい。

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(昼食で寄ったレストラン併設のガソリンスタンド。おかずをひとつ頼んだだけなのに、こんなにもたくさんサービスしてくれた。)

考え事をしながら走っていると、すぐ横を走っていたトラックから「ドンッ!!!!」っと爆発音。ものすごく大きな音で鼓膜が破れるんじゃないかと思ったほど。タイヤのバーストだ。幸い、僕達とは反対側のタイヤがバーストしたため、直接の被害はなかったのだけど、とにかく心臓に悪い経験だった。

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(炸裂したタイヤ。真横にいたらタダじゃすまなかったかも・・・)

今日もガソリンスタンド泊。でも良かったのだけど、せっかくなので、エスキシェヒルの町に入ってみることに。
全く予期していなかったのだけど、実はトルコ新幹線の駅があるくらい大きな街だった。
10軒近くも宿を探して、ようやく二人で50TLという宿に投宿。
夜ご飯の食材をスーパーで買ってしまっていたので、近くの河原まで行き調理をしていると、その様子を見ていたトルコ人が近づいてきて『これ、食べなさい』とロカンタのトルコ料理をテイクアウトして持ってきてくれた。その直後には別のトルコ人の男性が、飲み物とおかずをまた差し入れてくれた。見ず知らずの人からの食べ物を口に入れない。というのは旅の大前提なのだけど、この時は宿が目と鼻の先であることもあって、ありがたくいただくことにした。


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