ナスカでの日々

10月9日

前日に申し込んだナスカの地上絵を見に行くことに。もともと行くつもりはなかったのだけど、妻からOKが出たので、申し込んだ。
一人100ドルで、40分のフライト。
朝8時に迎えに行くと言われたのに、なかなか来ない。フロントのおばさんに聞けば、10時に迎えにくるそう。うーん、どうもよくわからない…。

タクシーでナスカ空港まで行き、セスナで上空へ。

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飛び立つ前にパイロットのおじさんが、「日本語を教えてくれ」と言ってきた。ナスカの地上絵のパンフレットを見せながら、Dogはイヌ?イヌ。と絵柄を全て日本語で教えてあげた。
飛行中、英語、スペイン語で地上絵を説明し、最後に日本語で、「ミギ、イヌ、ヒダリ、ウチュウジン」とアナウンスしてくれた(笑)(ウチュウジンというのは、Astronautの訳をどっかの誰かが宇宙人としたせいで、僕は書いてある日本語の発音を教えただけ。本来は宇宙飛行士というべきなんだけども、、ってそもそも、この絵が宇宙人、または宇宙飛行士だと何を持ってそう思ったのが謎・・・)

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セスナ機に乗るのは初めての経験だったのだけど、揺れること揺れること。念のため酔い止めを飲んだのだけど、上述の時間変更のせいで、セスナに乗る頃にはすっかり効果がなくなってしまっていたみたい…。
地上絵は、そこまで驚きはしなかったのだけど、でも、これを数百年前の人が書いた、と思い至れば、やはりすごいと思う。セスナに乗ってよかったのは、一般に紹介されている地上絵はほんの一部で、それ以外にも多くの幾何学模様や直線や台形などを上空から見ることができたこと。無数の直線や模様は、どんな理由で書かれたのだろうか、と赤焦げた大地を見ながら考えた。

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(僕たちが「ドーラ」と呼んでいたホテルのおばさん。っぽいでしょ?)

さて、お昼頃、ナスカのホテルに戻る。二人とも三半規管をやられ、ベッドでダウン。

でも今日はやることが一杯。ちょっと休憩したあと、まずは郵便局へ行き、日本へ小包を送る。2週間ほど走って、「これはいらない」と判断したもの、「いるかもしれないけど、代用できる。」と判断したものなどなど、二人合わせて5.8kgもの荷物を送った。8000円ほど。お金ももったいないのだけど、それでも5.8kgの不要物を背負ってアンデスを越えるのはちょっと嫌だったので泣く泣く郵送することに。ナスカは観光地なので、郵便局員が国際小包の取扱に慣れているかと思いきや、そんなことはなく、電話したり、ネットで調べたりとてんやわんやだった。。

その後、アンデス越えのための物資を調達しにスーパーへ。
水17リットル
ツナ缶詰6個
クラッカー3袋
インスタントラーメン8食
パン8個
卵8個
コーラ1.5L
お菓子少々などなど、、、

4日間無補給で生活できるだけの大量の食料を買い込む。

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ホテルに戻ると、ロビーに自転車が2台増えていた!ドイツ人の夫婦が僕たちと同じルートで旅をしていたのだ。意気投合して、夜ご飯を一緒に食べにいった。旦那さんは、トーマスさん。エンジニアをしているらしく、2人の娘さんを持ち、お孫さんも2人いるとのこと。仕事は辞めずに、有給休暇と無給休暇を合わせて6ヶ月ほどの休みをとったみたい。いやーすごい。奥様はヤナさん。児童精神学というようなものを教えているようで、どうやら大学の先生のようだ。1年の研究休暇を利用して旅に出ているみたい。翌朝、朝8時にともにスタートすることとし、この日は別れる。

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さて、いよいよ明日からアンデスを越える


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