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やっぱりすごかった、イグアスの滝

2014年3月22日 ブラジルへ入国
朝早くバスに乗り込むため、早起きをした僕達。
宿のみんなは寝ていたけど、山東夫妻だけは見送ってくれた。
数日しか滞在しなかったパラグアイのイグアス移住地。
それなのに、なぜかとても別れ惜しい気持ちになってしまう。
やっぱり、この日本然としたこの土地に愛着がわいてしまったんだと思う。
後ろ髪をひかれる思いで、イグアス移住地を後にした。

バスは、1時間ほどでシウダー・デル・エステに到着。
ブラジル行きのバスに乗り換える。
ブラジル行きのバスは8500グアラニー。程なくして出発。
快調に町中を走っていると、大通りで突然止まってしまった。
乗客に「降りろ降りろ」と言っている。現地人も憮然とした表情で降りていく。
なんでも「先頭にバスが止まっているからそれに乗り換えてくれ」ということらしい。
しかしバスの列が長い。20台は止まっているんじゃないか、というほどずら~っと並ぶバス。
ようやく先頭のバスにつくも、運転手は足をハンドルの上に上げて新聞を読む始末。
一向に動き出す気配がない。仕方なく国境を目指して町中を歩く僕たち。

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(ブラジル側行きのバス車内)

途中、しびれをきらしたブラジル人の乗客が、「タクシーをチャーターしないか?」と誘ってくれた。
徒歩で国境を超えると、僕たちはブラジルのビザを持っていないため、トラブルになる可能性があると判断。タクシーに乗ることにした。

ブラジル側の国境は、係官が車内をじっと見つめ、怪しい乗客が乗った車を止めて検査するというスタイル。僕たちはすぐ前のワゴンが止められて、係員がそちらへ気を取られてる隙に抜けられたので、幸いだった。(一応、ブラジルのイグアスの滝へ日帰りで行く場合に限ってはノービザでも構わないことになっているらしいのだが、追い返された例もあるので恣意的な運用がされているかもしれない。ただフルフェイスのヘルメットを被ったバイクタクシーはノーチェックでじゃんじゃん通っているので、チェックは甘い。)

ブラジル側イグアスの滝へは、近距離バスターミナルからバスがあるのだけど、このタクシーは長距離バスターミナルに向かってしまったため、再びバスで戻るという手間が増えてしまった。

無事、バスターミナルに到着。英語でわかりやすく「イグアスの滝行きバス(国立公園行き)」と書いてあるので迷うことはなかった。かかりのおじさんに「いくら?」と聞くと、「どこからきた?」なんて質問をされてしまった。「日本だよ」と答えると、「日本人はバス代がかからない」なんてことを言われ、実際、無料で乗れてしまった。(帰りはバス代がかかった。たしか片道一人2.5レアル。)

さて、ようやく国立公園到着。
入園料とバス代がセットになったチケットを買ってバスに乗り込む。バスはボルボ製の連接バスでとてもきれい。やっぱりブラジルは南米の中でも多少発展しているみたい。

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(左:近距離バスターミナルの看板。イグアスの滝と書いてある。右:国立公園のチケット売り場)

ジャングルの中を進むこと数分。イグアスの滝が見えてきた。
「おお~~。」普段あまり感動しない僕も、イグアスの滝の迫力に久しぶりにドキドキ。
流れ落ちる膨大な量の泥水に地球の力を感じる。

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ブラジル側のイグアスの滝は、アルゼンチン側と違い、イグアスの滝の全景が見られることで有名だ。
途中、コンクリート製の橋が滝のすぐそばまで伸びているのだけど、橋の真下は垂直に落ちる滝で、横からは滝の水しぶきが飛んでくる、なんてすさまじい迫力の橋だった。

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(とにかくすごい水量。四方八方から水しぶきが飛んでくるのでカメラの防水対策は徹底的に!)

1時間位観光して、シウダー・デル・エステへ戻る。

実は、ここで大問題が発生。
イグアス移住地に大事なレインウェアを忘れてきてしまったのだ。買えば200ドル近くする高価な品。
シウダー・デル・エステからイグアス移住地まではわずか1時間程度。明日のアルゼンチン観光を少し短くして、今日はイグアス移住地に帰ることにした。

今朝、後ろ髪をひかれる思いで出てきたイグアス移住地。
帰ってきてしまいました・・・。

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そしてその日の献立はなんとバーベキュー。これは戻らないと行けないでしょ。
というわけで、居心地の良いイグアス移住地でもう一泊。


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