サイクリング情報」カテゴリーアーカイブ

【サイクリング情報】宝石の道 Laguna Route infomation

宝石の道 サイクリング情報をまとめておきます。(2013年11月末に走行)


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<地図の説明>
Google地図中の青色線は、ほぼ全区間で自走可能(自転車に乗って走ることが可能)
Google地図中の黄色線は、基本的には自走可能だが、ところどころ深砂がある。
Google地図中の赤色線は、自走不可能で、まれに自走可能。自走不可能な区間は、自転車を押すことになる。
地図上にあるピンは、下述の各補給地点の場所を示す。

<路面状況(2013年11月現在)>
◆ウユニ~宝石の道への分岐まで
簡易舗装で走行が可能。
◆宝石の道分岐~エディオンダ湖
Canapa湖までは、ガレ場&コルゲートが続くものの、なんとか自走可能。
Canapa湖からエディオンダ湖までの区間は深砂で自走不可。エディオンダ湖が見えてきてから自走可。
◆エディオンダ湖からコロナダ湖
エディオンダ湖から標高4400mをすぎるあたりまでは走行可能。
その後ホテル分岐までは走行が難しい。
ホテル分岐から10㎞程度も走行が難しく(ランクルの轍が無限に存在)、標高4600m付近から走れるようになる。
コロナダ湖が見えてからしばらく走行不可だが、国立公園事務所から2㎞付近より走行可能になる。
◆コロナダ湖からサラダ湖
コロナダ湖よりアロタ村から分岐した別の道に合流するまでは深砂が多く、時々しか自走できない。
合流地点より道が比較的固くなり、走行が容易になる。
◆サラダ湖から舗装路合流
サラダ湖から舗装路合流まではほぼ全線で走行可能

<補給可能地点(2013年11月現在)>
◆ウユニから宝石の道分岐まで
サンクリストバル、クルピナK村、アロタ村で水・ジュース、食料(缶詰、菓子、パン)など補給可能。
サンクリストバルにはメルカドあり。
◆宝石の道
▼エディオンダ湖のホテル
ツアー客向けの高級ホテルで、僻地にもかかわらず衛星でインターネットができるらしい。(ホテル内にWIFIルータあり)
1泊US100ドル前後、水、ジュース、菓子、ペーパーは購入可能。缶詰、パンは無し。
▼エディオンダ湖とコロナダ湖の中間にあるホテル
同じくツアー客向けの高級ホテル。
宿泊は1人100ドル前後。キャンプは無料。夕食のみ、コースメニューで1人14ドル。
水は無料。スタッフに断った上で食堂へ向かう廊下にある蛇口から自由に汲める。この時はシャワーも無料で熱々のお湯が出た。(このシャワーは増室工事作業員用のようで、今後も存在するかは不明)
▼コロナダ湖畔国立公園事務所至近の集落
ツアー客向けの宿泊施設群あり。1泊35ボリ。夕食15ボリ。(スープとミートソースパスタ)
商店に鍵が閉まっている場合、国立公園事務所から見て一番手前にある宿の女将さんが鍵を持っている。
水、ジュース、ビール、ワイン、チョコバー、クラッカー、クッキー、缶詰、ペーパーなどあり。
▼サラダ湖畔のホステル・レストラン
サラダ湖畔のホステルは1泊35ボリ、朝食10ボリ、昼食10ボリ、夕食12ボリ。夕食はスープとラザニア。(たぶん毎回同じ・・・。)
レストランで水、ジュース、菓子、ペーパーが購入可能。
▼ベルデ湖畔の国立公園事務所前ホステル
おそらくツアー客向けの宿泊施設、値段は安そう。食堂あり、商店あり、チリ・ペソ使用可。水、ジュース、菓子購入可能。

<その他>
◆風
手持ちの簡易風速計で20m/sを越える強風が吹いている。基本は北西だが、宝石の道分岐付近より地形によって南西の風に変わる。(基本ほぼ向かい風)
だいたい10時30分頃より吹き始め、13時頃から19時すぎまで強風がやまない。夜は静か。朝は全くの無風。
◆ホステルのご飯
1人分小分けにして給仕されるのではなく、テーブル分まとめて運ばれるので、余ればもらうことができる。この区間では貴重な食料。
◆携帯電波
ボリビア国営ENTELの電波が飛んでいるのは、サンクリストバルまで。

<勾配について>
この区間の勾配は、OpenCycleMapあるいはBikeMapで確認できます。
最高所は4943mでした。


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【サイクリング情報】アウストラル街道(チリ・パタゴニア)

チリ・パタゴニア地方を南北に貫くサイクリストの聖地!アウストラル街道(Carretera Austral)の補給・町・宿など、サイクリング・サイクリスト向け情報をまとめます。(2014年1月~2月走破。)

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(クリックで拡大)

【走行日数の目安】

チャイテンから、オイギンスまで、僕たちは33日間で走破。
途中ラフンタ、アメングアル、コイアイケで数日の休憩を挟んでいるので、急げば1ヶ月での走破も充分可能。ただ雨が多いので、雨待ちをして良い景色をみたい場合は1ヶ月半を見たほうがいいかもしれない。
プエルトモンからチャイテンまでを自走する場合は、+4~5日かかる。
プエルトモン~チャイテン間のフェリーは常に出ているわけではないので、下調べが必要。

コイアイケには飛行場がある。空路でコイアイケに入ることも可能。
時間がない場合、コイアイケ~エル・チャルテンでも充分にアウストラル街道を楽しめる。

実質、アウストラル街道の終点は、アルゼンチンのエル・チャルテンになる。
オイギンス村から船で対岸へ渡り、トレッキング道を進み、エル・チャルテンに到着するには、さらに4~5日かかる。エル・チャルテンには飛行場がないため、カラファテの飛行場を利用することになる。
カラファテ空港へのバス(カラファテ行き途中下車)は毎日運行。バスに自転車を積むこともできる。

【補給箇所】

地図に名前が載っているような町には、大抵スーパーがある。最長の無補給区間は、コクランからトルテルまでの約100km、未舗装なので、通常4日程度かかる。
トルテルに寄らない場合でもその先のフェリー乗り場に簡単な売店がある。

通常、非常食を含めて2日分の食料があれば、問題ないと思う。
水はどこでも綺麗な沢の水が流れているので問題ない。
道端に大量に育っているナルカ(大きな葉っぱの植物)は、その茎の部分を食べることが可能らしい。が、かじったらあまり美味しくなかった。

プユアピから先、峠の手前に炭酸ガス水が湧き出しているポイントがある。

チェーン系大型スーパーは、コイアイケのみ。
コクランにもそこそこ大きなスーパーが広場の前にありいろいろ買える。

◯自転車ショップ

唯一の自転車ショップがコイアイケにある。
シマノパーツも入手可能だが、シュワルベタイヤなどツーリング用の商品はない。(SPDのビンディングペダルが選べるなど、品揃えは悪くない。ディレーラー、ワイヤーなどはシマノ製を入手可能。この後のダートに備えて、オフロードタイヤを買うこともできる。)

◯アウトドアショップ

コイアイケにノースフェイスのショップがある。アウトドアのセレクトショップもノースフェイスショップから50mほど行った場所にある。さらにコイアイケにはホームセンターがあり、ドイテのテントやガスストーブ、ODガス缶なども手に入る。

手ぶらでコイアイケの飛行場に飛んできて、このホームセンターで適当にテントと食品を買って旅にでることも不可能ではなさそう。

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(参考:コイアイケのマップ)

【路面状況】

チャイテンから40km先までは舗装。その後ラフンタまでは未舗装になる。
ラフンタからプユアピ間は一部舗装が進行中。
その先峠を越えた後からコイアイケ~セロカスティージョ村までは舗装。
その後、最後のオイギンス村までは未舗装になる。

特にセロカスティージョ以降の未舗装は、砂利が深く走りにくい場所も多い。
快適に走るなら、幅の広い(2.0以上)オフロードタイヤがオススメだ。

【宿】

僕たちが宿に泊まったのは、Chaiten, Puyuhuapi, Amengual, Manihuales(Casa de Cyclista), Coyhaique, Cello Castillo, Rio Tranquilo, Puerto Bertrand, Cochrane, O’Higginsの各集落。
これらの町には、宿があり、スーパーがあり、レストランがある。

La Funtaの町にも宿はあるけど、道路工事員が多く泊まっているため、あまり空きがなかった。(ラフンタは町の中心にキャンプ場があり、オススメ。WIFIは町の中心で飛んでいる。)

コイアイケの町は巨大で、宿も多い。値段は高め。
コクランの町は過ごしやすく、休憩には最適。

【アクティビティ&観光など】

アウストラル街道沿いには数多くの氷河がある。大抵看板が道端に立っているので、時間に余裕があれば見に行ってみることをオススメ。
オススメの氷河は、プユアピの先にあるハンギング・グレイシアとオイギンス村からクルーズ船でいくオイギンス氷河。

バックパッカーの方のお目当てはもちろんマーブル・カテドラル。ただチャリダーはその道自体が絶景

プエルトベルトランドの村ではラフティングが体験できる。
安全面に配慮してくれる良いガイドなのでオススメ。少し高いけど。

【アウストラル街道周辺の日記】

◯日記

2014年1月21日~26日 憧れの、アウストラル街道
2014年1月27日~30日 ラフンタ ~自然の中で生活~
2014年1月31日~2月2日 雨の恵みを感じて
2014年2月3日~7日 ひとやすみ
2014年2月11日~14日 アウストラル街道の本気
2014年2月15日~18日 酸いも甘いも
2014年2月19日~23日 終着の地へ
2014年2月24日~25日 山道を越えて

◯動画

vol28 アウストラルスタート!の前に、温泉と名物オヤジ
vol29 最高の天気でスタート!
vol30 iPadから編集してみたアウストラル街道2日目
vol31 アウストラル街道3日目、雨降りやまず。
vol32 “自転車乗りの家“?
vol33 でっかい町、コイアイケへ
vol34 アウストラル街道後半戦スタート
vol35 エメラルドグリーンとスカイブルー
vol36 続・アウストラル街道の真髄
vol37 真っ青!マーブル・カテドラル
vol38 クロネコキャンプ場~
vol39 幸せのキャンプ場
vol40 パタゴニアをラフティング!
vol41 とんでもない迂回路
vol42 アウストラル街道もいよいよ佳境へ
vol43 一日雨に降られ…
vol44 最後の村へ
vol45 氷河の氷でウィスキーを
vol46 山道を超えろ!


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