南アジア」カテゴリーアーカイブ

エベレストベースキャンプトレッキング3

3日目

今日は高度順応のためナムチェでもう一泊。起きて窓の外を見てビックリ!雲が多かった昨日はまわりがこんな景色だとは想いもしなかった。

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シャワー
朝はトレッキングに出発して初めてシャワーに入って(450ルピー)さっぱり。お湯の温度は問題ないけれど、水圧がないから体は温まりにくい。出てからも寒いからすぐにダウンを着ないと。

洗濯
フロアには普通に洗面台がある。そこから出る水はキンキンに冷えている。なので、こっそりシャワーで洗濯も済ませてしまった。屋上に干場があって助かった。このあたりにはほすところがあまりなく、現地の人も屋根や地面に置いている(干している)のをよく見かける。ウールの靴下など、日中乾かなかったのは、夕方から焚いてくれる薪ストーブのまわりに置いておけばすぐ乾く。

買い物
ゆうにはうれしいたくさんのアウトドアショップ。カトマンズとポカラのようにニセ物も多数だけれど、正規店もいくつかある。外界とそこまで値段が変わらなかったり、「sherpa」というブランドはカトマンズ店より安いものが多かった。トレッキングにきてまだ3日目だけれど、この寒さなので標高が上がると今の装備で耐えられるのか心配になり、ゆうはダウンベストを購入。正規品ね(Rab)。

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あとは行動食や予備としてかぜ薬を購入。スニッカーズは外界と同じ70ルピー!薬は10倍近くしたので、あらかじめ多めに持っていたほうが◯。

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(ワイワイ(麺)とスニッカーズはここで。あとはカトマンズで。)

今のところ、二人とも高山病の心配はなさそう。明日はまた出発!

使用金額:8,770ルピー(2泊分精算)

(この記事は、2014年11月20日の出来事です。)


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エベレストベースキャンプトレッキング4

4日目
Namche Bazaar(8:00) ~ Tyangboche(13:40)

宿を出る前にオーナーに挨拶すると、
「Tyangboche タンボチェに行くなら、ここに泊まるといいよ。僕の奥さんが働いているんだ。」
と今日の目的地の宿を紹介してくれた。

ナムチェのはずれで、ガイドひとりを連れた日本人ご年配夫婦に出会った。このご夫婦はここからすぐの Syangboche シャンボチェまで行って帰るそうだ。ご夫婦のゆっくり登る姿と笑顔はとても心の温まるものだった。

道は初めのうちはなだらかめにアップダウンを繰り返す。山々がワイドに見えてとても気持いい!それに雪山にストゥーパ(仏塔)とタルチョはステキな組み合わせ。なお「エベレストベースキャンプトレッキング」らしい景色に思える。

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ここで、うまれてはじめて、エベレストを目にする!!あれか!!
まわりにいた他団体のガイドさんが「あれだよ~」と教えてくれたのだ。

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人が前後にいたり、ゾッキョやヤクが通ると砂埃がたつのでマスク(ずっと日本から持ってきていた。質は良くないがカトマンズでも売っていた。)をつけるのがいつものスタイルになってきた。登りが続くと苦しいのだけれど。欧米人や現地の人はバフなどで口元を覆っている。「マスク」をしてる人は日本人くらい?

ベーカリーを見つけたので、お昼ご飯用にドーナツを買っておいた。
「ここ2、3日は天気がよくなかったけれど、今日はいい天気よ。」
と、お店のおばちゃん。確かに前日まで午後になると、雲が多かった。ナムチェが寒かったのは天気が悪かったせいなのかもしれない。

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今日も最後の登りがきつい!

まだまだかと思っていたら、タンボチェに着いたようだ!立派なゴンパが迎えてくれ、今日の達成感をいっぱいに味わえた。

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ここは標高3867m。すでに富士山を越えているのに、こんな立派な建物があるとは。これを建てたシェルパやネパーリーたち、すごい。

宿:Tyangboche Guest House(ツイン200ルピー)
ご飯はおいしいが、ボリュームはない。翌朝、水が凍るほど寒かったが、手洗水の入ったタンクにお湯が入っていて感動した。屋内にあるトイレもきれい。
使用金額:2,390ルピー

(この記事は、2014年11月21日の出来事です。)


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エベレストベースキャンプトレッキング5

5日目
Tyangboche(8:25) ~ Dingboche(14:00)

歩き出してからも、まだ太陽が山の陰にかくれているせいでひんやりと空気は冷たく、手先もなかなか温まらない。やっと太陽が出てきた!

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太陽のまわりは不思議…雲が虹色に見える!まわりのトレッカーも珍しがって見ていた。

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(下:ヘリコプターみたいに見える不思議な雲)

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(左上:壊れた橋。迂回路ができていた。下:2つこぶの山は Ama Dablam アマダブラム。これに登頂する人もいるようだ。)

後半は森林限界に入っていき、比較的なだらかな土地が広がったところを進んでいった。日本だと標高がたかいと狭い登山道だったり、尾根を歩いたりというイメージだから、4000m付近でもこんな広がった土地があるんだとちょっと驚いた。日本とはやはり規模が違うのだ。

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今日、さすがに二人とも頭痛を感じ始める。なんだか体も重く感じる。それでも、いつもよりゆうは元気で早足で先を行っていた。

Dingboche ディンボチェはまた大きな集落だった。年々トレッカーも増えているためか、新しい宿、建設中の宿もある。またここで高知順応のため2泊する予定なので、いい宿にしようとさやさんも一緒に3人でいくつかまわってみた。結果的に良い宿を見つけることができた。

見事にに焼けた夕陽も美しい。

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宿:Green Tara Guest House(部屋代無料!)
隣にベーカリーカフェがある。この宿がABCも合わせてトレッキング中で一番良かった宿。宿代はご飯をここで食べれば無料としてくれ、その上ご飯代も良心的でおいしい。おすすめはパンケーキ。他のところだと、チャパティに近い薄いものが出てくるけれど、ここはちゃんとゴールデンブラウンに焼けた厚めの「パンケーキ」。各部屋(ツイン)にトイレもついている。

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使用金額:140ルピー

6日目
朝目を覚ますと、トイレのタンクに入った水(手桶ですくって流す用のもの)の上の方は凍っていた。もう朝晩はマイナスになるほどグッと冷えるのだ。

今日はのんびり、高度順応の日。朝、欧米人がパンケーキをほとんど食べずに残していたので、彼らが去った後、ちゃっかりいただいてしまった。

からだを慣らすために、ディンボチェからすぐ近くの丘(Nangkartshang Peak。最後まで登れば5000mほどまで行ける!)にちょっと登ってみることにした。同じく高度順応目的の人も多く、既にたくさんの人が登りはじめていた。

ザックは宿において、水やカメラくらいしか身につけなかったのに、体が重いこと。。結局、今日は軽い運動程度でいいや、ということで一時間ほど登っただけで降りてきてしまった。けれど、丘から見た景色はディンボチェからではわからない、広大な景色だった。

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宿に戻ると、洗濯。水がとにかく冷たくて洗剤も全く溶けないので、お願いしたらお湯を少しもらえた。ちょっと前に洗濯していたベルギー人の男性は、「Too cold!!」と言いながら水で素手で頑張って休み休みこなしていたけれど。

夕飯はこのABCでははじめてダルバートを食べてみた。クリーミーでやさしい味でおいしい!もちろんおかわりは好きなだけ。そのかわり500ルピーと他のものより少し値が張るけれど、これでおなかいっぱい食べられるのでコスパは最高だろう。何より「Dal Bhat power, 24 hours!」と誰もが口を揃えて言う。

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使用金額:6,240ルピー(2泊分精算)

(この記事は、2014年11月22日から23日の出来事です。)


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エベレストベースキャンプトレッキング6

7日目
Dingboche(8:40) ~ Lobuche(14:00)

出発してすぐのアップダウンがきつい。でも、ちょっと登ればしばらくは台地が広がったなだらかな道のりになった。それでも高度は4500mまできているので、調子に乗らずゆっくりと登らないと

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追い越されたり、追い越したりする欧米人団体はみんなナムチェから会ってきた人たち。高度順応の休憩日もみんな同じように取るみたい。私たちを覚えてくれていて、「調子はどうだ?」「今日も最高だ!」などと挨拶をしてくれる人も。

一度川を渡ると、お昼休憩。そこから先の登りが見えて驚き!!え?あれ登るんだよね!?はるか上の方で人が米粒になっているのが見えてしまった。

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ゆっくりと登りを進めていくと、タルチョがあらわれて峠が一区切り着いたことを知らせてくれた。このあたりに並ぶストゥーパはすべてエベレスト登山で亡くなったシェルパたちのお墓。本当にここにはエベレストに挑戦する人々が通り、様々なドラマがあったんだなぁ。。とちょっとしんみりしてしまった。

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今日はヘリが4、5回往復していることに気づいた。この先は救助を求める人が増えるのだろう。私たちは無事に自力で降りておられますように。

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(日に日にワイルドになっていく景色)

Lobuche ロブチェの集落が見えるとひと安心。

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夜は今まで一番の寒さ!歯磨きの時、チタン製マグに水を入れたそばから水は凍っていった…

宿:Abobe the Cloud Lodge(部屋代無料!)
場所は少しわかりにくく、集落を奥に進んで左手のロッジの間の道を入っていく。オーナーのおばちゃんは日本語もわりとペラペラで、私たちが日本人でガイドポーターなしとわかると、日本語で「えらいね!宿代タダにしてあげる!ダルバートもまけてあげる!」と。でもご飯は全体的に高めかも。いままでの宿では夕飯時に温かいおしぼりが出ていたが、ここから出なくなった。
すぐ日陰に入って寒いが、毛布はお願いすればチャージ無しで2枚貸してくれる。

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(右:陽が陰ってくると薪ストーブを焚いてくれる)

使用金額:3,400ルピー

(この記事は、2014年11月24日の出来事です。)


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エベレストベースキャンプトレッキング7

8日目
Lobuche(9:00) ~ Grak Shep(12:00)

高山病のせいか朝は少し頭痛があり、おなかの調子も良くはない。扁桃腺が腫れている感じもした。ゆうもさやさんも体調は万全ではないようだ。朝ごはんはヌードルスープの麺をお米にしてもらった。宿のおばちゃんも「おかゆ」という単語を知っているみたい。

今日の行程は短いとわかってたこともあり、ゆっくりの出発にして皆ストーブのまわりで温まる。その間おばちゃんは売り物にするという帽子を編みながら、いろいろ話してくれた。もうオフシーズンになってきたので、宿は雇ってる人に任せ(冬の間も閉めることはないらしい)、自分は来週にはカトマンズに帰ると。それから、今はヤクなどの動物は食べるために殺すことはないようだ。

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寒い中出発すると、しばらくはなだらかな道。ちょっと急坂を登ると、谷間に広大な氷河が広がっていた。その規模の大きさ!荒々しさ!ここは地球という「星」なんだ。

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Grak Shep ゴラクシェプ到着!目当てのブッダロッジは1室しか空いておらず、私たちはここに、さやさんは隣の宿に泊まることになった。

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さやさんも私も行程は短くても結構疲れていたけれど、ゆうは元気でひとりでKala Patthar カラパタールへ登りに行ってしまった。ゆうみたいに、1日でロブチェからカラパタールへ行って、翌朝EBCまで行きそのままゴラクシェプを過ぎて下る人もいるようだ。でも、私たちは2泊するつもりでいたので、明日どちらか行ければいいと考えていた。

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夕飯時、宿は満室で狭い食堂もギュウギュウでドアや窓も閉めきって薪ストーブを焚いているので、空気が悪い。なので早めに食堂を退散。部屋に戻ると、私は悪寒や関節の痛みを感じた。なんだかまずい気がする。

案の定、のどが痛くて夜中に息苦しくなって熱を測ってみると38.2度。どうしよう。もしかして明日、ヘリを呼んで帰らなきゃいけないのか…ここまで来てベースキャンプまで行けないのか…そんな考えが頭をよぎったり、息苦しかったりで眠れなくてこの夜はとても長かった。

宿:Budda Lodge(ツイン300ルピー)
ガイドブックには部屋代無料と書いてあったが、今はゴラクシェプではどこも部屋代を取るらしい。ご飯は少し安く、味はまぁまぁ。部屋は2階でしっかりとした石造りのせいか、ロブチェほど寒くなく、2、3度くらい。寝るときに足元を温める方法は、ナルゲンがあればそれにお湯を入れてもらい、タオルを巻いて(または靴下に入れる)寝袋に入れて湯たんぽ代わりにする。

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9日目
今朝は風が強く、部屋からも旗がはためく音がしていた。

起きて熱を測るもまだ37.8度あった。ゆうとさやさんに体調を相談すると、さやさんも頭痛がひどく体調が悪いということで今日は一日休息して様子を見ることにした。

実はさやさんはお医者さんでしかも英語も堪能。「antibiotic 抗生物質を飲むと早く治るんだけど」と教えてくれたけれど、あいにく私たちは持ちあわせていなかった。すると、さやさんは近くにいた英国人に聞いてくれた。
「antibio持ってない?」
「持っているよ、もう僕らは下山するだけだからあげるよ。ちょっと待ってて!」
ラッキーなことに抗生物質を手に入れることができたのだ。Thank you so much !!

しかもさやさんは「ビタミンは良いから」と私たちに宿で売っているりんご(高いだろうに)を買ってくれた。本当にいろいろありがとう。

今晩は食堂が混みあう前に夕飯を採り、より早めに就寝。明日は3人でEBCに行けますように。

(この記事は、2014年11月25日から26日の出来事です。)


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エベレストベースキャンプトレッキング8


10日目
Grak Shep(9:00) ~ E.B.C.(11:30) ~ Grak Shep(15:30)

朝、熱はすっかりさがってトレッキングにも行っても問題無さそうな調子だった。けれど、逆にゆうのほうが鼻風がひどくなってしまったようだ。さやさんは少しは良くなったよう。3人とも、いつまでも休んでいるより今日ベースキャンプまでさくっといって(さくっといけるもんでもないけれど)帰ってこようという、意見となった。

昨日、同じ宿に来た日本人カップルと朝挨拶すると、「疲れてあまり眠れなかった」と。そう、やっぱり標高が高いと酸素が薄いため、よく眠れない人がほとんど。それに欧米人も咳き込んでいる人が多いように思える。この状況ではなかなか体調管理が難しい。

3人とも準備をして9時頃出発。宿にザックは置いて、水と行動食くらいの最小限の荷物のみで。
「昨日より風ないね」
さやさん「きっと神様が私たちの味方をしてくれているんだ!」

間もなく、地面が半透明になった。氷の上だ!ちょっと下が見える…。氷は分厚いので割れることはなさそうだけれど、ツルツルしていて転びそうで慎重に歩く。

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その脇のほうで、宿のスタッフらしき人が氷を割って持ち帰っている様子が目に入った。どうやらこれを「水」にしているらしい。そういえば、どの宿でも「チソパニ(冷たい水)」と言えば水がもらえるのだけれど、ここの宿ではその水に不純物が含まれていたのはそういう理由からかも知れない…

ベースキャンプまでの道のりは、岩場が多くベストな道がわかりにくい。私はだいたいハット型の帽子をかぶっていたけれど、寒いと思い最近毛糸の帽子にしていた。しかし、陽射しが強くサングラスをしていても眩しいほどなので、やっぱりつばが付いてるハット型が良かったかもと思った。

今日の最初のほうでは見えなかった、Top Of The World エベレストが顔を出した!!ベースキャンプまであと少し!!

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ベースキャンプ到着!!「ついに着たね!!」
たくさんのはためくタルチョが待ってくれていた。

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タルチョ、多くの石に人々の名前やらが残されている。もっと広い平らな土地が広がっているのかと思ったけれどそうではなかった。4月~5月、9月~10月のシーズン中に来ればエベレスト登山隊のキャンプも見られるようだ。

「E.B.C.」ここが私たちの今回の旅のクライマックスと言ってもいいかもしれない。それは世界の頂点に一番近づいた瞬間だった。なんとも荒々しい、wideでwildなworldだ

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無事ここまで自分の脚で来ることができて本当に良かった!

私たちは30分くらいここにとどまり、写真を撮ったり眺めたり、E.B.C.を味わっていた。風がだんだん出てきて、立ち止まっていると体が冷えてきてしまうけれど。この場を離れることになったのは、先にこの場を去ったガイドさんが戻ってきて私たちにSOSを求めてきたからだった。

E.B.C.の手前で日本人カップル(同じ宿だったカップル)が体調を崩したところを介抱しているが、彼らは英語がよくわからないらしく、私たちに通訳をしてほしいという趣旨だった。ゆうが先に飛んでいって、さやさんと私はあとから追いかけた。さやさんはその彼女の様子を見てくれたり、介抱してくれたガイドさんや欧米人と話してくれた。さやさんがいて本当に心強かったと私も思ってしまった。幸い、かなり重症というわけではなさそうだけれど、介抱してくれた欧米人(実は有名な登山家らしい)がトランシーバーでヘリをこの場に呼んでくれ、彼らは救助されカトマンズへ向かった。すぐヘリを呼べる人とすれ違い、さやさんがいたり、多少面識のあった私たちもいたり、日本人カップルは不幸中の幸いだったと思う。そして、同じ日本人として登山家一行には感謝の気持が沸き起こった。(あとで彼らから連絡があり、元気に回復したようだった。)

そんなこんながあったけれど、私たちは無事にゴラクシェプまで戻った。しかし、さやさんもゆうも頭痛がひどくなり、かなり疲れも出たようだ。二人の様子もちょっと心配。明日はカラパタールへ行けるかな。

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使用金額:12,900ルピー(3泊分精算)

(この記事は、2014年11月27日の出来事です。)


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エベレストベースキャンプトレッキング9

11日目
Grak Shep(9:20) ~ Kala Patthar(11:45) ~ Grak Shep(12:35) ~ Tukla(16:25)

夜中、ゆうは鼻水がひどくあまり眠れなくて朝は頭痛もひどく、カラパタールへ登ることに迷っていた。一方、さやさんは頭痛、吐き気がひどいのでカラパタールに登らず、下ることを決意したようだった。おかげさまで私だけはすっかり元気だった。

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(朝から救助のためのヘリが数台度々来ていた)

カラパタールに行ってみたいけれど、ひとりで登るんだったら諦めてもいいかな。でも、ゆうと相談して、カラパタールで一緒に写真が撮りたいということで二人で登ることにした。そして、今日はTukla トゥクラまで降りることを目標に。

出発はちょっと遅れてしまった。登り始めと、頂上が近づいたあたりは傾斜がきつかったけれど、あとはなだらか。中盤、5000mを越えてきても苦しさはまるでなく、風が心地よく、日本での登山でもあまり感じたことないくらい、山って気持ちいいと感じた。ここ最近のうちで今が絶好調!まだまだ行ける!今度6000m級の登山にチャレンジしちゃおうかな。とさえ、思ったくらい。クライマーズハイ…?

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(ゆうは鼻詰まりで息が苦しそうだった)

そして、カラパタール頂上!!エベレストはE.B.C.よりもよく見る!!
晴天でヒマラヤ連峰もバッチリ下の氷河も壮大だ。やっぱり来て良かった◎

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(下:ほぼ中央の奥の黒っぽい山がエベレスト!)

頂上には他のトレッカーたちも嬉しそうにたくさんシャッターを切っていた。だけれど、頂上だからより感じるのか一段と風が強くなってきたように感じた。今日は昨日は眩しかったのでさやさんの真似をして、レインウェアのフードをかぶってその上にハットをかぶった。陽除けも風除けもできてなかなか良かったかも。

下山中、カトマンズで出会った岡さんに遭遇。私たちの2日後にカトマンズから出発するとは聞いていたけれど、まさかこんな道中で会えるとは!お互い気をつけて、また!

昼食は宿で。Fried Potatos (じゃがいも炒め)を注文。これがおいしかった!今まで、Fried Rice や Fried Noodle やダルバートなどいろいろ食べてきたけれど、このあと Fried Potatos はどこも安定したクオリティだと判断し、よく食べることになった。

食べ終わって少しだけ休憩すると、3日ぶりにザックを背負って下りに入った。久しぶりに背負うと重く感じる…

15時を過ぎて、陽陰に入ってくるととても寒く感じた。
「マイナス1度だ!」
温度計をつけているゆうが叫んだ。ナルゲンボトルに入った飲水がまわりから凍っていた…そりゃマイナスだわ。

ロブチェを過ぎて、さらに下って行くところ。谷間に陽が沈む前、一番美しい時間帯を見ることができた。光芒、山々。うっとりする美しさだった。

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今日は長丁場。やっとトゥクラの宿にたどり着くと、先に到着していたさやさんが外に出てきて迎えてくれた。標高が下がり、さやさんは頭痛から開放されたようだった。

お昼は5550m、宿は4600m。いや~下った下った!!

宿:Yak Lodge(ツイン200ルピー)
食前も食後もストーブのまわりにずっといた私たちにスタッフは嫌な顔せず、やさしくしてくれた。寝る部屋は寒そうに感じたが意外にそうでもなかった。

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使用金額3,250ルピー

(この記事は、2014年11月28日の出来事です。)


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エベレストベースキャンプトレッキング10

12日目
Tukla(8:50) ~ Tyangboche(15:15)

標高がだいぶ下がったせいか、二人とも最近のうちではよく眠ることができた。ロブチェ、トゥクラは周りは山に囲まれていて陽が当たる時間が短く寒い。7時にようやく陽が当たり、暖かくなってきた。

昨日の夕方眺めた谷間は今日見ても神秘的で美しかった。

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しばらくは比較的なだらかな下りで歩きやすかった。3人の会話もいつもより弾んでいたかも。

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(川、小川の水は凍っている。右:鳥のようにかわいらしい。)

Periche ペリチェに着くとシェルパたちが集まって、ボードゲームを楽しんでいた。商品の種類もだいぶ増えてきた。

このあたりでは薪ストーブの主な燃料はヤクたちの糞。平べったく叩いて干して、冬越のためにたくさん保存してあった。

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(ベニア板を運ぶのは高くつくそう。横切ると「フンンッ」と息をづかいが聞こえてくる。)

タンボチェへは最後登らなくてはならない。行きは下ったところだけれど、こんな急な道だったかな。最後の最後がきつかった。

以前タンボチェに来た時と同じ宿へ。女の子のスタッフに挨拶すると、5秒後くらいに私たちのことを思い出してくれた。

ダイニングで3人で談話していると、日本人男性、梅本くんがあらわれた。彼はなんとなくこの宿に入ったとのことだった。こういう出会って本当におもしろい。

宿:Tyangboche Guest House(ツイン200ルピー)
食事の値段もだいぶ落ち着いてきたので、たまには違うものをとモモ(400ルピー)を注文。

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使用金額4,890ルピー

13日目
Tyangboche(10:00) ~ Namche Bazaar(14:20)

これからゴーキョに向かう梅本くんと別れを告げ、出発前にゴンパに寄ってみた。インドラダック以来のゴンパだ。国は違えど、やはりチベット文化。建物、装飾、お坊さん、、それらはラダックのものと何ら変わりはない。文化って根強いもの。国境は支配する人間が引いたもの。改めてそう思えた。

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タンボチェからの景色は3人とも気に入ってしまい、ここを去り難く感じた。

前半は下りがメインだったけれど、ナムチェが近づくとアップダウンを繰り返す。あれ?まだだっけ?と似たような道を繰り返し通った。14時をまわると、雲が竜のように(さやさんの発言を拝借)谷間を進んで入ってきた。と同時に冷え込んできた。登りでナムチェに到着した時も雲がかかっていて寒かったのを思い出した。

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前回も泊まった宿に着くと、あのお父さんが迎えてくれた。私たちの他に少人数の1グループしかいなくて、シーズンオフらしさを感じた。

インドのレーで出会った夫婦が宿を訪ねてくれ(事前にFacebookでやりとり、ゆうはネパールのSIMをもっているのでちょくちょく通信はできていた)一緒にナムチェベーカリーに行くと、また新たに日本から休暇で来たという夫婦に出会った。久しぶりに大人数で日本人と一緒になって話せるのってやっぱりうれしい!あっという間に夕飯の時間が近づき、それぞれの宿へ戻っていった。

宿:Green Tara Resort(ツイン200ルピー)
使用金額2,870ルピー

14日目
今日は出発を気にすることなくのんびり起きた(私は8時に起床)。

陽が当たって暖かくなると、10日ぶり!?にシャワーを浴びた。シャワーの水圧が弱めで快適!とまではいかないけれど、からだも気分もスッキリ。髪もペタペタしていたりで洗面所の鏡で自分を見るのが怖かったけれど、もう安心してみられる!(笑)

洗濯を済ませて、明日以降のGokyo ゴーキョに向けて買い出し。ナムチェに帰ってきた大きな理由はこれ。ゆうは鼻水は治まってきたものの今度は咳に変わってきてしまったので、咳止めのシロップを購入。500ルピー。薬は高い!けれど仕方ない。前回も書きましたが、よく咳をしているトレッカーがいるので、風邪薬や咳止め薬などはカトマンズから多めに用意しておくことをおすすめします。

スーパーの値段例:コーラ500ml 150ルピー     ワイワイ 40ルピー
              ココナッツクッキー 40ルピー  スニッカーズ 70ルピー
              プリングス 350ルピー      トイレットベーパー(一番安くて) 100ルピー

今日もナムチェベーカリーで時間を潰す。レモンチーズケーキを二人で食べてみる。カトマンズのHungry Eyes のチーズケーキより全然おいしかった。

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夕飯には、さやさんはローストチキン、ゆうはチキンカレーを食べて活気づけ(私は普通のカレー)。この宿のご飯は何でもおいしい!カレーはネパールで食べた中で一番かもしれない。

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(下:シェルパ料理のひとつ、Rildu 。醤油系スープの中にマッシュポテトのお団子が入っている。なかなかおいしいかった。)

使用金額8、150ルピー(2泊分精算)

(この記事は、2014年11月29日から12月1日の出来事です。)


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エベレストベースキャンプトレッキング11

15日目
Namche Bazaar(9:00) ~ Phortse Tenga(13:40)

今日からゴーキョに向けて出発。さやさんはここから下るプランだったので、二週間行動を共にしてきたけれどここでお別れ。本当にたくさんお世話になりました!ありがとう!!

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(近くの集落から登校する子どもたち)

記憶にあたらしい道を進んでいく。1時間くらいはタンボチェへ行く道と同じ。そこから分岐すると、登りが続くようになった。

途中、ひと休憩中の日本人男性二人と日本語ガイドさんのグループに追いついた。そのガイドさんはとても陽気な方のようで、「今日は素晴らしい眺め。あの雲が何とも言えないね~」と日本人らしい表現も使っておしゃべりしていた。また、道を塞いでたヤクを追い払いながら「ごめんなさいね、ソーリーソーリ、安倍総理!」なんてジョークも飛ばしていた…日本語ができるガイドさんを雇うのは高くつくそうだが、ちょっと楽しそうだなと一瞬思ったり。

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思ったより早く着いた Mong La モンラでお昼休憩。そのガイドさんにおすすめしてもらった宿に行ってみたけれど、ご飯は高かったのでワイワイを食べて Black Tea だけ注文。オーナーの男性はちょっと気品のある方で、向こうから私たちのルートを尋ねて、おすすめのビューポイントを教えてくれてとても親切にしてくれた。

そこでワイワイを食べていると、子猫が寄ってきて私たちが落としたカスを食べる。袋に残った細かいのをあげるともっとちょうだいと、ミャーミャー鳴いてきた。久しぶりにかわいい猫に癒やされた。

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ここに泊まるのも一般的のようだけれど、私たちは先にE.B.C.まで行ってきたため、高度順応は必要ないので、先に進むことにした。そこから40分ほど下って今日の宿へ。宿泊するトレッカーは私たちだけのようだ。陽の当たる角部屋にしてくれ、15時くらいまではシャツ一枚、裸足でいられるほど暖かかった。

宿:Phortse Tenga Guest House
ポルツェ・テンガに宿泊するトレッカーは少ないようで、宿もひとつしかない。初めはスタッフは無愛想に感じたが、若いお姉さんはわりと気を利かせてくれた。

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使用金額3,180ルピー

16日目
Phortse Tenga(8:35) ~ Machermo(14:00)

しばらく歩くと、谷間のためあまり陽が当たらないのでいくつもの小さな滝は凍っていた

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Dole ドーレを過ぎると木々はなくなり、視界が開けた道になった。対岸のルートは崖に細く道が刻まれているだけで歩きにくく危険そうに見える。こっちのルートで良かったと思ったけれど、先をみればこっちも似たような道なのかも…

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今日の行程は長く感じたけれど、Machermo マッツェルモに無事到着。ここは大きな谷間で、宿が10軒近くもある。なるべく先のほうの宿にしようと橋を渡り進んでいくと、、岡さんが石垣から顔を出して手を振ってくれていた!数時間前に二人で「岡ちゃんと今日くらいすれ違うんじゃないかな」と話していたのだった。岡さんはゴラクシェプで会ったあと、ナムチェまで下らずCho-La La チョラ・パスを越えてゴーキョに行き、今日ゴーキョから下ってきたようだ。せっかくなので同じ宿に宿泊。

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岡さんも咳でつらそうにしていた。E.B.C.トレッキングではみんな何かしら体調を崩しているように思えた。それでも、19時過ぎに就寝するまで食堂で談話を楽しんだ。

宿:Yeti Lodge(ツイン200ルピー)
ご飯が全体的に安かった。ポルツェ・テンガでは全然トレッカーがいなかったのにこの宿では食堂がちょうど埋まるくらい人がたくさんいた。

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使用金額3,050ルピー

17日目
Machermo(8:15) ~ Gokyo(11:30)
Gokyo(14:20) ~ Gokyo Ri (16:30)~ Gokyo(18:20)

最近の中では今日は早めに出発。岡さんとナムチェで再会の約束をして、お互いの道を進んだ。毎回思うが、歩き出しの登りは辛い。

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(左上:マッツェルモを見下ろして)

川に近づいて橋を渡ると、あとはゆるやかな登り。

地面に今までとは違う色が見えてきた!それは湖の青陽射しを浴びてキラキラ輝いている。今日もいい景色に出会えた。

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ゴーキョに着いたのはお昼前。岡さんに聞いたおすすめの宿に決め、お昼にフライドポテトを食べて少し休憩。その後、夕陽を見るため、ゴーキョ・ピーク(5360m)を目指した。

私も疲れがたまっているせいか、カラパタールではあんなに平気だったのに息が切れ切れ。

頂上に着いたのは16:30。エベレストは今までで一番よく見えるかも!

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次第にまわりが焼けてくる。おまけに月もエベレストのすぐ近くに。赤く焼けたエベレスト美しい。ここまで来た甲斐があったものだ。しっかり目に焼きつけた。

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下り始めると薄暗くなってきたので、ヘッドライトをつける。驚いたことに欧米人はライトの準備をしていなかったらしく、明かりなしで下ってきていた。満月に近いため、目が慣れれば月明かりで見えるのかもしれないけれど…ライトは必須です。照らしていても見える範囲が狭く怖くて、普段から下りが苦手な私はいつも以上に慎重にゆっくり下ったので、あとから下ってきた全員に追いぬかれてしまった…

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すっかり暗くなった18:00過ぎに宿に戻った。普段は夕食を食べ終わってストーブで温まっている時間帯だ。今日はたっぷり歩いてお腹も空いたので、二人ともダルバート!

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宿:Lake SIde Lodge(部屋代無料!)
本当に湖のすぐそば。早く到着できたので、角部屋で眺めの良い部屋にしてくれた。ちょっとだけ日本語を話すスタッフがいて、日本人を歓迎してくれる雰囲気だった。宿代ははじめ「200ルピー」と言われたが、「友達がすすめてくれてフリーだと言っていた」と伝えたら無料にしてくれた。夜中もそれほど冷え込まず、いつも通り寝袋に毛布を一枚かければ十分だった。

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使用金額3,650ルピー

(この記事は、2014年12月2日から4日の出来事です。)


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エベレストベースキャンプトレッキング12

18日目
Gokyo(8:55) ~ Mon La(15:55)

昨日、ゴーキョピークに登るまで迷っていることがあった。この先の Cho Oyu チョー・オユー方面に進むと、エベレストが上から下まで一望できるビューポイントがあり、何人かの宿のスタッフからおすすめされていた。しかし、私たちはゴーキョピークからの景色に大満足して、「有終の美」となった感はあったので、あとは下ることにした。

ともすると、今日からもう下るだけE.B.C.トレッキングだけではなく、この旅自体もあとはひたすら帰り道という気がしてきた。なんだか寂しさも出てきた。

ゆうが先に出発の準備を終え、会計を済ませて私を待っている間に宿のおじさんがブラックティーをサービスしてくれた。私が来ると私の分もくれた。貴重な水なのになんてありがたいこと!

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湖の美しさが名残惜しく、振り返りながら進む

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今日はできるだけ下ってしまいたい。しかし、下りでも結構疲れる。ポルツェ・テンガまででもいいのだけれど、あそこの宿は寂しかったので、モン・ラまで行くことを目標にした。そうすると、最後の1時間くらいは登りになる。辛そうだなと思っていたものの、登り始めると二人とも意外と登れてしまった。

16時前にはモン・ラに到着。宿は4、5軒あるけれど新しそうできれな宿を見つけられた

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(雲海がきれいだったので撮影するゆうを部屋から撮影)

夕食時に食堂へ行くと、宿のお母さんの子どもが寄ってきた。私が持っていたトイレットペーパーケースが気に入った様子でチャックを開け閉めして遊びだした。その様子をデジカメで撮っていると「貸して~」という感じだったので渡してみると、パチパチ連射しまくり。そのうちペーパーケースを投げたり、自分のおもちゃも辺りに投げつけたりし始めた。ずいぶんわんぱくな女の子だな~

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窓から見えるアマ・ダブラムと月がきれいとゆうと話していたら、その子も指をさして「アマ・ダブラム!」と。さすが山の名前知っているのね。

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夕食後、お母さんとトレッカーのフランス人と談話。子どもはまた寄ってきてトイレットペーパーケースで遊びだした。私がお母さんに「She likes this ! 」と言うと、「No! He is a boy !」だと!髪を2つに結いているのでてっきり女の子かと思っていた!フランス人も驚ている。

お母さん曰く、宗教的な理由で子どもは5歳まで髪はきらないそうだ。道理でわんぱくな訳だ。男の子はトレッカーたちが座るところに上がり、立って何度もジャンプしていた。

またお母さんの話で、夏はオーストリアで働き、夫は立山で働いているそうで夫婦は年間2ヶ月しか会わないそうだ。自分がネパールを離れるときは子どもはお兄さんに預けるそうだ。シェルパは働き者だけれど、こうでもしないと食べていくには大変なのだろうか。きみは元気に育ってね!

宿:View Point Guest Lodge(ツイン200ルピー)
ところどころにおしゃれ感があり、明るくきれい。窓にお花が飾ってあったのは初めて。マグカップも他の宿はプラスチックや耐熱ガラスなど単にシンプルなものだったが、ここはかわいい陶器だった。

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使用金額4,100ルピー

19日目
Mon La(8:50) ~ Namche Bazaar(13:00)

ナムチェへの道は往復入れると今回で4回目になるので、Khumjung クムジュンを通る道を選択した。クムジュン手前からは登りになる。開けたところに出ると、クムジュンだ。ここはシェルパのふるさと。山の宿を経営している人々の実家は大半がここにあるそうだ。人々がのどかに暮らしている風景が目に入り、今までの集落との違いを感じた。

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ここからまた少し登り、日本人ツアー客がよく行くという Everest View Hotel に向かってみた。ゆうは事前にチャリダーのよしさんと連絡を取り合っていて、今日ナムチェ方面からここに来ると聞いていたからだ。すると、ちょうど反対側からよしさんとお友達が!なんていいタイミング!

みんなについて行き、そのホテルでお茶をする。うっ、高い!!二人分のホットチョコレートで350ルピー。日本から来たツアー客も2団体ほどいた。ここまでヘリでエベレストを見に来るようなお客向け、高級志向なホテルなのだ。

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その後、私たちは空港のあるシャンボチェを通りナムチェへ。3回目となると、ちょっと家に帰ってきたような気分で安心する。

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今、岡さんとタンボチェで会った梅本くんもナムチェに来ているということで、お決まりのナムチェベーカリーで再会。このベーカリーで無料でチャージができるし、Wi-Fiサービスもあるし、なかなかいい。

今回の宿は、前回のGreen Tara Risort のオーナーの奥さんの姉妹が経営しているという Sakura Guest House にした。前回滞在した時に、グリーン・タラのオーナーはもうじき息子の大学の卒業式のためにカトマンズへ帰ると聞いていて(ルクラまで歩いてカトマンズまで車で帰るの?と聞いたところ、「ここからヘリコプターだよ!」と笑って返された。なんとリッチな!日本人ツアー客がヘリでシャンボチェへ来てその帰り便で地元の人は安く帰れるそうだが。ネパールの富裕層は山小屋経営者なのかもと思う。)、宿を早めにしめたい雰囲気を感じていたし、サクラの方が安いと岡ちゃんから聞いていたからだ。

宿:Sakura Guest House(ツイン200ルピー)
シーズンオフだからということで、トイレ付き(シャワーもあるけど水しか出ない)、電源つき(充電し放題)の部屋を200にしてくれた(普段はいくらかわからないけど…)。十分きれいで木を多く使っていて落ち着ける雰囲気。ご飯も(グリーンタラより)お手頃価格。

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使用金額1,440ルピー

20日目

ナムチェでおなじみの休息日。シャワー(300ルピー)を浴びて洗濯をする。

同じ宿にチャリダーよしさんも移ってきて、岡さんとも四人でお昼に出かけた。よしさんが友人から聞いたというおいしいモモ屋さんへ。

知らなければ気づかない、せまい民家のようなところ。なんとか四人座ることができたほど。赤ちゃんを背負いながらモモを蒸してくれるお母さん。赤ちゃんが寝てしまうと、下ろしてかごに入れてあげる。かと思ったら、お母さんはかごごと背負ったではないか!なんで置かないんだろう?背負い方はポーターのように紐を額でささえるかたち。

そんなお母さんのモモはスパイスが効いていてやっぱりおいしかった!ミート(buff)モモ一皿10個入り(200ルピー)。

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使用金額6,305ルピー(2泊分精算)

(この記事は、2014年12月5日から7日の出来事です。)


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