さて、鹿児島に到着したのが、2014年12月24日。
インドのデリーから、上海経由で鹿児島に降り立ちました。
フライトは中国東方航空。
中国東方航空は、預け荷物が23kg×2個まで無料。
そして大抵の路線で、価格が最安なので、他に選択肢はありません。
デリー空港でも揉めることなく、スムーズに自転車を預けられました。
今回の旅で最もスムーズだったかも。空港での自転車ラッピングでボラれることもありませんでした。
上海空港についたのが現地時間の朝4時頃。ロビー内の飲食店も一切開いていなくて、せっかく中華を食べようと下調べしてきたのに、何も食べられなかったのは残念。5時間ほどのトランジットを挟んで、鹿児島に向かいました。
1年5ヶ月ぶりの日本。
上空から日本をみると、その里山風景や日本家屋の屋根など、日本らしい風景が見えてきます。
間違いなく日本。
東回りで日本に帰ってきました。
12時頃、無事鹿児島空港に着陸。
帰国してまず驚いたのは、空港トイレのあまりの清潔ぶり。ウォシュレットも当然完備、床には髪の毛すら落ちていない。直前の国がインドやネパールだったので、尚のことこの格差に驚きます。さすが日本。
入国審査はサクッと通貨。
でもスムーズにことが進んだのはここまで。
税関では、さすがに旅行期間が長かったのか、荷物を全部チェックされました。
税関職員の方は親切で、こちらの話を珍しそうに聞いてくれました。税関検査も終わり無事入国です。
さて、空港のロビーで最後の自転車組立。
のんびり組み立ててたら、まだ明るいのに、国際線ロビーを閉めるという・・・。杓子定規なのも日本っぽい。
仕方なく、外に出て引き続き組立。組立終わったら、空港のヤマト運輸で家まで不要物を送った。
さて、ここから鹿児島市内まで40kmを走ります。
お腹が減ったので空港の目の前にあったセブンイレブンで腹ごしらえ。
おむすびを買うと、突然、店員さんが「少々お待ちください。お取り替え致します。」とひとこと。
どうやら賞味期限が間近に迫っていたみたい。そんなこと海外ではありえなかったので。
夫婦でちょっと笑いあってしまいました。
久々のコンビニおむすび。おなかも膨れたところで、一路鹿児島市内へ。
空港から鹿児島市内までの道のりは予想以上に遠い。
ついに日も暮れてしまってもう大変。路肩も歩道もない海岸線沿いの道を走らなくてはならなかったり、意外とハード。日本は自転車では走りにくい国、なんてよく言われるけど、それは間違ってないのかも。
(北海道は雪の除雪スペースの問題で路肩が広いからいいんだけど。)
無事、鹿児島駅そばにある宿「リトルアジア鹿児島」に到着。
一泊なんと1300円ほどの安いゲストハウス。インドでは一泊500円前後が普通だったから、それと比べれば確かに高いのだけど、それでも日本で1300円だったら十分な値段です。清潔で、共有スペースもキッチンもあるし、文句なし。
たまたまこの宿に泊まっていた日本一周チャリダーとも会いました。
帰国祝いは、ちょうど12月24日だったこともあってフライドチキン
鹿児島では、帰国祝いで、黒豚しゃぶしゃぶを食べに行きました。
うまいこと、うまいこと。
なんというか、ネパールで食べていた日本食とは、味の奥深さがまったく違いますね。
比べるのも失礼な話ですけど・・・。
銭湯へ行ったり、ビックカメラで久々に電化製品をみたり。あるいは、ちょっとおしゃれなカフェに入ってみたり、白熊食べたり。久々の日本を大満喫しました。
懸念していた物価も、鹿児島は比較的安く。野菜や果物を買うのもまったく気になりませんでした。(日本を走った感覚では、鹿児島の物価は東京の3分の2か半分くらいの感じです。)
数日滞在したあと、いよいよ日本横断のため、東へと走り始めます。