チリ」カテゴリーアーカイブ

宝石の道 Day13

宝石の道 13日目 2013年11月30日

いよいよ最終日。さて、今日はいよいよアタカマに到着する(予定・・・)
ようやく文明がある町に戻ることができる。

この13日間はとても貴重な経験だった。平均標高4500mで自転車を押し続ける、なんてことは、もう人生ではないだろうし、地球のものとは思えないような景色を見ることも少ないと思う。
この大変な経験が、今後の自転車旅行の血となり肉となって僕たちを支えてくれるんだろうな、と心から思う。

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(ブランカ湖から望む、宝石の道)

朝7時に最後の幕営地を出発。一路、ボリビアとチリの国境を目指す。
8時頃に国立公園事務所に到着。コロナダ湖の事務所で買ったチケットを見せて事務所を出る。
この事務所周辺には、ホステルと中に商店があった。そこから国境までは上り坂。最後の峠を目指す。

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(欧米人のツアー客に話しかけられる。彼らはこれから3日間でウユニに向かう。「僕たちは12日間かかったんだ」というと、周りの欧米人を集め出して、人だかりができてしまった。)

4kmほど走ると見えてきた。ボリビア・チリの国境だ。ボリビアのイミグレーションはとても小さく、係官は1人だけ。ずっとここに1人で住んでるのかな…。

パスポートに出国のスタンプを押してもらう。1ヶ月いたボリビアともいよいよお別れ。

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(このゲートをくぐると、いよいよチリに入国だ!)

そして、3カ国目、チリに入国!

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Republica de Chile!

ただ僕たちは入国よりも舗装路。アップダウンが続くけど、あと少しで舗装路だ、と二人で頑張ること数km。目の前にようやく舗装路が現れる。実にラパス以来1ヶ月ぶりの舗装路だ。

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舗装路ーっ!

この道を自転車で走ったものなら誰でも叫ぶ、この喜び。舗装路だ。

ここからアタカマまではずっと下り坂。なんと4600mから2500mまで一気に2000mも下るスーパーダウンヒル。スピードも今までありえなかった30km/h前後を記録。目の前にアタカマ砂漠がどーんと広がってとても気持ちがいい。この13日間のご褒美のようだ。

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(目の前に広がるアタカマ砂漠。宝石の道への分岐)

15時頃、チリで初めての町、サンペドロ・デ・アタカマに到着。
イミグレーションを探して、入国手続を済ませる。荷物検査もあり、X線で荷物をチェックされる。が、検査官はほとんど中身を見ず、iphoneで音楽を聴いていた。
そして驚いたこと!人種がヨーロッパ系。今までずっとアンデスのインディヘナに囲まれて生活してきた。気候と合わせ、まるでヨーロッパに来たようだ。

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(ようやくサンペドロ・デ・アタカマに到着。実に10日ぶりのまともな町だ。)

事前に調べておいた宿に向かう。も、値段を聞いてびっくり。ドミトリーで8000ペソ(1550円)、直近のボリビアではドミトリーで30ボリ(450円)だったので、なんと3倍の値段だ。ひぇ~。

まぁ、もう今日は特別。さっさと宿を決めて、レストランへ。
久々のまともなご飯を食べて一安心。

日本の両親、友達にもサンクリストバル以来10日ぶりに生存のメールを送る。

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宝石の道、終了!

おつかれさまーーーっ!


【走行データ】


大きな地図で見る

20131130

水平距離 61.85km 沿面距離 62.03km
経過時間 8時間39分20秒 移動時間 5時間30分45秒
全体平均速度 7.17km/h 移動平均速度 11.25km/h
最高速度 47.86km/h 昇降量合計 2708m
総上昇量 402m 総下降量 2306m
最高高度 4663m 最低高度 2427m


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アタカマでの日々&宿情報

12月1日~4日

宝石の道が終わり、休憩や洗濯などするためアタカマでは3泊以上はするつもり。でも、昨日泊まった宿はあまり居心地が良くなかった。(Tから始まる宿。名前失念…)結構ベッドが埋まっていて、二人とも10人部屋の2段ベッドの上にされたけれど、起き上がると天井に頭をぶつけてしまう…とても窮屈な感じなうえ、水回りもキタナイ…夜には「明日出よう」となった。
不安は的中?、私は、ベッドの下のおじさんが何度も寝返りを打つせいで手作り風のベッドがギシギシ鳴るし、まわりの人のいびきもたくさん聞こえるしで、疲れているはずなのに一睡もできなかった。。

翌朝1日、ラパスで1日だけ会った加瀬くんが偶然アタカマにいるとわかり、同じ宿、Hostel Floridaに移動。前の宿と同じ料金だけれど、こちらのほうが部屋もキッチンもシャワー・トイレもはるかに清潔。私たち以外はほぼ欧米人で、夜ちょっと騒がしいけれど、ぐっすり眠れた。中庭にハンモック、テーブル・椅子があり、ゆうもお気に入りのよう。

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そして、身の回り品の整理。自転車やバックも砂まみれ。自転車は水と食器用洗剤を含ませたスポンジで(グリスがついているところは除いて)洗う。きれいになり、すっきり。

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衣類などの洗濯ものは、ランドリーで1Kg2000ペソ(約400円)。これもボリビアより150円くらい高いかな。
アタカマはよく陽が照って暑いので、濡れたタオルなんかを平置きにしておいてもすぐ乾く!今までの旅で一番暑いところ。日本は今頃コートを着るくらいなのに。

ご飯ももちろん高いので、最初の2食以外は自炊をすることに。
簡単に作れるのはパスタ。トマト、玉ねぎ、スパゲッティーを買って。
そして、お米が日本米に近そうなので買って炊いてみたところ、おいしい◎久しぶりに納得のいけるごはんが食べられた。
挑戦してみたのは、パエリアもどき。これまた、ラパスで出会った蓮くんが同じ宿に来てくれたので、一緒に料理!おいしくできました◎

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最後にアタカマのおすすめアイス屋さんの紹介。「BABALU」
これも友人から聞いたお店で、とってもおいしいというので是非食べたいと行ってみる。サーティワンみたいに、お姉さんが何度かスプーンでひとすくい味見をさせてくれる。二人ともダブルを注文。
うん、どれも甘すぎず、おいしい!

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ビーニャ・デル・マール 汐見荘へ

次の目的地はビーニャ・デル・マール。そこはチリの首都、サンティアゴから120kmほど北西に位置する街。そこは海岸沿いの街のため、チリ人にとってリゾート地のようだが、私たちの目的は、日本人宿の汐見荘。そこでもしかしたらクリスマスまで、いやもしかしたら年越しまで過ごすことにするかもしれない。とにかく私たちは、日本語でのんびりしたかったし、日本人旅行者との新たな出会いを楽しみにしていた。

ところがここアタカマからビーニャ行きのバスを取るのに一苦労。

バス会社オフィス(Tur Bus)へ行き、窓口のお姉さんとやりとりが始まる。希望日の席はあるようなので、「自転車は積めるか」と聞くと、彼女はまず「No.」と言った。「追加料金を払っても?」と聞くと、また「No,」だがその後に何か言っている。彼女はスペイン語のみ。私たちはスペイン語はよくわからないんだと言っているのに、構わず喋るスピードも落とさず、何かを強調するでもなく、身振り手振りもなく続けるのだ。私たちにスペイン語力がないことが落ち度ではあるけれど、もう少しお客さんを理解させてあげようとは思わないのだろうか。だいたい今までもどこもそうだったけれど。

これでは埒があかないのでとりあえず宿に戻って、オーナー(ちょっとだけ英語ができる)にバス会社でのやりとりを話してみると、バスターミナルに行って運転手に聞いてみるといいと、アドバイスをくれた。それに従い、バスターミナルで運転手を見つけて聞いてみると、「その日なら自転車を積める」と言う!でもここではチケットは買えないので、結局あのオフィスに戻らなくてはならない。

通り道にある宿を通ると、さっきのオーナーと宿泊者のギリシア人女性がひとりいた。また、先ほどのやりとりを話しているうちに、ギリシア人(母国語、スペイン語、英語も可!)が英西通訳としてオフィスへ一緒に行ってくれることになった。

ギリシア人のおかげで、窓口の彼女が何を言ってるかわかった。バス出発の数時間前ならないと、乗客数や荷物量がわからなく、積めるかは運転手が判断する。毎朝10時に来い。というようなことだった。

そしてその通りに朝、オフィスに行ってみると、その日の13時出発の便を取ることができた。でも、料金は高くひとり45,000ペソ(約8,800円)。そこからチェックアウトを済ませ、12時にはターミナルに着いた。

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今回のバス乗車時間は約24時間。私にとっては過去最高時間。砂漠地帯からどんどん景色が変わっていった。

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(久しぶりに見た海。 大型ショッピングモールも。同じような家がずらり。日本の家に似ている。)

2013年12月5日

13時ごろ、ようやくビーニャに到着!自転車を組み立て、汐見荘へ向かう。道路脇にお花が植えてあったり、洗練されていてきれいな街。高層マンションもあり、ずいぶん都会にやってきたものだ。運転マナーもよく、信号がないところでは止まって私たちを渡らせてくれる。ペルー、ボリビアでは全くなかったこと。一気にチリの好感度が上がる。しかし、なかなか急坂でキツイ道…最後は自転車を降りて押したほど。

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宿には私たちも含めてチャリダーが4人も集結!日本人チャリダーと出会えるなんて!と私たちはとても喜んだ。ますますこの宿での滞在が楽しみになってきた。


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ビーニャでの日々 ~海鮮編~

2014年12月6日~12日

汐見荘にくる人たちの一番の目的は海鮮。魚市場で買って宿で調理するのだ。
私たちも早速、到着した翌朝8時半ごろ魚市場へ出かける。海岸沿いで気持ちいい道を歩く。先には、世界遺産の街、バルパライソが見える。

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魚市場へ着くと、魚を狙ってるトリがたくさん。怖いほどでかい。私は行って帰って来たあと気づいたのだけれど、かぶっていた帽子にトリのフンがついていた…そしてアザラシも。大きい

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(なかなか活気があって行ってみるだけでもおもしろい。)

ここでは、ハマグリ大のアサリがおいしいらしいので、1kg750ペソ(150円)で買ってみた。あと、サーモンの切り身。それらを料理してみる。私は、日本でも貝なんて調理したことはなかった。助けてくれるのはもちろんクックパッド。

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しかし、ゆうは貝類が食べられなくて、あまり海鮮は気が進まないよう…もったいない。私はせっかくなのでもう2回、他の人たちと魚市場へ行ってみた。カニは安くて1匹500ペソ(100円)!エビは500g2000ペソ。 カニはあんかけチャーハンに。殻がものすごく硬くて、自転車用のペンチを利用。カニみそは私たちは好まなかったけれど、大好きな人は3、4日連続で一匹ずつ食べていたっけ。エビは刺身も良かったし、バター焼きにしてもおいしかった。

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(だんだんと料理のレパートリーが増える。)

あと、刺身におすすめの魚は、白身のレイネーター。この魚は、度々お世話になっているノブさんとここでも一緒になり、彼が教えてくれた。カツオの一種みたい。鮮度の見分け方は、目がくすんでいなく、エラをめくるとヒダみたいのが鮮やかなピンクだと良いとのこと。その刺身をレモン塩で食べるのが最高!
お醤油(キッコウマンのちゃんとしたもの)は近くのスーパーでも売っているけれど、汐見荘で安く売ってるから便利。

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みんなでシェア飯も!貝はおいしいし、いいだしも出る!

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海鮮鍋おいしかった♪この鍋や刺身を作ってくれたノブさん、ありがとう!リマ、クスコ、ラパス、ウユニと会ってきたノブさんは、先に汐見荘を出てしまい11日でお別れ。だいたい私たちの先を行っている彼からは、いつも役立つ情報をいただいていた。何度も別れの挨拶をしたけれど、この先はペースが違うので本当にしばらくのお別れになりそう。寂しいけれど、日本で会いましょう!


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ビーニャでの日々 ~ショッピング編~

12月6日〜12日
私たちは、12月13日から20日までイースター島が控えているため、近くのモールへ行ったり、サンティアゴへ行ったりと1週間ちょっとをのんびり過ごした。
汐見荘はビーニャの中心からは少し離れていて、近くにはスーパーや八百屋、パン屋もあり、ことは足りるけれど、中心地の大きなスーパーの方がいろいろ安い。
まずはビーニャの中心地あたり。一番お世話になったのは、バスターミナルのすぐ横にあるLIDER。ファッション、食品、ホームセンター、フードコートあり。日本以来のショッピングモールになんだか入るだけでウキウキしてくる。お昼にフードコートに行ってみたら、6、7店舗あるもののハンバーガーやピザのファーストフード系でがっかり。

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中心地の奥にはLiderより規模が大きいモールがあった。これはゆうが自転車屋を探してる時に見つけたみたい。もうチリは先進国!今までの2カ国とは明らかに違う!
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(クリスマス前のセール中)

宿からのお出かけは、主に自分たちの自転車。ちょっと出かけるのにとても便利。普段の大荷物ははずすので、最初にはずして乗って行った時は軽すぎてフラフラ、フワフワして怖いくらいだった。段差を乗り越えようものなら、自分が飛んでしまいそうな感覚。それにいくらギアを重くしても、クルクルとペダルを漕げてしまう。これで宝石の道を走ってみたかったな。

電車も数回乗った。Suicaみたいにチャージ式のカードで出入りする。カードは汐見荘で貸してくれる。

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12月10日はサンティアゴへ。ビーニャからバスで2時間弱。チャリダーのタクヤさん、ジュンさんと4人で。なんでもアウトドア店舗ばかりを集めたモールがあるみたい。みんなそれぞれ必要な自転車用品を求めに。ただ私たちはだいたいいつも自転車で出かけるので、バスや電車を乗り継いで行くのにちょっと緊張。

バス(2500ペソ)でサンティアゴの Pajaritos に着くとそこから地下鉄で Manquehue へ。そこからさらにタクシー(5000ペソ)で15分くらいで「MALL SPORT」へ到着。サンティアゴと言えど、結構郊外にあった。入って早々、小さいクルーザーが売っている!自転車用品も豊富そう!すっげーな!と、t特にチャリダー男子3人は大はしゃぎ。ここで一から登山やチャリ旅を始められるほど、品が豊富に揃っている。

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私たちは、壊れたり失くしてしまったものの補充で、ミラー、ドリンクホルダー、鍵などを購入。そして犬対策の催涙スプレーも。これで自転車を漕いでる時に犬に襲われても安心。ちょっと効果を試したいな、なんて…4人ともひとつづつ買っていた。

外にはこんなものまで。楽しそう!

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サンティアゴでのもう一つの目的。日本クオリティを求めて地下鉄でPatronato へ。また今までのチリとは違った雰囲気で、原宿みたい?10分くらい歩いて、まずは100円ショップ、「home plus」と言っても輸入品だからか日本円にしても100円より高く、値は一律ではなくて、200~400円くらい。日本の商品を外装もそのまま売っているものもあって、チリ人に使い方わかるのかとか、売れるのかと思ったりするものも。でも、100円ショップって案外アウトドアに役立つものがあるのね。シリコンマットやウェットティッシュを購入。
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そして、home plus 近辺の韓国食材店、「ASSIMARKET」。日本食材、調味料もたくさんある。うどんだ、そばだ、味噌、キムチ、納豆だ!などとみんな日本食に飢えているので、いちいち歓声をあげてしまう。私たちはイースター島へ持ち込む用として、辛ラーメン、焼きそば、バーモンドカレーなどを購入。料理して食べるのが楽しみ!!
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イースター島 ~上陸編~

イースター島の航空券を予約したのはクスコ滞在中だった。もともとイースター島に行く予定はなかった、というか行く行かないを考えてなかった。でもいろんなパッカーさんにいいよ!おすすめされ、行きたいねと旅の序盤から二人で話していた。そして、クスコで知り合った友人にもシーズン中は早くしないと取れないから取るなら今!という感じに言われ、すぐネットで予約したのだった。
案の定、私たちと同じ時期に行きたいと言っていた友人数人が12月に入って航空券を取ろうとしたが取れなかったよう。でも、1月に入ってキャンセル待ちで数日後の便を割安で取れた人もいた。

2013年12月13日

朝、10時に汐見荘をチェックアウト。自転車や不要な荷物は無料で預かってくれた。

まずはサンティアゴの Pajaritos へバスで向かう。そこから空港行のバス(1350ペソ)に乗り換え。

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(空港へのバス乗り場)

余裕を持って14時前に空港に到着。17時50分のフライト。サンティアゴからイースター島へのフライトは国内線だけれど国際線扱いのため、2時間前までにチェックインしないと本当に乗れない友人がいたので、要注意。
荷物の預け入れ、手荷物検査も無事クリア。今回は自転車は置いていくし、普段より荷物が少なく身軽に行けると思っていたけれど…イースター島では本土より物価が2〜3倍高いと聞いたので、滞在分の食料をビーニャやサンティアゴで買って持ち込ちこんだ。にんじん一袋、じゃがいも一袋、トマト、アボカド、にんにく、辛ラーメン4袋、焼きそば4袋、パスタ1.2kg、お米2kg、カレールー、水1本(6L)、ワイン1パック(1.5L)、ビール1ダース、ジュース1本(3L)…これらを二人でザックと手荷物にわけて持つと、とてつもない重さ!ザックを背負っていると背が縮まっていく感じ…帰りは減るからいいけれど。
旅のスタート、リマ以来の飛行機。アメリカン航空で来たのが懐かしいねと二人で話したり。搭乗口に並ぶと直前にいた日本人女性から話しかけられる。彼女は同じ宿を予約していた、一週間お世話になるみずほさんだった。
今回はラン航空。機内食ではワインもフリー!もちろん二人ともワインを赤、白といただく。

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イースター島に上陸したのは21時過ぎ。真っ暗の中を想像していたけれど、まだ夕暮れ時でうっすら明るい!初めてのタラップで飛行機から降りてテンション上昇!沖縄の離島のような雰囲気を感じる。
空港は同じ便で来た乗客でいっぱい。小さなイースター島に毎日こんなに人が来るんだ。

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予約していた日本人宿、Hare Kapone の管理人・川口さんが車で送迎してくれた。道中には大きなクリスマスツリーが☆暖かくてもクリスマスってなんだか不思議。

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宿に着くと、今宿泊しているのは私たちを含めて6人。到着そうそうケンタローさんがワインを開けてみんなで飲む。イースター島滞在、楽しくなりそう!


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イースター島 ~モアイ編~

イースター島(Easter Island は英語で、正式名はIsla de Pascua イスラ・デ・パスクア。島民は Rapa Nui ラパ・ヌイと呼ぶ。)と言えばモアイ像。モアイ像はこの島に約1000体もあるらしい!私たちは、モアイと夕陽・朝陽、モアイと星を見たくて撮りたくて、モアイが並ぶスポットには何度も足を運んだ。

2013年12月14日

まずは宿から歩いて行けるところへ。初めてのモアイに、本当にこの目で見られるんだと、ちょっと感動。

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さらに10分程歩く。なんだかさっきから私たちにわんちゃんが着いてくる。かわいい。イースター島の犬は人懐っこい。

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タハイ儀式村のアフ・バイ・ウリ。ここが夕陽スポット。顔が欠けていて、かえって歴史を感じさせてくれるモアイたち。
ちょっと雲が多かったけれど、ここへ来ると青空が広がり暑くなってきた。

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また夕暮れ時にここに来たけれど、今日は水平線一帯に雲がかかっていてイマイチ。後日リベンジ。夕陽の帰り道に、筋トレ玩具で遊んでみる。ジムにありそうな本格的マシーン?チリ本土の公園にも度々見つけた。

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15日

レンタカーでみずほさん、ケンタローさん、汐見荘で会ったかおりちゃんと5人で島を回る。運転手はゆう。久しぶりに車、しかもマニュアルを運転できる!とはりきっていた。

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(お昼にエンパナーダをみんな+わんちゃんで輪になって食べる)

見ていて面白かったのは、国立公園内にあるラノ・ララク。そこはモアイの製造工場跡。顔の一部分しか地上に出ていなかったり、傾いていたり、掘り出し途中であったり、正座をしたモアイも。よく見ると一体一体、異なる表情を持っている。長い年月、ずっとここに居て空・海を見ていたんだと思うとなかなか感慨深い。どこか悲しげな表情にも見えてくる。それにしてもどうやってこの巨体を運んだんだろう。

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そしてやっぱり印象的で圧巻なのは、アフ・トンガリキ。15体が並ぶ島最大の祭壇。これらの再建は20年ほど前に日本のクレーン会社が行ったというから、ちょっと誇り高い、なんて。ここは朝陽スポット。

先ほどのラノ・ララクで偶然別行動をしていた同じ宿の長根山夫妻にも出会い、7人で撮影会。全員でジャンプしながらタイマーで撮ったけれど、うまくいかなくてもとても楽しかった。

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16日

翌朝、早起きして6時くらいには宿を出てレンタカーでアフ・トンガリキに朝日を見に行く。光芒が見えて神秘的!しかしもう少し晴れてほしいので後日リベンジだ!

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そのあとも次々にモアイたちを見る。ビーチのモアイ、苔のついたモアイ(小鳥が止まっていた)もなかなか。

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夜のモアイと星空を見に行ったけれど、雲も多めで満月が近いため空が明るくあまり星が見えなっかったので断念…

ようやく撮れたモアイのベストショット!

17日

アフ・トンガリキの朝陽。この日は日本人のツアー客もこのスポットに居合わせた。日本人ガイドの方は、「水平線から太陽が出たのを久しぶりに見た。今年見た一番の朝陽。」と言っていた!そんな朝陽を見られて良かった!

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19日
帰る日の前日、タハイ儀式村の夕陽。

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美しい風景を見られて私たちは満足。別途、微速度撮影もご覧ください!


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イースター島 ~自然編~

モアイも良かったけれど、イースター島を取り巻く自然にも感動!

2013年12月15日 「ラノ・ララクのカルデラ湖」

ラノ・ララクにあるカルデラ湖。私たちはここに湖があると思っていなかったので、湖にびっくり&感動!
勉強不足もたまにはいいことあるのね。

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2013年12月17日 「オロンゴ儀式村」

もうひとつのカルデラ湖、ラノ・カウ。ラノ・ララクよりずっと大きい。緑と青ってきれい。どちらも自然の色。ラノ・カウがあるオロンゴ儀式村あたりは360度海が見渡せる。こんなのなかなかない。そしてその海の「青」さにみんなで感動!きれいなビーチのエメラルドグリーンとは違う「青」。初めて見た色である気がする。海らしい深い「青」なのだ。

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2013年12月18日 「レンタサイクル」

二人でレンタサイクル。マイチャリは置いてきたけれど、やっぱり自転車でもまわってみたいもの。
初めてディスクブレーキ仕様の自転車に乗ってみた。バキッとブレーキがきくとゆうから聞いていたけれど、意外と普通。私たちの自転車と異なってオフロードタイヤだったので、さすがダートも予想以上に漕げた。宝石の道も抜けたチャリダーに怖いものはない!と思ったのに、私は時々降りた。
やっぱりレンタカーより自転車のほうが自然の広大さを感じられる気がする。

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(モアイと馬。洞窟も見に行ったり。)

2013年12月19日 「ダイビング」

前日に体験ダイビングを申し込んでいたみずほさんが熱でダウンしてしまい、思いがけず私が代わりに行くことに。水は得意ではないのであまり気が進まなかったけれど、一緒に申し込んでいたダイビング経験のあるかおりちゃんに「イースター島でダイビングするチャンスなんてないですよ!」と押され、一生に一度に弱い私は潜ることを決意した。ここの海の透明度は世界有数と言われるみたいだし。(水中にいるモアイが見れるのはライセンスが必要)体験ダイビングは沖縄以来の2回目だ。

良く晴れて風も弱く、ダイビング日和!緊張しながら潜ると、なるほど下までよく見える!熱帯魚もちらちら。見ていた海に潜っていると思うと、なんだかうれしかった。ところが、潜っているうちにだんだん寒くなり、ボートに上がるとかおりちゃんと一緒に「さむいー!」としばらく震えていたのも思い出。

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(GoProで撮影してくれた)


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イースター島 ~宿&お店情報~

Hare Kapone (ハレカポネ)
私たちが一週間お世話になった宿。管理人が常在していないため、予約は必須とのこと。2013年10月に新しく移動したらしく、きれい。キッチンも清潔で料理がはかどる。食パン用のトースターや電気ケトルもあって便利。私たちは、2食(下記のエンパナーダと甲太郎)以外は自炊!
8ベッドなので、満員になってもこじんまりとしていて過ごしやすい。掛け布団は、南米に来て初めての羽毛布団。今まで重い毛布ばかりだったので、これには感激!

管理人の川口さんは毎日2、3回宿に来てくれ、こまめに掃除してくれる。それだけではなく私たちと雑談もしてくれ、観光情報のほかにも南米事情などのいろいろな質問に答えていただいた。

DVD多数あり。ゆうの大好きな「水曜どうでしょう」やドラえもん映画やジブリなども。
WiFiもあるけれど、回線は不安定。スカイプ(動画付)は途切れ途切れながらも、なんとかできた。

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Mikafe
2度行ったアイス屋さん。今のところ南米No.1!海を見ながら食べられる効果もあるのかもしれないけれど、すごいおいしかった!ダブルで2,500ペソ(500円弱)。日ごとにメニューは変わるみたい。

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Ariki o te Pana
エンパナーダ(いろいろな具がパイ生地に包まれている)がおいしい!これまた今までの南米No.1のエンパナーダ。イースター島で外食してみるとなんでもおいしいのかも?

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居酒屋甲太郎
Hare Kapone のみんなと行った日本食屋さん。狭きイースター島に日本食があるなんて!高いけれどこれはいかなくては!握りずしや、ラーメン、定食などがある。

バックパッカーメニュー(バックパッカーだと主張すると出してくれる)もあり、この日はかつ丼(8000ペソ)でゆうはこれ。私は鍋焼きうどん(15,000ペソ)を頼んだけれど、これがそうなの?と思ってたら、オーナーのフランシスコ・ザビエルさんが「今日は、ごめんなさいね、手抜き、天ぷらうどんね」って。。でも、オーダーしてから麺を作ってくれいた。

メイン前に出してくれたお茶とお味噌汁と酢の物はホッとできるおいしさ。メインもまずまず。なによりもザビエルさんが面白かった!

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Kari Kari ラパ・ヌイダンスショー (一人10,000ペソ)
女子はちょっとおしゃれして出かけた。私もたった一着持っているワンピースを着て、この旅2回目のメイク(と言っても軽く)。これだけでちょっとわくわく。

腰を振る速さに驚き!男性は力強く迫力があり、女性はしなやかだった。身体の線が美しい!生演奏、歌声も南国らしく、カラダに響いて良かった。

お決まりの?観客参加は、ゆうも女性に連れられ、踊る。真似して頑張ってました。

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2013年12月20日 本土へ

一週間もあっという間に経ち、12時に宿をチェックアウト。霧雨程度の雨にはあったけれど、天候にも恵まれたし、のびのびとした島生活を過ごすことができた。ここで見れた景色もきっと忘れない。イースター島に来れて良かったね。

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再び汐見荘へ

2013年12月20日 サンティアゴ
サンティアゴへは21時過ぎに到着。遅いので空港泊も考えたけれど、事前に知人から聞いていたサンティアゴの宿に1泊することにした

Hostal Tales

地下鉄の駅でいうと Los Heroes とRepublica の間にある。路地裏に入っていくため、夜も遅かったせいもあるかもしれないけれど、治安が悪そうな雰囲気。ただ、日本人が多い宿で、あちこちに日本語での注意書きがある。オーナーのスコットは、この後はどこに行くんだ、などと話しかけてくれる世話焼きな方。

この宿でひっそりと、ゆうの29歳の誕生日を迎える。おめでとう。無事に迎えられて何より。

2013年12月21日 ゆう誕生日

金太郎

翌朝、滞在時間12時間もしないうちに、宿を出発する。ここから日本食レストランへ。すると、ここへイースターで一緒で次の便で帰った3人もやってきた。待ち合わせもしていないのに偶然出会う。日本人だから同じことを考えるのかもしれないけれど、こういうことはよくある。

誕生日なので奮発!アサヒビール、カツ丼、野菜タンメン、すき焼きを注文。日本の味でGood!

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そして再び汐見荘へ。到着すると、うれしい再会!ラパスで出会った尾嵜夫妻が!なんだかんだでこのまま、クリスマス、年末年始もここで過ごすことに決定!この2つの行事は落ち着いた宿ですごしたいよね。
夕飯には、おなじみLIDERで買ったワイン(ジャケ買い)、ケーキを。

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