ヨーロッパ」カテゴリーアーカイブ

新しいスタート!

2014年3月28日 お母さんに再会
空港に到着しちょっと苦労したところ。私達の大荷物を運ぶカートを利用するのに1ユーロが必要のようだ。まだユーロ通貨が手元にないの で、まず両替からスタートしなくてはならない。何セントありませんか(ください)?なんて言う人もいたけれど。両替所はすぐあったけれど、やはりアルゼン チン通貨(ブエノスアイレスの空港で残金はおみやげにするはずだったのにトラブルで時間がなくなってしまった)からの両替は拒否されてしまった…!なので 手持ちのドルから両替。カート2台で2ユーロ約300円。全くカートを使うにもお金がかかるとは。返金のシステムがある訳でもなかった。

Madrid マドリードへ来た目的は何よりゆうのお母さんに会うため。お母さんは所属している地元の合唱団の友人たちとスペイン旅行に来ている。待ち合わせは今日の18:30にマヨール広場。フル装備の自転車で街中もうろうろできないので、空港内で時間 を潰すことに。電源、Wi-Fi(有料)ありのカフェがあったので、そこでご飯を食べたりPC作業をしたりした。また驚いたのは物価。コーヒー2 杯とドーナツ2つで9ユーロ!買わなかったけれどコーラ500mlは3ユーロ!「空港だけ高いんだよね…?」と二人でこれからのやりくりに不安を覚えた。
IMG_2051 DSC07244

14時ごろに自転車をのんびり組み立て結局16時半頃の出発になってしまった。
いよいよヨーロッパステージを走り出す。はじめは閑静な住宅街という感じ。街路樹も整えられているし、ところどころサイクリングロードもあって走りやすい。運転マナーもよく、だいたい道を譲ってくれる。旅のスタートのリマを思い出す雨が振りそうな天気だったけれど、あの時とは全く違う不安のないスタートとなった。

IMG_7736

18:30 にマヨール広場に到着。そしてお母さんたちの泊まるアパートへ。半年ぶりにお母さんに再会!みなさんもゆうのことはよく知っている方たちなので、「ひきし まったね〜」などと言われる。みなさん私たちをあたたかく、また豪華な夕飯で迎えていただいた。最近は自炊や外食ばかりなので、こうやってご飯を作っても らえることがとてもありがたく幸せに感じた。サンミゲル市場で買ったというイベリコ豚の生姜焼きは口に入れただけでおいしい!と思うほど。そして日本食の一品一品に感激!お にぎり、浅漬け、お味噌汁、ひじき、たくさんいただきました。ごちそうさまです!

DSC07253


※ブログ村ランキングに参加しています。
↓ワンクリックの応援よろしくお願いします。↓
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周(自転車)へ

マドリードの日々

2014年3月29日  トレド世界遺産
朝起きると、2人とも喉が痛かった。その時は、この部屋乾燥してるのかな?という程度に思っていた。
お母さんたちはトレドへ行くというので、世界遺産なので見てみたいということで、お母さんたちと一緒のガイドつきのツアーに参加。
古都トレド(Toledo)にはイスラム教、ユダヤ教、キリスト教の文化が入り混じった中世の建築物が残されており、旧市街全体が世界遺産に登録されている。外から見渡す と建物が隙間なく立ち並んでいるため、道の見通しが立たたなくなっている。戦争をしょっちゅう行っていたので敵から攻略を立てにくくすることが目的だそう だ。

IMG_7746

(あいにくの天気だったけれど、川に囲まれた町並みは美しい)
訪れたのはスペイン・カトリックの総本山と言われるカテドラルとサント・トメ教会。饒舌なガイドさんのおかげで知識も得られ、建築や絵画を関心を持って楽しむことができた。天気は観光中が一番悪く、雷雨、雹も降ってきてしまった。

IMG_7750 IMG_7758
IMG_7767 IMG_7765
(左下:サント・トメ教会内のエル・グレコ最高傑作の絵画)

途中からゆうは体調が悪く辛そうで、帰ると熱が38.5もあり、最終的に39.5まであがってしまった。この旅一の体調不良。
夕飯はお母さんたちが作ってくださり、そばなどをいただいた。体調が悪い時に栄養あるものを食べられてありがたかったね。

2014年3月30日 マドリードの街中
お母さんたちは早朝に出て日本へ帰るため、空港へ向かってしまった。第二弾の私たちへの救援物資をたくさん持ってきてくれ、そして代わりに不要になった持ち物を持って帰っていただいた。お母さん自身の荷物もあるのに、私たちの分まで本当にありがとうございました!
ゆうの熱がさがってきたので、午後は地下鉄に乗ってお出かけ。近代的な駅に二人とも驚いてしまった。

まずは無印用品。店内の音楽やアロマの香りは無印そのもの。でも、日本よりやはり値段は上乗せされている。ゆうは今後のヨーロッパでのプチフォーマル?を想定して!襟付きシャツを購入。あとは調味料入れとなるケースなど。
その後街中を散策。久々の本当の大都会、そしてヨーロッパということで全てのお店がオシャレに見えてしまう。道端では弦楽器やパーカッションの演奏、大道芸なんかもよく行われている。
Bar:Museo del Jamon
ハム美術館という名前が気に入り、初めて入ってみたバル。ショーケースの上にたくさんのハムがぶら下がっていた。せっかくなのでイベリコ豚の生ハムを注文。香ばしさが口の中いっぱいに広がり、おいしかった。

DSC07379 DSC07291

31日 マドリード最後の夜
今回宿泊しているのはお母さんが一緒に泊まれるようにと手配してくれたアパートメントホテル。マヨール広場のほぼ正面に位置し、立地も◎。ここで十分生活できるほどの家具が揃っている。キッチン道具は 電気ケトル、ミキサー、ドラム式洗濯機、アイロンもあり。建物自体は歴史を感じるけれど、中は新しくリフォームされている。本当にここに住んでしまいたい くらい。
DSC07390 DSC07391

二人とも体調が心配だったけれど、なんとか明日は出発できそう。次の行程を考えると早め早めに進まなくてはならなく、バルセロナまでは電車で向かうことにした。選んだのは夜行列車。chanmartin という駅が始発なので、その駅までチケットを取りに行った。そこは近代的なビルが建っていた。
ヨーロッパの大抵の電車は自転車をそのまま積むことができて、駅構内でもよく自転車を押している人を見かける。今回の夜行列車も自転車を積むと申告しておけば、別料金は取られず詰めるよう。9時間乗車で一人59ユーロ。ちょっと高いけれど、AVE(新幹線)で行くとこの倍になってしまう。
あとは、ボーダフォンショップでチップを購入したり、買い物をしたり、フラメンコを見に行ったり。

鞄屋さん工房
お母さんたちに勧められたお店でバッグを購入。わりとお手頃価格で販売されていた。この旅でアウトドア系に全く関係ないものを買ったのは初めてかも。だからいいよね?
自転車屋:OTERO
ヨーロッパは自転車の盗難が多く柔な鍵では破壊されてしまうので、U字ロックを買うために行ったお店。マヨール広場の近辺にあり。英語を話す親切な店員さんがセキュリティー度が高い鍵にしたほうがいい(80~90ユーロくらい)と勧めてくれたけれど、2つ必要だしあまりにも高くて私達は20ユーロの鍵でがんばることにした。

DSC07309 IMG_2064DSC07327 DSC07323
IMG_2067 DSC07333
(右上:ソル駅の周辺。スペインのど真ん中)

フラメンコ: Las Carboneras 

ダンサーは汗を振り落としながらダンスを披露してくれた。細かいステップはお見事!熱唱する二人のおじさんの顔も印象的。一人は顔を真っ赤にしていたが、もう一人は冷静な顔をしながらも歌声は情熱的だった。

DSC07359 IMG_2084

Bar: Meson del Champinon
あるグルメサイトではマドリードで一位のレストランとなっていたところ。名物はチャンピニョン・ア・ラ・プンチャ。きのこが苦手のゆうも「おいしい!また食べたい」というほど。

DSC07373 DSC07377

サンミゲル市場
野菜、ハム、スイーツなどたくさんの食材店が集まっていて、ビールやタパス(1品料理)を買ってきて席でいただくことができる。
DSC07382 DSC07381

2014年4月1日 寝台列車に乗るまで
列車は22時発のため、一日をどこで過ごすか悩みどころ。アパートは12時に出なくてはならない。
お昼は救援物資の中からさっそくマルちゃん製麺を取り出し、作ってみた。すごい!うまい!と二人で感動。南米のインスタント麺をたくさん食べてきたけれどまるで違うのだ。日本のらーめん文化は発展していると改めて思った。
アパートを出て、遠回りしながらシャンマルティン駅に向かうことに。マドリード広場にも寄って撮影。たまたま立ち寄った王宮では衛兵の交代式を見ることができた。

DSC07303 IMG_7813
IMG_7832 IMG_7840

駅につくと周辺に、一人10ユーロのブッフェがあったので、夕飯後そこで4時間くらい待たせてもらった。ご飯はどれも塩辛くて残念。
出発の時間が近づき、駅へ。列車に乗るにはホームと段差があって、自転車から荷物を全てはずしてから積み込まなくてはならなく、発射時刻に間に合うかちょっとあせってしまった。自転車や荷物は寝台席の隣の車両に置き、柱に鍵でくくりつけておいた。

IMG_7857 IMG_7859
DSC07435 DSC07437

車内のシート席はガラガラに空いていたけれど、寝台はほぼ満席状態。チケットにファーストクラスなんて書いてあるから期待していたのに、3段ベットで6人の一部屋でちょっとがっかり。結構ガタガタ揺れたけれど、寝つきの悪い私でも意外とよく眠れてしまった。

※ブログ村ランキングに参加しています。
↓ワンクリックの応援よろしくお願いします。↓
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周(自転車)へ

バルセロナの日々 ~その1~

2014年4月2日 サイクリングロード!
朝7時にバルセロナの駅に到着。あらかじめネットで予約しておいた宿へ向かって走る。車道とは別に遊歩道のようなところにサイクリングロードがあったり。今までは街中は交通量が多くて走りにくかったけど、ヨーロッパはそんなことはなさそう。これからの走行も楽しみになってくる。

宿に到着して休憩すると、荷物を預けて自転車で周辺をまわってみることに。駐輪する場所には日本のようにただスペースがあるのではなく鉄柵がある。そこにタイヤやフレームを鍵でくくりつけるのがヨーロッパ式みたい。

IMG_2089 DSC07344

ランブランス通り
街の中心から伸びている観光名所的な通りで賑わっていて、花屋さんがたくさんあり華やかな印象。
IMG_7865 IMG_7893


サン・ジュセップ市場
ランブランス通り沿いにあり、野菜・フルーツから海鮮、ハム、香辛料などが並んでいた。南米の市場とは違って、どれも見栄えよくきれいに並べられていて、ヨーロッパらしい。

IMG_7868 IMG_7870 IMG_7882 IMG_7885

Les Quinze Nits
パエリアを食べたい、と手頃な価格のお店を調べて行ってみたお店。でもレイアール広場の中にあり、店内はきれいなレストラン。二人分のミックスパエリア、16ユーロ。海鮮風味でお米の硬さもちょうどよくて、おいしかった。

IMG_7897 IMG_7896


サグラダ・ファミリア ライトアップ
夜が更けた中のサグラダファミリアは厳かだった。見れば見るほど、不思議な建築物。改めてスペインまで来たんだなと私たち思わせてくれた。
IMG_7965

2014年4月3日 

昨夜からまたゆうが38.5度まで発熱してしまい、この日は一日休息。
近くにあった中華スーパーに行ったりした。
宿: Hola Hostel Eixample 
朝食付き、キッチン、Wi-Fiあり。私たちが選んだ部屋は一番安い20人ドミトリー(一人12ユーロ)!今までにない大人数でどんなものかと不安だったけれど、部屋は広くベッドは整列されているし、ロッカーもあって居心地は悪くなかった。幸い部屋で騒ぐ人やいびきが大きい人もいなかったし。
ここは規模の大きなシステム化された宿で、部屋やロッカーはカードキー(FeliCaのような)を一人一枚渡され、証明は部屋もトイレ・シャワーも全てセンサーでオンオフされるようになっていた。でもそのせいでしばらくベッドでiPhoneや本を読んでいると明かりが消えてしまい、その度にベッドから出て動いて明かりをつけなくてはならなかったり。
洗濯機、乾燥機も一台ずつあり無料で利用可。
宿自体がやや新しく清潔感もあるけれど、キッチンやトイレは人数が多くて掃除が間に合ってない感じだった
立地はサグラダファミリアに歩いて20分くらいで行けるほど。スーパーもまわりにたくさん。宿代もチリペソにしてみれば10000ペソくらいで、あり得なくはなかった価格なので、総合的にもまぁまぁ良い宿だったかなと。

DSC07541 DSC07544


※ブログ村ランキングに参加しています。
↓ワンクリックの応援よろしくお願いします。↓
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周(自転車)へ

バルセロナの日々 ~その2~

2014年4月4日 サグラダファミリア
おとといサグラダファミリア教会への入場チケットをネットで購入してしまっていて、ゆうの熱がさがるか心配だったけれどさがったので、午後は外出。(マドリードでもさがったばかりで外出したから、振り返してなかなか治らなかったのだけど)

サグラダ・ファミリア聖堂(Basilica de la Sagrada Familia)
事前に入場チケットをネットで購入すると、待つことなく入れてgood(当日買うと1時間待ちだった)。それにケータイにバーコードが送られてきて、それをゲートでかざせば入れるようになっていて便利。

IMG_7986 IMG_7987

大聖堂に入ると、今まで見たことのない建築に圧倒された!聖堂内のイメージは持っていなかったので、とても新鮮に驚けた。なんというか、見たことない柱と、あちこちから差し込む太陽光の様々な線が異様な感じがして、私たちをそう思わせているのかも。

IMG_8045
IMG_7998

聖堂の脇にある展示室。ガウディの特徴的な建築デザインは樹木や、葉っぱ自然素材に由来していることがわかった。その視点を持つとよりガウディの建築を楽しむことができそう。
IMG_8057
エレベーターで塔に上がることもできる。狭い通路を通りながら進んでいく。バルセロナの街が!晴れていて見渡しもよくて良かったね。それに近くの塔の先端についたオブジェも近くで見られた。夜見た時には気づかなかったけれど、カラフルな部分もあるのね。巻貝をイメージした階段を降りるのは結構大変だった。
完成するのにあと200年程かかるのではと言われてたけれど、進捗は速まって2026年に完成するみたい。完成した全像もぜひ見に行きたいな。

IMG_8085 IMG_8104 IMG_8108 IMG_8166

そのあとビタミン補給のためスーパーで買物。みかんにそっくりな果物があり、10個買って2人で1日で食べてしまった。


IMG_8168 IMG_8172

夜はウシュアイアの上野山荘で出会った吉田夫妻に再会!違う大陸で再会できて、お互い旅してるなという感じ。お互いよい旅を!
2014年4月5日 ガウディ建築巡り
この日は自転車でバルセロナ市内のあちこちにあるガウディ建築を訪ねてみることに。こういう時にマイチャリがあるととても便利。

グエル公園(Parc Guell)
実業家グエルがガウディに依頼して建築されたもの。
曲線だらけな建物。見晴らしの良い中央広場のベンチのタイルはガウディの弟子の作品のようだけれど、私好みな部分もありかわいらしい。
DSC07531 DSC07524
DSC07518 DSC07512 DSC07502 DSC07505
(左下:遠くのサグラダファミリアを撮りたかったのだけれど…)

入場料も意外とばかにならないので、あとは外見だけ。

カサ・ミラ(Casa Mila)
残念なことに修復中…でもちゃんと幕には絵が描いてあった。この建物は山がテーマらしい。

DSC07533

カサ・バトリョ(Casa Batllo)
カラフルなのはガラスモザイク。この建物のテーマは海で、外壁は海面のさざ波をイメージしているよう。普通に通り沿いにある建物なので、まわりの建物と溶け込んでいなくて異様な感じがするけれど、どこかかわいらしくて私は気に入ってしまった。そう、ガウディ建築は全体的に私は好きだなとこの時思った。
DSC07536
(これらガウディの建築はサグラダファミリアも含め、すべて世界遺産)
また今夜も南米でできた友人に再会!イースター島で出会った健太郎さんはドイツで働いていて、偶然この週末にバルセロナに遊びに来ていたので会うことができた。私たちの気になっていたヨーロッパの国々の物価や治安情報を教えてくれた。
入ったお店はバルセロナだけれど、久しぶりの中華料理。でもさすが中国人コックなので、完璧な中華料理でどれもおいしかった。健太郎さんは相変わらず?太っ腹でごちそうしてくれた!ごちそうさまでした!

2014年4月6日 明日こそ出発
この日は、万全を期してもう一日バルセロナに滞在。

食材を求めて外出してみたけれど、今日は日曜日。ほとんどのお店は閉まっている。私達には曜日の感覚はほとんどないけれど、こういう時に「そうだ、日曜だった…」なんて思う。平日でもチリに入国してから体験してきたのはシエスタ。14時から17時くらいまでは閉まってまってしまう。日本では日曜、ましてや日中の休みなんてなく、ほとんどの商店は営業してあたりまえ。いつでも駆け込めて便利だけれど、日曜は休み!、夜は閉店!と決めてしまえばそれなりの生活になるだろうし、営業してないから家にいるしかないとか、日曜はスポーツをしようとなり、体も心も健康的になるのではないかな。。と、よく二人で話したり。

だけれどこの日は天気がよく、お散歩も気持ちよかった。

IMG_2144


※ブログ村ランキングに参加しています。
↓ワンクリックの応援よろしくお願いします。↓
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周(自転車)へ

地中海沿いのサイクリング

2014年4月7日 
ヨーロッパに入ってからはまだ1日の一部しか走っていなかったけれど、今日から走行開始。とりあえず次の大きな町、Girona ジローナを目指して。
10時頃出発。ゆうの体調がちょっと心配なので、様子を見ながら無理せず40km進めればいいかな。

バルセロナの海岸近くは近代的。路面電車なども東京より未来的な感じがしてしまった。

DSC07553 DSC07557

今日はサイクリングには最適な天気で、地中海沿いを走るのはとても気持ちよかった。新緑がきれい。でもこのあたりのサイクリングロードは車からの危険からは逃れられるけれど、直線ではなく、ランニングや散歩の人もいたり、スピードは出しにくく距離は伸びにくかった。それにベンチがところどころにあるのでつい休憩しがちに…
DSC07563 IMG_8210

16時ころになりキャンプ場泊と考えていたけれど、シーズンオフなのか開いている気配がないし、モバイルハウスがたくさんならんでいたりで私たちが求めているキャンプ場はなかなか見つからなかった。

仕方ないので、チップを入れた携帯でホテル検索(Booking .com)をしてみた。すると意外にもお手頃なホテルが10km先にあったので、早速予約。思えば体調が万全でない時にテント泊は辛かった。結局60km近く走ってしまった。

ここはこの旅初の三ツ星ホテル!さすが立派なリゾートホテルらしい外観。ネットでダブルルーム、朝食つきを23.78ユーロで予約できたので。バルセロナのドミより安い。予約なしだともっとあがると思う。ビーチ沿いにあるからシーズンオフということなのだろう。部屋は最低限の設備だけれど。もうしばらくはこんなところに泊まることはないかなぁ。

DSC07570 DSC07566

夕飯はキャンプのつもりで食材を買ってしまっていたので、部屋の中でガスストーブを出して料理してご飯まで炊いたのは内緒…

※ブログ村ランキングに参加しています。
↓ワンクリックの応援よろしくお願いします。↓
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周(自転車)へ

ヨーロッパに慣れはじめ?

2014年4月8日 ジローナ(スペイン)
プチリゾートホテルを出発した僕たちは、そのまま国道を北上してジローナに向かう。
スペイン国道は路肩があったりなかったり。車はみんな大きく避けてくれるので、親切なのだけど、やっぱり路肩がないのは怖いかな。まぁでも日本もほとんど路肩はないのが当たり前だし。自転車フレンドリーな世の中になるといいのに。
IMG_8224
今晩は、自転車乗りのためのホスティングサービス「WarmShowers」で見つけたEdgar宅に宿泊。
世界中の自転車旅行者が空いている部屋や自宅の庭を無料で提供してくれる。ヨーロッパはこのサービスを上手に使うとかなり安く旅を続けられる。ただし、もちろん相手の合意があってのこと。泊まりたい日が忙しかったりすれば、断られることもある。自転車旅行は事前に正確な到着日を決めることがとてもむずかしいから、嬉しいサービスだけど、使いこなすのは難しいかもしれない。

さて、無事到着したジローナは予想以上に大きな町で、旧市街が城壁に囲まれ、聖堂もたいそう立派なものだった。

IMG_8239 IMG_8270
(左:彩がおばちゃんに話しかけられた。なんでもご子息が自転車旅行をしているそうだ。右:ヨーロッパではよく自国の国旗ではなく、地域の国旗を掲げていることが多い。アイデンティティが国より地域にあるようだ。)

Edgarのアパートは聖堂のすぐとなり。旧市街地の真ん中にあった。残念ながら?部屋は最上階。荷物を全部はずして運びこむのには苦労したけど、そんなことは大したことじゃない。Edgarは以前、スペインからアジアまで自転車で旅をしたようで、部屋にはチベットのタルチョ(旗)や写真が飾ってあった。
Edgarと彼女のBetが夕食を作ってくれた、夜は自転車旅行の話で深夜2時位まで盛り上がった。

DSC07583 IMG_8279
(愉快なEdgar&Betカップル、お礼に折り鶴をプレゼントした。)

アヴィニョン(フランス)
ジローナからは電車でフランス中部の都市アヴィニョンに向かうことにした。
マドリード以降、頻繁に電車を使っているのは、今後のスケジュール調整のため。今年の12月にネパールに到着したい僕たちは、そこから逆算し今のスケジュールを組んでいる。トルコに6月に到着したいので、「電車を使えるうちは使っておこう!」とちょくちょくショートカットをしている。おそらく中欧まではこんな感じでハイブリット旅行になるだろうな。ヨーロッパは電車に乗りやすいのでとても助かる。

IMG_8287
(ヨーロッパ鉄道は、自転車積載スペースが用意されている。フルパッキンの自転車もこの通り。)

ジローナから乗った電車は、スペインとフランスの国境直前の駅Portbouが終着駅。駅を降りて地中海沿いのきれいな道を進む。
海岸沿いは断崖絶壁で、どちらかといえば峠を超えているような感じ。1時間ほどで無事フランス側最初の駅Cerbereについた。ここからまた電車にのり、アヴィニョンを目指す。4時間の乗車時間は長かったけど、車内は快適であっという間に到着。予約してあったバックパッカーズホステルに泊まる。ひとり16ユーロ。フランスに入ってから宿代がぐんっと上がってしまった。
IMG_8301 IMG_8314 IMG_8316 IMG_8335

アヴィニョンはローマ教皇が一時住んでいた場所。(世界史で習ったような気がする。)城壁に囲まれた町で、旧市街は見どころが多いらしいのだけど、天気が悪いこともあって、あまり良い印象がない町になってしまった。
スーパーに入ってみたけど、値段はスペインの1.3倍ほど。これからが大変。
IMG_8341

2014年4月9日~4月10日 自転車移動再開(フランス)
アヴィニョンからは自走で北上し、リヨンを目指すことにした。というよりは、最近あまりにも自転車に乗っていなくてちょっとうずうずしていた、というのが正しいかもしれない。電車に乗ろうと思えば乗れるのだけど、やっぱり自転車で走ろう、ということになった。
DSC07600

ローヌ川沿いの道を北上する。道沿いには古城が多くあって、日本とは別世界。古城があるたびにカメラを出して写真をとったりしている。南米とは違い、ヨーロッパは、ある都市に向かうルートが多すぎて、どのルートを走るべきか迷ってしまう。
IMG_8364 IMG_8372 IMG_8370 IMG_8356
(至るところに古城があるローヌ川沿いの道)

このローヌ川沿いには長いサイクリングロードが整備されているのだけど、時々そのサイクリングロードも途切れたりするから、あっちにいったりこっちにいったり、でなかなか距離が稼げない。それでも60kmほど走った場所で野宿をすることにして、スーパーで買い物をした。フランスのスーパーはスペイン以上に品数豊富。特に海産物が豊かで、氷を敷いた台にずら~~っと魚や貝、エビなどが並んでいる。、
IMG_8379 IMG_8381
(さすがフランスともいうべき、豊富な品ぞろえ)

野宿をするのは、いつ以来だろうか、パタゴニア、フエゴ島以来かな。
ああいう自然豊かな場所で野宿するのはあまり気にならないのだけど、ところどころに人々が住んでいる普通の国、普通の地域で野宿するのはちょっと怖い。怖いというのは、人間に襲われるという意味で怖い。
この日も絶対見つからないであろう奥まった場所にテントを張ったのに、就寝前に2組のフランス人に見つかってしまった。特に2回目のフランス人は若い男性3人組。偏見があるわけではないけど、若い男性3人組に見つかるというのは、警戒するには十分すぎるほどの材料だ。
というわけで、夜11時にテントを撤収し、別の場所にテントを貼り直した。
野宿は結構大変なのです。
IMG_8384 IMG_8385
(右:翌朝の朝ごはんはこんな感じ。)


※ブログ村ランキングに参加しています。
↓ワンクリックの応援よろしくお願いします。↓
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周(自転車)へ

川沿いをゆっくりと

2014年4月11日 やっぱり野宿は不安
昨晩、野宿中、若者に見つかってしまったため、緊張しながら眠りについたのだけど、明けてみれば何事もなくてホッとした。都市圏での野宿はとにかく人に見つかることがなによりも怖い。

IMG_8384-001
(野宿場所。道路に割りと近いのでちょっと不安でした。)

さて、今日も北上しリヨンを目指す。昨日と同じローヌ川沿いを時にはサイクリングロードを、時には国道を通って北上していく。景色はさほど変わらず、町並みも特別きれいではない。
だけど、とにかくのどかで、平穏で、ゆったりとした時間が流れるこの地方がなぜか心地良い。

IMG_8386 IMG_8426
(右:バゲットとワインサラダの昼食。とても安いのだけど、この風景の中食べれば最高のランチ)

昨日以上にローヌ川沿いのサイクリングロードが心地よい。どこまでも走っていられるようなそんな道だ。

昨日の野宿で、「もう野宿はしばらくいいや」と思った僕たちは、ちゃんとしたキャンプ場に泊まることにする。中規模の町、ヴァランスの手前にあるキャンプ上にチェックイン。
キャンプ場はがらがらでほとんどのスペースが空いている。二人と自転車を含めて11ユーロ。電源を使わせてもらったから、それを除けばもっと安いかもしれない。
シャワーも快適だったし、無理に野宿する必要はないかな?

IMG_3879

2014年4月12日 ローヌ川沿い最後のサイクリング
朝ごはんをしっかり食べていたら、出発時間が大幅に遅くなってしまった。
今日も変わらずローヌ川沿いを北上する。
ただ、この先、南米で知り合ったトム&フローレンス夫妻の自宅に泊めてもらう関係で、明日は電車で移動することにして、今日は走れる限り走ることにした。

IMG_8441
(ぶどう畑の中を走る)

夕方、お目当てのキャンプ場に到着。ちかくのスーパーで買い物を済ませた。
フランスに入ってからは、特にスーパーでの買い物が楽しい。食材も新鮮でよりどりみどり。
彩がフランスに移住したいと言っていた気持ちがよくわかる。

DSC07619-001
(広い区画にポツリとテント・・・)

フランスのキャンプ場はすべて政府によって格付けされている。といっても悪い意味ではなく、「こういう設備が整ってますよ」というレベルのゆるやかな格付け。その証拠にこの日泊まった宿は、昨日よりランクの一つ上三ツ星キャンプ場だったにもかかわらず、値段は3ユーロほど安かった。
多くの区画に毎度おなじみキャンピングカーがずらずらっと並んでいる。
ヨーロピアンにとって、このキャンピングカーでの旅というのは本当にメジャーなアクティビティらしい。毎日、本当に多くのキャンピングカーとすれ違う。

さて、この今日の夕食はなんとお好み焼き。
なんでこんなものを持っているかというと、マドリードに滞在している時に、母の合唱団メンバーの方からごそっといただいたのだ。
青のりからオタフクソース、かつお節、お好み焼き粉…。完全に日本のお好み焼き。
大量に買ったキャベツを消費しきれなかったけど、大満足のディナーでした。

IMG_8455
(大量に持っている日本食材。嬉しいけど重量を少しでも減らしたい・・・。嬉しい悲鳴というやつ?)

2014年4月13日 トム&フロとの再会
南米で知り合ったトム&フローレンス宅は、リヨンから北に40kmほど離れたVillefranche sur saoneという場所にある。以前はボジョレー地方の州都で、現在はボジョレーワインの主要な集積地となっている町だ。

IMG_8458 IMG_8463
(左:朝、キャンプ場を出る際、隣に泊まっていたドイツ人夫婦からチョコを貰ってしまった。右:おじいさんと孫)

朝早めに起きてパスタをかきこんで出発。
北に20kmほど行った場所にあるSNCFフランス国鉄の駅を目指す。
自転車移動と電車移動の境がほとんどないのがヨーロッパの特徴。
ストレスが溜まる要素がほとんどなく、スムーズに電車に載せられる。
ほどなくして列車が到着。1時間ほどでフランス第二の都市リヨンに到着した。

IMG_8465 IMG_8466

そのままVillefranche sur saoneに移動、事前に聞いていた住所に向かう。
電車から降りるとき、デッキスペースに一緒に乗ってたおじさんが、
「餞別だ。幸運を!」と10ユーロも渡してくれた。

villefrancheの町に入り、家がわからずうろうろしていると、恰幅のいい女性が話しかけてくれた。
この人が実は、トムのお母さん。広い庭と手入れされた花々、絵に書いたようなフランス郊外の家、といった印象だ。トムとフローレンスはまだ帰宅していないようなので、しばらくジュースなどをいただき、休ませてもらった。

IMG_8473
(緑が美しいトムのご実家)

6時頃、ようやくトムとフローレンスが帰宅。ウシュアイア以来1ヶ月ぶりの再会だ。
当たり前だけど、自転車ウェアではなく普通の服を着ている。
「なんとなく違和感を感じちゃう」っと話したら、みんなも「そうだよね」と笑いあった。
南米の南端の厳しい環境で出会ったのに、今はこんなにも快適な環境で再会している。
人々の繋がりに幸せを感じます…。

IMG_8481 IMG_8484

夕食は、クレープ。知らなかったのだけど、クレープはフランス料理でノルマンディー地方が発祥だそうだ。おかずがクレープ、というのは初めてだけど、とてもおいしくて幸せ。
しばらくここにお邪魔することにする。


※ブログ村ランキングに参加しています。
↓ワンクリックの応援よろしくお願いします。↓
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周(自転車)へ

フランスでのんびりと

2014年4月14日~16日 Villefrancheでの日々
17日にドイツにいく用事があり、それまでの間Villefrancheのトム宅に泊めてもらうことにした。
一度リヨンに行ってアウトドア用品を買ったり、散歩したりしたけど、基本的にはのんびりさせてもらった。

毎日のようにおいしいフランス料理を作ってくれる。

DSC07710-001 IMG_8480
(キッシュやクレープ、そしてもちろんボジョレーのワイン)

申し訳ないので、一度僕達も手巻き寿司を作ってごちそうした。
事前にスーパーに行って、日本食材が売っているか確認。あいかわらず「SUSHI」ブームのようで、SUSHI RICEだとかいろいろ売っていた。

手巻き寿司は簡単だし、食卓に並べた時に見栄えもいいからおすすめだ。

IMG_8499-001
(余っていた味噌を使って鍋を作ってみたのだけど、ちょっと味噌が足りず、よくわからないものになってしまった。。)

リヨンには電車で向かった。
フランスの電車代は高くて、ものの30分位の乗車時間なのに、正規料金だと片道7ユーロもしてしまう。日本だったら30分乗っても3~400円くらいだろうから、3倍もしてしまう。もっとも往復券だとか周遊券だとかの特別切符はかなり安いらしい。(今回はわからなくて使用できず。)

DSC07673

最近、キャンプの際に腰が痛くて、新しいエアマットが欲しかった僕は、ちょっと高いけど良い物が売っているという、AU VIEUX CAMPEURという店を教えてもらって行ってみることにした。

DSC07660-001
(リヨンのアウトドア専門店。豊富な品ぞろえで何でも揃う。)

この店、それぞれの専門分野にわかれて店舗を出していて、とにかく品揃えが豊富。日本の神保町界隈のアウトドアショップの比ではない。とにかく専門性が高くて、びっくりしてしまった。

DSC07648 DSC07654-001 DSC07655 DSC07656 DSC07661-001
(中段左:衛星携帯電話までも売っている。日本でアウトドアショップで衛星携帯電話が売っている店はおそらく無い。そこまで必要とされない、なんてこともあるけど、トータルで冒険に必要なものをここまで扱っているという信頼感がとても高いショップだった。)
下段:世界各国のマップ、ハイキングマップ、ツーリングマップ、ガイドブックなどもずら~~っと網羅。)

お目当てのマットを購入した後、お昼にラーメン屋に入ってみることにした。
海外を旅してなぜラーメン、なんてよく聞かれるけど、なんだかんだで結局日本食が大好きだし、自転車で走っている時はまず日本食なんて食べないので、都市に滞在するときこそ、日本食レストランに向かってしまう。

こちらのラーメン屋さん。日本で修行したというNIIKOさんが経営している。リヨンに40年以上住んでいるという日本人の方で、今までにも寿司屋などを経営して大成功したとのこと。ちょっとあきてしまったので今はラーメン屋をやっているとおっしゃっていた。ついつい長話をしてしまったけど、リヨンに橋本龍太郎が来た時に弁当を出したとか、いろいろ興味深い話を聞かせてもらって楽しかった。

Goramenのウェブサイトはこちら http://www.goramen.fr/index.php

DSC07690-001DSC07685
DSC07686


※ブログ村ランキングに参加しています。
↓ワンクリックの応援よろしくお願いします。↓
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周(自転車)へ

ジークフリート線を越えて、たこ焼き

2014年4月17日~22日 ザールブリュッケン滞在
17日の夜からドイツのザールブリュッケンに向かった。
この町で大学時代の友人が指揮の勉強をしているので、ちょっと足を伸ばしてみたのだ。

ヴィルフランシェからは、一度リヨンに出た後、TGVを使ってストラスブールまで移動。その後ローカル線とバスを乗り継いでザールブリュッケンまで向かう。
TGVは時速500㎞オーバーの世界記録を持っているので、どれだけ速いのだろうと期待していたのだけど、専用線区間でないと速度は出せないので、日本の在来線特急のような感じだった。乗り心地や揺れも日本の新幹線とあまり変わらない。(=つまり快適でした笑)

DSC07715

6時間後、ようやくザールブリュッケンに到着。友人と久々の再会。
ドイツに来たのでせっかくならビールとソーセージが食べたいとわがままを言わせてもらって、近くのバーに連れて行ってもらった。ザールブリュッケンに留学している他の音楽仲間も集めてもらって、初日から大人数でワイワイとビールを飲む。各町や店ごとに地ビールがあったり、さすがドイツといった感じ。ビールはどれも美味しくて、おつまみもカレー風味のソーセージが美味しかった。

DSC07732 DSC07731

翌日は、彼が指揮する聖歌隊の演奏を聞きに、電車で2時間ほどあるオーガスハイムの町まで行ってきた。由緒ある教会で、響きも豊か。その聖歌隊の代表(オーガスハイムの元首長)さんが僕のことを見て「彼はメキシコ人じゃないのか?」と質問してきたのには笑ってしまった。
・・・外人説が未だに燻っています(笑)

 DSC07754 DSC07766DSC07749
(左下:「彼はメキシコ人じゃないのか?」と言った市長候補のハインツさん)

戻って翌日は、ザールブリュッケンにお住まいの写真家・山本さんに、近くにある第二次大戦の遺構を案内していただいた。二次大戦時、フランスとドイツの国境があったこの場所には、数多くの遺構がある。
現実の遺構を目の前にすると、過去と現在が繋がっていることを実感する。
今は平和なフランスとドイツだけど、歴史に翻弄されてきた複雑な事情が見え隠れする遺構群。
特に第二次大戦の戦史に興味がある僕にとってはとても有意義な体験だった。

DSC07800 DSC07808 DSC07809
(左上:マックで作戦会議。左下:一方通行の看板の中にある棒を持ち去ろうとする人(シールがあるらしい))

その夜は、なんとたこ焼きパーティ。お菓子を焼くための道具を転用し、たこ焼きを焼く友人。
久々に日本酒も頂いてしまってもう大満足。やっぱり日本酒はおいしい!
貴重な日本酒、本当にありがとうございました!

DSC07882 DSC07884 DSC07893

すぐ近くにある独立国ルクセンブルグにも足を伸ばす。
日曜日だったため、お店が閉まっていたのが残念なのだけど、世界で最も裕福な国を垣間見ることができて満足。おいしいラーメン屋があるらしいのだけど、この日は足を伸ばせず…残念。

DSC07952 DSC07966 DSC07979

最終日にもおいしいベルギービールのお店に連れて行ってもらって、しこたま飲んでしまった…。

旧交を温め、新しい出会いもあり、音楽にも触れて、土地の食事(特にビールだけど笑)を楽しめたドイツ滞在。「ザールブリュッケンだけの滞在ではドイツに来たことにならない!」なんて言われてしまったけど、大満足の滞在でした笑

DSC07901 DSC07929 DSC07873
(左上:愛犬リッキーとファビアン 右上:劇場でオペラを鑑賞。この劇場、例のヒゲチョビさんが建てたらしいです。左下:ザールブリュッケンのメインストリート。)

※ドイツでお世話になった方々
ドイツ滞在中ずーーっとお世話になってしまったピアニスト・ルミさんと日本語ペラペラのファビアン
ドイツ現代史について詳しく、ユーモアあふれる語り口の写真家の英人さんと歌手のりこ夫人
いつも場を盛り上げてくれたムードメーカー、オルガニスト・えりさんとファゴット奏者のさゆりさん
そして、5日間も時間を割いてくれた大学時代の友人、やなぎ
本当にありがとうございました!


※ブログ村ランキングに参加しています。
↓ワンクリックの応援よろしくお願いします。↓
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周(自転車)へ

再びヴィルフランシェで

2014年4月23日 みんなで折り紙
今日は朝から、フローレンスのお兄さんの子供、2歳と3歳の女の子が面倒を見てもらいに来ていた。
お昼ご飯はみんなで2階のテラスで。食後、「そうだ、折り紙を出してみようか」ということで、まず私が鶴を折ってみる。
できた折り鶴で妹ちゃんは楽しそうに遊び、お姉ちゃんは折る方に興味を持ちゆうが教えてあげる。そしてお母さんにも私が教えてあげる。お母さんもカメラを持って来て、お姉ちゃんが完成したところをパチリ。お姉ちゃんも、なんだかゆうもとても楽しそう。

IMG_8517 IMG_8528 IMG_8550 IMG_8556

午後はこの先アウトドア用品が手軽に手に入りにくくなるかもということで、アウトドアショップへ買い物。レーサーパンツや靴下を購入。

夕飯の後、フローレンスとお母さんが鶴の降り方の動画を撮りたいと言うので、私の折り紙をする様子を撮ってもらった。撮り終わると、お母さんもフローレンスも鶴を何度も何度も折ってマスターしたようだった。お母さんは折り紙付きの教本を持っていたので、それを見ながら私たちも鶴意外のものを折ってみたり。小学生くらいの時はよく折っていたのにすっかり忘れてしまっていた。お母さんもフローレンスも日本の文化に興味を持ってくれていてうれしいばかり。


IMG_8571IMG_8601
(翌朝、今晩みんなで折ったものが棚に並べてあった)
2014年4月24日  とろけるディナー
今日の仕事は日本へ郵便を送ること。今回は今まで使用していたマットとお土産を送る。
郵便局に行ってみて、マットが梱包できるサイズの段ボールがなかったので、ホームセンターから不要の段ボールをもらって来て工作。重さは予想をうわまわって、3kgほど。郵送代は60ユーロ!う〜ん、高い!受付のおじさんまで「高いね!」なんて言っていた。
ディナーは私たちに毎回郷土料理をごちそうしてくれる。最終日の今夜は、私たちは初めて知ったラクレットというチーズ料理。チーズを専用のオーブンで温め、トロトロになったらじゃがいもやハムにかけて食べる。シンプルなものだけれど、チーズと他の素材がマッチしてとてもおいしかった。

IMG_8593 IMG_8595

それから毎回食後にはお皿を一通り片付けてデザートを出してくれるのだった。ここはとってもあたたかい家庭で、毎日私たちを幸せな気分にさせてくれた。言葉はけして完璧に通じなくてもそう感じることができた。トムファミリー、大変お世話になりました!Merci beaucoup!ぜひ日本に来てください!

IMG_8599 DSC08033
IMG_8606

(右上:私達に用意してくれた部屋にはクッキーやお水、お花も置いてくていた)

※ブログ村ランキングに参加しています。
↓ワンクリックの応援よろしくお願いします。↓
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周(自転車)へ