ジークフリート線を越えて、たこ焼き

2014年4月17日~22日 ザールブリュッケン滞在
17日の夜からドイツのザールブリュッケンに向かった。
この町で大学時代の友人が指揮の勉強をしているので、ちょっと足を伸ばしてみたのだ。

ヴィルフランシェからは、一度リヨンに出た後、TGVを使ってストラスブールまで移動。その後ローカル線とバスを乗り継いでザールブリュッケンまで向かう。
TGVは時速500㎞オーバーの世界記録を持っているので、どれだけ速いのだろうと期待していたのだけど、専用線区間でないと速度は出せないので、日本の在来線特急のような感じだった。乗り心地や揺れも日本の新幹線とあまり変わらない。(=つまり快適でした笑)

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6時間後、ようやくザールブリュッケンに到着。友人と久々の再会。
ドイツに来たのでせっかくならビールとソーセージが食べたいとわがままを言わせてもらって、近くのバーに連れて行ってもらった。ザールブリュッケンに留学している他の音楽仲間も集めてもらって、初日から大人数でワイワイとビールを飲む。各町や店ごとに地ビールがあったり、さすがドイツといった感じ。ビールはどれも美味しくて、おつまみもカレー風味のソーセージが美味しかった。

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翌日は、彼が指揮する聖歌隊の演奏を聞きに、電車で2時間ほどあるオーガスハイムの町まで行ってきた。由緒ある教会で、響きも豊か。その聖歌隊の代表(オーガスハイムの元首長)さんが僕のことを見て「彼はメキシコ人じゃないのか?」と質問してきたのには笑ってしまった。
・・・外人説が未だに燻っています(笑)

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(左下:「彼はメキシコ人じゃないのか?」と言った市長候補のハインツさん)

戻って翌日は、ザールブリュッケンにお住まいの写真家・山本さんに、近くにある第二次大戦の遺構を案内していただいた。二次大戦時、フランスとドイツの国境があったこの場所には、数多くの遺構がある。
現実の遺構を目の前にすると、過去と現在が繋がっていることを実感する。
今は平和なフランスとドイツだけど、歴史に翻弄されてきた複雑な事情が見え隠れする遺構群。
特に第二次大戦の戦史に興味がある僕にとってはとても有意義な体験だった。

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(左上:マックで作戦会議。左下:一方通行の看板の中にある棒を持ち去ろうとする人(シールがあるらしい))

その夜は、なんとたこ焼きパーティ。お菓子を焼くための道具を転用し、たこ焼きを焼く友人。
久々に日本酒も頂いてしまってもう大満足。やっぱり日本酒はおいしい!
貴重な日本酒、本当にありがとうございました!

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すぐ近くにある独立国ルクセンブルグにも足を伸ばす。
日曜日だったため、お店が閉まっていたのが残念なのだけど、世界で最も裕福な国を垣間見ることができて満足。おいしいラーメン屋があるらしいのだけど、この日は足を伸ばせず…残念。

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最終日にもおいしいベルギービールのお店に連れて行ってもらって、しこたま飲んでしまった…。

旧交を温め、新しい出会いもあり、音楽にも触れて、土地の食事(特にビールだけど笑)を楽しめたドイツ滞在。「ザールブリュッケンだけの滞在ではドイツに来たことにならない!」なんて言われてしまったけど、大満足の滞在でした笑

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(左上:愛犬リッキーとファビアン 右上:劇場でオペラを鑑賞。この劇場、例のヒゲチョビさんが建てたらしいです。左下:ザールブリュッケンのメインストリート。)

※ドイツでお世話になった方々
ドイツ滞在中ずーーっとお世話になってしまったピアニスト・ルミさんと日本語ペラペラのファビアン
ドイツ現代史について詳しく、ユーモアあふれる語り口の写真家の英人さんと歌手のりこ夫人
いつも場を盛り上げてくれたムードメーカー、オルガニスト・えりさんとファゴット奏者のさゆりさん
そして、5日間も時間を割いてくれた大学時代の友人、やなぎ
本当にありがとうございました!


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