ネパール」カテゴリーアーカイブ

ネパールへ

またまたインディラ・ガンディー国際空港

サンタナで空港へのタクシー(400ルピー)を手配してもらった。15分くらい遅れてきたので、道が混んでいてフライトの時間に遅れはしないか心配になる。なのにドライバーは、途中で止まって人と話したり、車から降りたかと思ったら道端の露店でカレーを買ってるし…。 

「お願いだから、急いでくれ!」

「OK、OK!もう止まらないよ。」ってカレー食べながら運転しながら

結局は時間に余裕を持って到着できた。今回は本村さん家に自転車や不要な荷物を預けさせていただいたのでとっても身軽。実にスムーズな国際線搭乗となった。

手荷物検査を受けて搭乗口に行くまでに、フードコートやショップが飽きないほどあった。あのゴミの世界からはかけ離れている。なんだかんだと発展しているインドだなぁ。
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ネパールビザ in カトマンズ トリブバン国際空港
ネパール入国はアライバルでOK。私たちはたっぷりトレッキングをする予定なので、3ヶ月マルチで100ドル。今までで一番高いビザ代!用意しておくもの↓
・パスポート
・100ドル(ドルや円等の外貨建でないと受けつけない)
・パスポートサイズの写真1枚
これらと現地でもらえる申請書を提出。先に滞在期間を伝えて料金を支払う。その後、期間別に分かれて発行してもらうのだけれど、私たちのほうの窓口の担当者は食事中らしくて15分くらい待たされてしまった。案の定、手の空いている職員同士はおしゃべり。でも、担当者が出てくると彼はまじめに(普通に)ビザを発行してくれた。
この空港はデリーの空港とは大違い。経済力の差を感じてしまう。余計なものはほとんどない。でも外国人観光客はたくさん。
ビザを手にし、タメル地区までプリペイドタクシーをお願いする(700ルピー。空港を出て捕まえたほうが安く済むよう。中米辺りとは違って、ネパールなら流しのタクシーでも命の危険を心配するほど危険なことはないと思われる。)

インドと変わらない?
目当ての宿を告げると、「その宿の名前は◯◯に変わった。」とかなんとか。でもその宿は友人におすすめしてくれて、彼らも数日前まで泊まっていたからそんなはずはない。そんな旨を伝えるも、やっぱり降ろされたところは違うホテルの前だった。

空港からこんな調子なもんだから、インドからまだ抜けてないような感覚。タメル地区までの風景もインドのようにゴミゴミした印象だった。

降ろされたところは目当ての宿からさほど遠くはなく、歩いて向かうことに。すでに陽は沈んで真っ暗だけれど、タメル地区はところ狭しと集まったお店の明かりと観光客とで賑わっていた。明日からの滞在が楽しみ。

結局、目当ての宿 Nirvana Peace Guest House は満室で隣の宿へ。

夕飯はやっぱり日本食、「桃太郎」へ!噂通りおいしい!

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(この記事は、2014年10月21日の出来事です。)


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【ネパール】1DAYミニトレッキング

出会った仲間と
カトマンズで出会ったみきさんの提案で、ミニトレッキングに行ってみることに。私たちにとっては、アンナプルナベースキャンプトレッキングの
ちょっとした練習になりちょうどいいかなと。。ちょうどカトマンズに滞在していたチャリダーの昼間さんしおりさんカップルも一緒に。

広がるもや
初めは、カトマンズのバスターミナルでサクーまでバス(7時頃発車)で移動。

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Sakhu サクーはカトマンズより標高があがり、、進むごとに霧?、もやの中に入っていく感じ。「寒いね~」「全然周り見えないよ」とちょっと今日の天気が心配になってしまった。サクーに到着すると、茶屋でチヤ(7ルピー)を飲んで温まってから出発。

天気の心配は無用だったようで、だんだん陽がさして温かくなってきた。あたりは畑。一面畑の景色は見慣れているはずだけれど、周りの植物は深い緑で今までとは印象が違い、「東南アジア!」といった雰囲気。洗練された感じではないけれど、素朴でいい景色。

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間もなく、橋のない川が。現地の女性も靴を脱いで裸足で渡っている。私たちも同じように裸足になる。
「冷たい!」
それでもみんな楽しくて、渡りながら写真や動画を撮ったり。

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村々へ
その後、小さな村を通過。山羊の解体を見てしまった。腸を洗っていたり…。それから、子供がリアルにお金を賭けて遊んでいたり。この先もよく
見かけることとなった手作りブランコで遊ぶ子供たちも。

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お昼前に Changu Narayan チャング・ナラヤンに到着。ここには世界遺産に登録されている由緒ある寺院があるという。門前町には茶屋やお土産屋さんが並んでいる。なかなか雰囲気のいいところだ。

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寺院に入ってみると、修学旅行中のような女子中学生たちが本殿に座ってカレーを食べていた。建物は1702年に再建されたものだそう。みごとな木彫で装飾されている。ネパールの寺院と日本のそれとの違いはすぐにわかる。色があり装飾が豊かだ。

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チャング・ナラヤンを出てしばらく歩くと、売店前になんとかスペースを見つけたのでお昼ごはん。ガスバーナーでお湯を沸かしてみんなでカップ麺!犬が2匹くらい寄ってくるのは毎度おなじみ。

休憩ポイントからは少しずつ登りになる。でも歩きやすい道。それぞれの旅の中でのオススメの国や日本に帰ったらどこに住む、何をしたいなんて話しながら進む。

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ヒマラヤだ!
今日の最終目的地 Nagarkot ナガルコットに到着。そこは意外に大きな村で、宿やバスターミナル、レストラン等もたくさん。茶屋から出てきた日本語を
話すおじさんに勧められた見晴らしの良らしいお寺に行ってみる。そこからは、ちょっと白い山々、ヒマラヤ山脈を望むことができた。いいゴールになった。

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(左:ヒマラヤ見えたはず…。右:私たちが乗ったバスではないけれど。)

カトマンズまでは、バスとタクシーを乗り継ぐ。最後のタクシーに乗ったのは18時くらいで遅いからか、お祭り前だったからか一人300ルピーと言われてちょっと高かった。しかし、他に手段はなく競合するタクシーもないのでしかたなく。

カトマンズに無事戻ると、中華料理屋で打ち上げ。みんなで気軽なミニトレッキング、途中の村の様子を見れたりと楽しかった◯

(この記事は、2014年10月24日の出来事です。)


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【ネパール】やっぱりチャリ好き

つながり
ゆうが日本の職場つながりで知り合ったさくさんが、今カトマンズの日本料理屋「こてつ」で働いているという。これも偶然のこと。日本からの知り合いに旅中に会えるなんてなかなかないと思うのだけれど、ゆうの知り合いには3人目、私は0。間違いなくもともとの趣味(からの仕事)が関係している。

さっそくこてつに訪れてみた。あいにくさくさんはお休みだったにも関わらず、私たちが来店したとネットで知ると駆けつけてくれた。ありがとうございます!

カトマンズでマウンテンバイク!

そこで働く加藤さん、常連のお客さんの星さんとも話をしていると、お二人の趣味はマウンテンバイクで、休みの日にさくさんと3人で走ってるという。。話も合って意気投合し、「カトマンズ周辺をマウンテンバイクでまわってみましょう!」となった。

8時にカトマンズゲストハウスで待ち合わせ。チャリダー仲間の昼間さん、しおりさんも誘ってみると、興味を持ってくれて一緒に参加。私たちのマウンテンバイクは、そのゲストハウスの近くのレンタルショップで1日800ルピーで用意。それぞれバイクの乗り心地を確かめる。ハンドルにはサスペンションがついていている。これなら激しいダートもいけそうだ。ここのショップでたまたま一緒になったネパール人のスニーズさんも同行してくれると。心強い。


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簡単にルートを確認して出発。Punauti プナウティを経由して戻ってくるルートのようだ。

まだこのバイクに不慣れなのと、オートバイクと車と人でごちゃごちゃなタメルを抜けていくは難しく、さっそく私は遅れをとってしまった。

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都心を離れると

中心地を抜ければ交通量も減り、比較的走りやすくなった。しばらくすると、農村が広がる丘に入った。

今は稲刈りのシーズンなんですよ」とさくさん。そう、丘の側面のほとんどが棚田であたりは黄金色だ。稲を自分が見えなくなるほど背負った女性が道端を歩いていのを何度も見かけた。それから、雨季開けの10月が空気も澄んでいて緑がきれいで、「今が一番いい季節」ともさくさんは言っていた。

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お昼休憩は通りがかった町のローカル食堂でチョーメン。さくさんのアドバイスで「辛くしないで」とお願いしたにも関わらず、ゆうは食べきれないほど!

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なかなかハード

このあとはダートが始まり、登りも続いた。自分たちの自転車だったらもっと厳しいだろうな。激しいダート、登りにも慣れている私たちだけれど普段からスピード感なく走る。それに比べ加藤さん、さくさんは速い速い!何度も先の方で私たちを待っていてくれた。

そんな中、次第に雲行きが怪しくなってきた。遠くから雷の轟も聞こえてきた。するとパラパラと雨が降ってきてしまった。ちょっと茶屋で一休み。雨のせいで地面はぬかるむ。それがバイクや自分達にもはねてみんな後ろは泥だらけ。これでこそマウンテンバイクだ

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峠に着くと「おつかれさまー、あとは下りです!」と加藤さんが待っていてくれた。ちょうどそこにあった茶屋でモモとコーラ!

雨は大して強まることも長引くこともなく、なんとか峠後ではカトマンズ盆地を見下ろせることができた。帰るところ、今日の目的地がが見えると、安心するのは普段の走行でも一緒。

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下りもガタガタのダート!サスペンションがついているとはいえ、手や腕、身体全体で振動を受け止める。普段荷物を大量につけて走っている私たちの自転車より振動を感じた。きっと荷物が振動を吸収してくれるのだろう。普段はしない立ち乗りをしてうまく振動を緩和したり。それでも、下りは気分がいい。

カトマンズに戻ってきたのは夕暮れ時が近づいた5時くらい。また交通量の多い中をすすまなくてはならい。ただ感じたのは、意外とオートバイクや自動車はやわらいかい運転をしてくること。ちょっと渡るから待ってね、と手を横に広げて合図するとスピードを緩めてくれる。強硬に突っ込んでくる車はほとんどなかった。信号のない入り乱れている交通が日常なので、彼らは程よく譲り合いに慣れているのかもしれない。

今日の走行距離

「今日は結構走ったよね〜」と昼間さんたちも同じことを感じていて、
「今日の距離はどれくらいですか?」と加藤さんにきいてみる。
「みなさんチャリダーなので体力あると思って、カトマンズから一番長く取れるコースを選んだんですよ。70kmくらいですね。」
70km!
途中ダートの登りもあったし、チャリダーにとって決してあまい距離ではない。つかれたー!

そして夜は、仕事で参加できなかった星さんも来てくれ、オシヤレなイタリアンへ。ピザもパスタもワインもデザートも、もはや当たり前のようにおいしかった。ネパールの外国料理のクオリティの高さはすごいとみんなで納得。

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ネパールに2、3年住んでいる星さんから聞いた話も興味深かった。

カトマンズを歩いていると日本語学校の看板をよく見かける。それにはこんな背景が。日本に留学に来る外国人で上位の中国人、韓国人が減っていく中、現在圧倒的に増えているのがネパール人。貧しいネパールでは日本に行かせるのに相当費用面で工面するだろうけれど、一家で借金をはたいてでも留学させれば、その後家が買えてしまうほど収入を得られるそうだ。

さくさん、こてつで出会ったみなさん、ありがとうございました!楽しい一日でした!!

(この記事は、2014年10月26日の出来事です。)


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【ネパール】トレッキングに向けて

日本からの荷物の受け取り

ネパールで最大の目的は、アンナプルナベースキャンプ(ABC)、エベレストベースキャンプ(EBC)までのトレッキング。本格的なトレッキングとなると持ち合わせの装備だけでは不十分なため、日本の実家にあったトレッキングポールやゲーター、厚手の靴下などを送ってもらった。

今回、日本からカトマンズの中央郵便局留めにしてもらった。

郵便局内に入ると、どこに行けばいいかわからず、とりあえず目についたカウンターで「日本からの荷物を受け取りたい」と伝える。
あっちの方だ」「隣の部屋だ」「何番の部屋だ」とあいまいな感じでたらいまわしにされ、やっと正解の部屋、No.32(敷地内に入って右奥に行き、道路沿いに歩いて奥にある)にたどり着いた。
もう驚かないけどあいかわらずの非効率さ。
最初のカウンターには外国人らしき人は見かけなかったが、ここに来るとたくさんの外国人がいた。

ここからも面倒で非効率な手順が続く。番号は部屋番号。

↓32番の部屋 自分宛の荷物を自分で探し確認

↓31番の部屋 書類にサイン等し、手数料?20ルピー(なんだかわからないがまけてくれる)を払う

↓32番の部屋 関税を決めるため31で対応した職員と一緒に中身チェック。段ボールをまたテープで閉められる。

↓31番の部屋 関税支払い(トレッキング用品にはあまりかからないようで300ルピーと想像してたよりずっと安く済んだ。電子機器などは中古と言い張っても30%程度の関税がかかるらしい。)

↓32番の部屋 受け取りに戻るが、支払いのスタンプがない(職員の不手際)と言われる

↓31番の部屋 スタンプをもらう

32番の部屋 ようやく受け取り

31番の部屋も書類を記入するのと支払いと中は分かれている。
いやー、こんなにあっちこっち部屋を移動する非効率な受け取りは久しぶり。利用者が多いから、分業してるのかもしれないけれどちっとも「流れ作業」になっていない…まぁ無事に全ての荷物を受け取れたので良しかな。

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今回トレッキングで使用した装備はこちら

【上着】
長袖シャツ2、半袖シャツ1
フリースジャケット
レインウエア上下
ダウンジャケット

【ズボン・アンダー】
トレッキングシューズ(普段から履いているもの)

軽アイゼン
ロングパンツ2
タイツ
ダウンパンツ
中厚手靴下2
極厚手靴下2
下着3

【小物】
帽子(キャップ、ハット)
ニット帽
バフ、手ぬぐい
サングラス
ネックウォーマ
グローブ
厚手グローブ

ビーチサンダル

【その他】
寝袋(モンベル2番、3番のダウン)
ゲーター(雪山用)
ポール
ハイドレーション

行動食(クッキー、インスタント麺ワイワイ、飴等)

ティーパック、インスタント味噌汁

マグカップ

歯ブラシ、歯磨き粉
石鹸
シャンプー(一回用小袋になっているもの)
洗濯バサミ
ロープ
洗剤
飲み水消毒用塩素
薬(ダイアモックス(高山病対策)、風邪薬、下痢止、バンテリンぽいもの)
絆創膏、消毒液
トイレットペーパー 3ロール持参(ひとりにつき)
速乾タオル

【現地で買い足したもの】

・フリースグローブ(mont-bell)
私は指先まである薄手(はずさずにカメラのシャッターをきったりとある程度の作業ができるも)のグローブを持っていなかったため。
・ハイドレーション2L用
行動中でもすぐ水が飲めるようにゆうは買っていた。
・軽アイゼン(BLACK YAK)
行く直前に例外的にサイクロンが来て降雪したと聞き、万一に備えて。結果的にはトレイルには積雪がなく、まったく不要な状態だった。

【必要な許可証】

ABCトレッキングに必要な許可書は2つ。カトマンズ、ポカラのどちらでも取得できる。私たちはカトマンズで取得。それぞれパスポート、顔写真2枚(合計4枚)、以下料金が必要。申請書には保険について記入する箇所があるので、保険証書も持っていったほうが良い。申請してその場で手に入る。

TIMS Registration Card ティムス許可証)・・・2000ルピー

ネパール観光局にて。タメル地区から徒歩30分ほど。観光局には無料でネットの繋がったパソコン、水サーバーが利用できる。

Annapurna Conservation Area Entry Permit アンナプルナ保護区入域証)・・・2000ルピー

ネパール観光局と同じ敷地内にある、ACAP事務所にて。当該許可証は入って左奥のブース。

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(この記事は、2014年10月27日から28日の出来事です。)


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【ネパール】落ち着ける場所、ポカラ

ポカラへ

私たちは、エベレストトレッキングより先にアンナプルナベースキャンプ(ABC)トレッキングを選んだ。それは、10月末から11月上旬だとまだエベレストベースキャンプ(EBC)トレッキングはシーズン真っ盛りで、人が多いだろうという理由から。

まずはポカラにバスで移動。600ルピー(1ルピー≒1.1円)。朝、バス乗り場に行くとたくさんのツーリスト用バスが並んでいた。バスはほぼ予定通り7時に発車したけれど、少し走ると停車して大きな荷物を積み込んだりしている。こういうところもインドとそっくり。

途中休憩は2回あって、13時過ぎにポカラに到着。宿の目星をつけておいたレイクサイドへタクシー(200ルピー)で向かう。あの狭い通りに車、バイクでやかましかったタメルに慣れていたので、ポカラはとても落ち着いてみえた。車道と歩道は分かれていてタメルより道幅は断然に広いせいもあるのか人通りは少なく見え、寂しい感じさえしてしまう。「あれ、なんかポカラ楽しめるかな…」

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(右上:セブン-イレブン…全く日本のとは別のもの。)

宿:Hotel Billabong Garden

トリプルーム、一部屋700ルピー。本来は1100ルピーする部屋を最初に見せてもらい、「一番安い部屋でいい」と言うと「いくらならいいの?」と聞かれ希望を言うと、「この部屋でその値段でいいよ」と。ポカラも宿がたくさんあり競争が激しそうなので結構まけてくれる

部屋、バスルーム共にまぁまぁ清潔。角部屋にしてくれて、日中はよく陽も入った。
Wi-Fiは部屋でも使用できた。シャワーはソーラーで温めるようで、日中入れば十分温かい。でも、二人続けて入らないほうが良いかも。

家族で経営して、お母さん、お父さん共に親切
ツアーやアクティビティの申し込みもできて、パラグライダー(30分8,500ルピー)に興味があると一度伝えると、最後まで「やらないの?決めたらいつでも言って」と言われ続けてしまった。
最後の会計時にタックス10%がかかるとわかり、ちょっと残念な気持ちになってしまった。

この宿の近くにジューススタンドがある。朝、よくここでラッシーを飲んでいた。欧米人もここでよく座って新聞を読んでいたり。

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天気は大丈夫?

ポカラに2泊くらいしたら、トレッキングに出ようと思っていたところ…
日本食「あかつき」でオーナーさんと話していると、こんな情報が。
「インド洋あたりでサイクロンが発生してこちらに向かっているようですよ。ネットで情報を見て様子を見たほうがいいかもしれません。」

つい2週間ほど前に、同じようにサイクロンが来て大雪が降り、アンナプルナ連峰で雪崩が起きて大きな事故となったばかり。異常気象続きの世の中なので、今の季節こんなはずはない、また続く訳ない、とはけして言い切れない。これは慎重に対応しなくては。

宿に帰ってネットでサイクロンを調べてみたけれど、とても小さいよう。とりあえず様子見で3泊することに。

翌朝も調べてみると、、どうやら消滅??明日出れば、ベースキャンプに着くころも晴れの予報だったので、明日出る!と二人で決定!!

(この記事は、2014年10月31日から11月2日までの出来事です。)


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アンナプルナベースキャンプトレッキング1

1日目
Pokhara(8:10) ~ Phedi(9:30)~ Dhampus(11:15)

・Pokhara ~ Baglung Bus Park ・・・タクシー200ルピー
・Baglung Bus Park ~ Phedi ・・・バス一人105ルピー

タクシーでBaglung Bus Park バルグンバスパークまで行くと、15分くらいバスを待った。他のトレッカーらしき人をほとんど見かけず、バス内はローカルの人々ばかり。「あれ?あってるよね?」と心配になってしまったほど。

ポカラを離れるとのどかな緑が広がってきた。Phedi フェディではちょっとしたトレッキング用品が目に入り、ようやくここからトレッキングが始まるという雰囲気が出てきた。気持良く晴れていていい初日になりそう。

トレッキング道しょっぱなから結構な急登。これから9日間大丈夫かな?でも、意外とザックの重さは平気そう。と思っていると、あっという間にバスできた道が目下に

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ローカルの人々が暮らす村の中、畑の中の道を通る。「ナマステ~」。トレッキング道だけれど、住民のための道でもあるのだ。

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歩き始めて1時間半ほどで、Dhampus ダンプスに到着。村の奥に進むと、たくさんのロッジが散らばっていた。なんとなくタルチョがついていて、庭があって雰囲気が良さそうな宿に決定。

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休憩を少しとると、村内を軽く散策してみた。こんな小さな村なのに日本語学校が

そのせいか歩いていると、「コンニチハ」と声をかけられた。ちょっと話してみると、彼はショールなど織物の職人で、日本語学校で勉強しているという。とても上手でほとんど通じない言葉はないくらい。日本語を学ぶのは日本に行きたいからだそうだ。おそらく、日本で働きたいのだろう。でも、やっぱりお金がとてもかかるから難しいらしく、「日本に恋人がいたら行き易いけど、ワタシはいないから」とネパール人の赤ちゃんをだっこしながらつぶやいていた。

朝は宿が満室にならないか心配で、「6時に朝食をとりたい」とお願いすると「早すぎる。早くて7時だ。」と言われてしまった。日本の山小屋だと6時でも遅いくらいなイメージだけれど、そんなに早朝に出る人もいないのかもしれない。

宿:Paradais Lodge(200ルピー)
ご飯は美味しかったけれど、出てくるまでに時間がかかったので、早めにオーダーして時間も伝えたほうが良い。チベット系の顔のおじさんは次の宿の予約を電話をしてくれたりと気が利く方。
使用金額:2,375ルピー

2日目
Dhampus(7:30) ~ Tolka ~ Landruk(13:30) 

朝ご飯にパンケーキを食べて出発。

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すると、黒い犬が私たちについてきた。ダンプスの終わりにチェックポイントがある。職員の人も少し日本語をしゃべれるのに驚いた。チェックしている間も犬は座って私たちを待っていて、私たちが出るとまたついてきた。どこまでくるんだろう。せっかくなので「ポチ」と名付けてみる。

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開けたところに着くと、ヒマラヤ連邦が!きれい!

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ポチは私たちを振り返りながらかけていく。たまにポチが遅れると、私たちの横を抜かしていくのでちょっとジャマなことも。馬とすれ違うと、怖そうに私の陰に隠れたりと、結構かわいい。なのに、合流地点で欧米人ツアー客に出会って彼らに先に道を譲ると、彼らにポチはついて行ってしまった別れはあっけなかった。たくさんエサをもらってね。

この日は少し登ると、下りがメイン。下りは登りより足に負担がかかり、膝が痛くなってしまう。それでも、途中の村々の雰囲気と時々姿を現すマチャプチュレに癒されながら足を進めた。

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Landruk ランドルンに着くと、まわりにもまだトレッカーは少なかった。今朝出た宿に今晩の宿を予約してもらったけれど、不要だったかもしれない。

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夕飯時、ダイニングはいつの間にか欧米人でいっぱいになっていた。彼らはほとんどがダルバートを食べているおかわり自由でたくさん食べられるからかな。夕飯はとなりの宿から賑やかな音楽と声が聞こえてきたので見に行ってみると、ネパールの音楽に合わせて欧米人たちがダンスしていた。とても楽しそう。

宿:Hotel Hungry Eye(200ルピー)
個室はシャワー付きで400ルピー、電源付きだった。私たちはシンプルな部屋に。シャワーは無料だけれど結局お湯が出なかったので、バケツにお湯をもらった。ご飯は食べたもの全部?おいしくなかった。
使用金額:1,840ルピー

(この記事は、2014年11月3日から4日の出来事です。)


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アンナプルナベースキャンプトレッキング2

3日目
Landruk(7:30) ~ Jhinu Danda ~ Chomrong(13:30)

朝、外に出ると山が朝日で燃えていた。

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昨日の14時ごろに洗濯をして外に干しておいたけれど夕方までには乾かなかった。このあたりでは夕方を過ぎると霧深くなってくるので、部屋の中に干しておいたらなんとか乾いた。朝は空気が冷たいけれど、空気が澄んでいて、遠くの山々もきれいに見える。

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(左下:体から蒸気が上がっているが見える!右:いくつもある吊り橋。最初は恐かったけれどだんだんなれてくる。)

お昼前に日本人のおじさん達とすれ違い、挨拶程度だったけれど少し会話ができた。おじさん達の栃木なまりがなんだか懐く感じた。けれど、そのあと川の底まで下って結構な登り道が見えてぎょっとしてしまった。

温泉があるという Jhinu Danda でお昼休憩。カレーがおいしい!すると、温泉から帰ってきた日本人のひとりのおじさんに会う。「温泉はちょっとぬるかったけど、まぁ良かったよ」「アンナプルナと月がきれいだった」とのこと。私たちもベースキャンプでいい景色が見られるかなぁ。

休憩後から Chomrong チョムロンまで実は今回のトレッキングで一番の急登。

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登りが苦しい中、「あなたコリアン?」と韓国語でおばさんに聞かれる。いつもは違うよ!と心の中でお怒り気味になってしまうのだけれど、彼女は私の目をしっかり見ていて、なんだかとてもあたたかいものを感じた。きっと韓国人と言えど、日本の「お母さん」のように見えてしまったからだろう。私は「No,sorry.Japanese.」と答え、そしてなぜか「Thank you.」と言って別れた。旅中だと日本人の若者や男性に会うことはあっても滅多に「お母さん」のような世代に会うことはないからな。

登りがきついとゆうと私の距離は離れていく。高度が高いと自転車でも、徒歩でも私が強くなるのだ。ここで実験。パルスオキシメーター(血中酸素濃度と脈拍を測るもの)でそれぞれの脈拍をみてみる。
ゆう→130私→85
心肺能力の差が数値で実証されてしまった!?

やっとチョムロンに到着。一つ目の宿は満室で二つ目の宿に決定。チョムロンからは宿代が一部屋300ルピーになるよう。値引きをお願いしてもまけてくれないのはどこも同じ気がした。この村にジャーマンベーカリーがあり、パンやケーキは宿のレストランより安くておすすめ。

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(右:アップルパイ150ルピー)

宿:Chomrong Cottage(300ルピー)
宿のおばさんは少し日本語を話して、ガイドなしの私たちを気にかけてくれた。「海苔(日本行った親戚が買ってきてくれるよう)が大好きで一人でたくさん食べちゃうの」だと。
使用金額:2,255ルピー

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(この記事は、2014年11月5日の出来事です。)


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アンナプルナベースキャンプトレッキング3

4日目
Chomrong(7:30) ~ Dovan(12:45)

ポカラにいる時の天気予報では今日は雨だったけれど、朝は良い天気。景色もばっちり

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チョムロンの終わりに商店があり、ワイワイ30ルピー、ツナ缶170ルピーなどと思ったより安く売っていたので、お昼用に購入。

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(下:浄水器。チョムロン手前からペットボトルのミネラルウオーターは売っていない。手持ちのボトルなどに入れてもらう。)

今日もアップダウンが激しい。階段になっていて歩きやすいけれど、一段に高さがあるため下りでも膝にきてしまう。そんな中、ポーターはさくさくと私たちの横を過ぎていく。彼らは背中にトレッカーより大きな重い荷物を背負い、ひもで頭で支えている。「すごい!さすが!」と驚くのはまだ早い彼らの足元はビーチサンダルだったりする。ABCトレイルは比較的歩きやすいとはいえ、どう考えても石の上では滑るし、ぬかるみではサンダルはまっちゃうでしょ?いったい彼らの足はどうなっているんだろう。私たちには到底無理。でも彼らは普通。人間の適用能力もすごいと思う。

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Bamboo バンブーで早めのお昼をとっていると、私たちと同じくガイドなしポーターなしで来た日本人バックパッカー二人に遭遇。彼らは今日は次のDovan ドヴァンで泊まるという。私たちはその先まで行こうとしていたけれど、そうすると15時近くになりそうで宿が満室になりそうで心配。とりあえず、ドヴァンまで行ってから考えることにした。

バンブーからドヴァンには、よく看板に書いてあるコースタイム通りで到着。今日までの疲れもたまっていたことや、やっぱり宿の心配もあったのでここでストップ。明日は早めに出て、遅れを取り戻そう。

宿:Dovan Guest house(300ルピー)
一人のお兄さんは、ご飯ができると部屋まで呼びに来てくれたり、親切に対応してくれた。翌朝は早くて何時にご飯を出してくれるか聞くと、「あなたたちの要望通りで」と言ってくれた。
使用金額:2,420ルピー

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5日目
Dovan(6:30) ~ Machhapuchhare Base Camp(12:20)

今日は昨日の遅れを取り戻すため、いつもより一時間早い6:30に出発。ようやく他の人たちは起きだした感じ。明るくなったものの太陽はまだ顔を出していない。

森のなかの道は、鳥の声が時々響くくらいで人はいなく静か。私たちしか歩いていないのだ。そう思うと、この山を私たちが独占しているような気分になった。

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昨日の目的地にしていた Himalaya Hotel ヒマラヤホテルを8:00頃到着。ここに宿泊していた今から出発する人たちを横目に見ながら、立ち止まらずに進む進む。

登りが続くと、今までの疲労も合わさってか、ゆうは脚が痛み出したようだ。まわりの欧米人、韓国人も息を切らして休み休み登っていく。標高は3,000mを越えてきた。あぜらずゆっくりゆっくり。

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(左上:Deuraliには携帯電話のアンテナがあった。下:こんなところでも野菜栽培。)

Machhapuchhare Base Camp マチャプチャレ到着!!気持ちのいい雲ひとつない晴天!!同時に着いたひとりの欧米人も「We are lucky !!」と。

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ABCまでここからゆっくり登って2時間で行けるので、一気に登ってしまう人もいる。でも、私たちはここで一泊してのんびり景色を堪能することができた。時間が十分あればここでの宿泊がオススメ。

宿:Gurung Co-oprative Guest House(300ルピー)
ホットシャワー300ルピーと書いてあったけれど、ゆうが浴びても気づかなかったのかスタッフは請求してこなかった。ピザがおいしい!
使用金額:3,790ルピー

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(この記事は、2014年11月6日から7日の出来事です。)


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アンナプルナベースキャンプトレッキング4

6日目
Machhapuchhare Base Camp(7:40) ~ Annapurna Base Camp(9:30)

朝、起きると昨晩はいなかった日本語ができるガイドさんがいた。話を聞くと、日本人団体(アルパインツアー)のガイドをしていて、トレッカーの一人がABCで昨晩遅くに高山病になってしまったのでその人と一緒に降りてきたということだった。ダイニングに行くと宿のスタッフやポーターが寝るスペースに日本人男性が一人横になっていた。幸いそれほど重症ではないようだけれど、万全を期してヘリコプターを呼んでポカラまで帰るという。さすが日本からのしっかりしたツアーなので、ヘリの手配にしろ、蒲生バックが用意されていたりと、手厚い手当を受けられるようだ。

数十分後に宿が集まっている少しはずれにヘリが来て、その男性が一人乗ると、さっそうと下界に降りていってしまった。

そんなちょっとした騒ぎがあったのに、宿の若い男性スタッフ一人はまだダイニングで寝ていて他のスタッフに起こされても、「まだ眠い~」とでも言っているのか毛布を被ってもう一眠りしていた。「おいおい、山小屋スタッフが朝は起きれないってどうなの?」と私たち二人でつっこんでいた。

それにしても今日も最高の天気!ABCでの景色も期待できそう。

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標高は4000mを越えてきた。それでも陽が照れば、暑いくらいでシャツ一枚でちょうどいい。

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道中、ヘリで降りた男性が所属していた団体、中高年の方々が降りてきたところに遭遇した。この時もおじさんおばさんたちとの会話に和む。
「あなたたち若いね~、新婚旅行?」
「そうですね、一年ちょっと旅行してるんです~~」
「へぇ~、すごいね!ハネイヤーだね!おめでとう!」(ハネムーンのムーン、月を年にしたのか?)
(皆さん口々に)「おめでとうございます~」

ABCも目前に迫ってきた。日本の登山の感覚だと、上に上がるほど岩場になり足元が悪く登りにくいイメージがあるけれど、ABCまでは急騰でもなく結構歩きやすい。

あの看板が見えてきた!!ABC到着!!!

360度山に囲まれてしまった!まさに圧巻!!

タルチョも元気になびいている。

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宿に着くと、隣の宿に入った日本人のご年配夫婦と出会う。午後はその宿のダイニングにおじゃまし、会話を楽しんだ。ご夫婦は定年後に海外をたくさん旅行し、ネパールも9回目だという。世界中をトレッキングしてきた中でも、ABCはかなりお気に入りのご様子だった。ABCトレッキング道は最初に来た8年前より随分整備されて、宿のごはんもおいしくなり、いろいろ変化したようだ。また何十年か後に来てみるのもおもしろいかもしれない。

夕焼け、夜の山も美しかった。

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宿:登ってきて右側にある宿。名前忘れ…(一人150ルピー)
宿は4件あり、9時半と早めに到着したけれど、どこも二人部屋は予約で抑えられていた。仕方なくイギリス人男性がいる三人部屋に宿泊。
使用金額:2,810ルピー

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7日目
Annapurna Base Camp(7:50) ~ Bamboo(13:40)

いつもより早起きして、日の出を待つ。

朝日、きたきた!

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ABCでも寒さは思ったより緩く、ダウン上下着て極厚靴下を履いて寝袋に入って寝ると暖かく、足の冷えも感じることはなかった。ダイニングでも暖房はまだつけていなかった。それでも、外で夕日や朝日を待っている時は寒いので、ダウンをしっかり着て。

今日から来た道を戻る。下りがほとんどなのでまた脚や膝を痛めるのではないか心配だった。

途中のお昼休憩で昨日のご夫婦とまた新たな日本人グループと一緒になり、会話を楽しんだ。そのグループの中には2週間ほど仕事の休暇を取って来ている方も。仕事の休みにこんなとこに来たら相当リフレッシュできそう。風景や文化に対しても、長期旅をしている私たちより新鮮に感動しているようだ。

下りはやっぱり速く、小刻みに登ってきたのもあるけれど、今日は登りの2日半分も下ってしまった。でも心配していた脚の負担は二人ともほとんど感じなかった。

宿:(300ルピー)

二人部屋はなく三人部屋をシェアすることになる、二人がいいなら三人分の料金を払ってと言われたのでこの宿を離れようとすると、二人分の料金でいいよと。
使用金額:3,790ルピー

8日目

Bamboo(7:30) ~ Ghandruk(16:30)

朝のダイニングでよく思うのは欧米人たちとの食文化の違い。欧米人はポリッジ(穀類を水や牛乳で煮たお粥)を選択する人がほとんど。私たちはポリッジはまず選択しないし、あまりなじみのない食べ物(最近日本でも流行ってるの?)という認識。反対に私たちは朝たくさん食べたいので、フライドライスをよく食べるけれど、欧米人からすると朝からそんなの食べれないと思うらしい。まぁ朝からフライドライスというのは私たちにとってもトレッキング中ならではなので、これは食文化とは関係ない。

アップダウンを繰り返しながらも、標高も2000m前後になり、日中はより暑く感じた。

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登ってくる50代くらいの欧米人女性はタンクトップに短パン!そう言えば、トレッキングのファッションも民族?人種?によって違いがある。

前記のように欧米系の人たちは、暑いともう露出度が高い(日焼け止めは女性も男性もしっかり塗っている)。それか、女性はピッタリしたスパッツを履いている。日本人的な感覚ならスパッツの上にショートパンツやスカートを身につけてお尻は隠すけれど、欧米系は隠さずそのまま。頭にはバフをかっこよくつけている。

中国人は原色のウエアをよく着ている。韓国人(かなりよく見かけた)はだいたい蛍光色。膝サポーターをつけているのもほぼ彼らだと思っていい。そして韓国人だという最大の決め手は黒縁メガネとあのサングラス。日本人は落ち着いた色。そして3国の共通は特に女性の日焼け対策。ハット型の帽子をよくかぶり(私も)、さらに後ろに陽射し除けをつけ(特に韓国人かな)、手袋をし、なるべく肌をださない。日焼けを徹底的に嫌うのはアジア人女性(日中韓)共通なのかな。肌の色による違いをはっきり感じてしまった。

こんなふうに、世界中のトレッカーが集まるので、いろんな国の人たちの様子が見比べられるのも楽しい。

今日は Ghandruk ガンドルを目指すため、行きとは違う道に入る。すると、比較的よく整備されていた今までの道とは違い、砂深かったり大きめな岩がよくあったりした。そんな中、赤ちゃんを背負子にのせた欧米人家族とすれ違いビックリ!ポーターもいないようだった。赤ちゃんがいたら荷物がどれだけ増えるだろう、夜泣きもするよね、高山病って大丈夫なの、とかあとからいろいろ疑問が湧いてきてしまった。本当に彼らは私たちが無理!と思うこともやってしまう。

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やっとついたガンドルは大きな村で、民家が広がっていた。どこか懐かしいような風景だ。道がたくさんあるので迷いながらやっとちょうどいい宿を見つけた。コースタイム通りくらいなのだけれど、今日は長丁場で8時間近く歩いてしまった。お疲れさま!

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宿:Ghandruk Guest House(ツインルーム350ルピー)

宿代は下界に近づいてシャワー(ぬるめ)代込。ご飯代も落ち着いてきた。
使用金額:2,600ルピー

9日目

Ghandruk(8:00) ~ Kimche(9:00) ~ Pokhara(12:15)

今日もまた長い道のりになりそう。また相変わらずの馬の列。それだから道はフンだらけ。

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しばらく下ると、車のクラクションが聞こえてきた。車道に近づいてきたんだ。ゆうは近くにバス停がありそうだと言ってゆうは早足で先に行ってしまった。

出発してから一時間後に Kimche キムチェに到着。やっぱりここからポカラまでバス(一人300ルピー)が出ていた。間もなく出発するところだったので、勢いで乗ってしまった。ABCトレッキングお疲れさまー!

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バスからの風景はひたすら田んぼ。ほぼポカラまで途切れることなく続いた。この広大な田んぼで稲を刈り取るのも、稲を運ぶのも、脱穀もぜ〜んぶ人が機械を使わずに作業しているのには感心してしまった。脱穀だって、餅つきのように5人くらいが輪になって中心に向かって稲を地面に叩きつけているのだ。こんな風景、言ってしまっては悪いが、日本なら江戸時代、いや櫛みたいな道具(調べて思い出した、千歯扱き)さえ使ってないからもっともっと昔?にさかのぼらないと見られないのでは。「お百姓さんに申し訳ないからひと粒残さず食べなさい」という言葉はこの風景を見せれば、誰もが納得するだろう。ネパール米も大事に食べましょう。

使用金額:1,100ルピー

ABCトレッキング9日間での使用金額合計:22,980ルピー

(この記事は、2014年11月8日から11日の出来事です。)

ポカラのごはんと宿

ポカラにも観光客向けのレストランがたくさん。カトマンズよりお洒落で値段も張るものが多い。私たちのおすすめは…

青空
旧桃太郎があったあたり。オープンカフェのようにお洒落な店舗。メニューも豊富で見つけてから毎日のように通ってしまった。どれもおいしい!味噌ラーメンにバターを入れてくれたり、チーズカツと梅シソカツを半分ずつにしてくれたり、サービスも良い。

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富士山
メイン通り沿いにある。よく食べてきたカツ丼もうまし!やたら腰の低い接客が印象的。

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韓国料理
湖沿い近くにある。550ルピーでプルコギセット。キムチやご飯、汁物、お茶もついている。屋根はあるがドアのない店舗のため、夜に行ったら虫が多かった。それを想定してか、テントが用意されていて、中に入れば落ち着いて食べられた。
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ネパールカレー、一回しか食べてない…

宿:サンタナ
インドで主に展開する日本人宿がポカラにも。レイクサイドの奥にある。ABCから帰ってくると、部屋が空いていたのでカトマンズに戻るまで4泊した。ABC前はほとんど日本人パッカーさんに合わなかったけれど、ここではたくさん会うことができた。
シャワー&トイレつきツインルームが600ルピー。部屋のシャワーはソーラーなので安定しないが、共同のガスシャワーもある。宿代に含まれているビーガンケーキがおいしい!キッチンもあるが、利用する人はほとんどいなかった。昼食、夕飯(私たちが滞在した時は料理人こーすけさんが作ってくれていた)も安く出してくれる。
共有スペースからの眺めも良く、居心地◎建物は古めで部屋は暗めだけれど、過ごしやすかったのでオススメ。

ポカラに着いたばかりの頃はカトマンズの方がおもしろいと感じていたけれど、日に日にポカラが好きになっていった。湖沿いも遊歩道があって、天気が良ければ散歩も良い。去る頃にはもっと滞在したかった街になりました。

サンタナでカトマンズまでのバスを予約してもらい(700ルピー)、3人のサンタナメンバーと一緒に向かった。行きとは違うバス会社でも、2回の休憩ポイントは全く同じ場所だった。
既にカトマンズからルクラの飛行機を取っていた。カトマンズに2泊したら、この旅最後の最後のメインイベント、EBCトレッキングに出発!
(この記事は、2014年11月12日から16日までの出来事です。)


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