マドリードの日々

2014年3月29日  トレド世界遺産
朝起きると、2人とも喉が痛かった。その時は、この部屋乾燥してるのかな?という程度に思っていた。
お母さんたちはトレドへ行くというので、世界遺産なので見てみたいということで、お母さんたちと一緒のガイドつきのツアーに参加。
古都トレド(Toledo)にはイスラム教、ユダヤ教、キリスト教の文化が入り混じった中世の建築物が残されており、旧市街全体が世界遺産に登録されている。外から見渡す と建物が隙間なく立ち並んでいるため、道の見通しが立たたなくなっている。戦争をしょっちゅう行っていたので敵から攻略を立てにくくすることが目的だそう だ。

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(あいにくの天気だったけれど、川に囲まれた町並みは美しい)
訪れたのはスペイン・カトリックの総本山と言われるカテドラルとサント・トメ教会。饒舌なガイドさんのおかげで知識も得られ、建築や絵画を関心を持って楽しむことができた。天気は観光中が一番悪く、雷雨、雹も降ってきてしまった。

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(左下:サント・トメ教会内のエル・グレコ最高傑作の絵画)

途中からゆうは体調が悪く辛そうで、帰ると熱が38.5もあり、最終的に39.5まであがってしまった。この旅一の体調不良。
夕飯はお母さんたちが作ってくださり、そばなどをいただいた。体調が悪い時に栄養あるものを食べられてありがたかったね。

2014年3月30日 マドリードの街中
お母さんたちは早朝に出て日本へ帰るため、空港へ向かってしまった。第二弾の私たちへの救援物資をたくさん持ってきてくれ、そして代わりに不要になった持ち物を持って帰っていただいた。お母さん自身の荷物もあるのに、私たちの分まで本当にありがとうございました!
ゆうの熱がさがってきたので、午後は地下鉄に乗ってお出かけ。近代的な駅に二人とも驚いてしまった。

まずは無印用品。店内の音楽やアロマの香りは無印そのもの。でも、日本よりやはり値段は上乗せされている。ゆうは今後のヨーロッパでのプチフォーマル?を想定して!襟付きシャツを購入。あとは調味料入れとなるケースなど。
その後街中を散策。久々の本当の大都会、そしてヨーロッパということで全てのお店がオシャレに見えてしまう。道端では弦楽器やパーカッションの演奏、大道芸なんかもよく行われている。
Bar:Museo del Jamon
ハム美術館という名前が気に入り、初めて入ってみたバル。ショーケースの上にたくさんのハムがぶら下がっていた。せっかくなのでイベリコ豚の生ハムを注文。香ばしさが口の中いっぱいに広がり、おいしかった。

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31日 マドリード最後の夜
今回宿泊しているのはお母さんが一緒に泊まれるようにと手配してくれたアパートメントホテル。マヨール広場のほぼ正面に位置し、立地も◎。ここで十分生活できるほどの家具が揃っている。キッチン道具は 電気ケトル、ミキサー、ドラム式洗濯機、アイロンもあり。建物自体は歴史を感じるけれど、中は新しくリフォームされている。本当にここに住んでしまいたい くらい。
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二人とも体調が心配だったけれど、なんとか明日は出発できそう。次の行程を考えると早め早めに進まなくてはならなく、バルセロナまでは電車で向かうことにした。選んだのは夜行列車。chanmartin という駅が始発なので、その駅までチケットを取りに行った。そこは近代的なビルが建っていた。
ヨーロッパの大抵の電車は自転車をそのまま積むことができて、駅構内でもよく自転車を押している人を見かける。今回の夜行列車も自転車を積むと申告しておけば、別料金は取られず詰めるよう。9時間乗車で一人59ユーロ。ちょっと高いけれど、AVE(新幹線)で行くとこの倍になってしまう。
あとは、ボーダフォンショップでチップを購入したり、買い物をしたり、フラメンコを見に行ったり。

鞄屋さん工房
お母さんたちに勧められたお店でバッグを購入。わりとお手頃価格で販売されていた。この旅でアウトドア系に全く関係ないものを買ったのは初めてかも。だからいいよね?
自転車屋:OTERO
ヨーロッパは自転車の盗難が多く柔な鍵では破壊されてしまうので、U字ロックを買うために行ったお店。マヨール広場の近辺にあり。英語を話す親切な店員さんがセキュリティー度が高い鍵にしたほうがいい(80~90ユーロくらい)と勧めてくれたけれど、2つ必要だしあまりにも高くて私達は20ユーロの鍵でがんばることにした。

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(右上:ソル駅の周辺。スペインのど真ん中)

フラメンコ: Las Carboneras 

ダンサーは汗を振り落としながらダンスを披露してくれた。細かいステップはお見事!熱唱する二人のおじさんの顔も印象的。一人は顔を真っ赤にしていたが、もう一人は冷静な顔をしながらも歌声は情熱的だった。

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Bar: Meson del Champinon
あるグルメサイトではマドリードで一位のレストランとなっていたところ。名物はチャンピニョン・ア・ラ・プンチャ。きのこが苦手のゆうも「おいしい!また食べたい」というほど。

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サンミゲル市場
野菜、ハム、スイーツなどたくさんの食材店が集まっていて、ビールやタパス(1品料理)を買ってきて席でいただくことができる。
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2014年4月1日 寝台列車に乗るまで
列車は22時発のため、一日をどこで過ごすか悩みどころ。アパートは12時に出なくてはならない。
お昼は救援物資の中からさっそくマルちゃん製麺を取り出し、作ってみた。すごい!うまい!と二人で感動。南米のインスタント麺をたくさん食べてきたけれどまるで違うのだ。日本のらーめん文化は発展していると改めて思った。
アパートを出て、遠回りしながらシャンマルティン駅に向かうことに。マドリード広場にも寄って撮影。たまたま立ち寄った王宮では衛兵の交代式を見ることができた。

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駅につくと周辺に、一人10ユーロのブッフェがあったので、夕飯後そこで4時間くらい待たせてもらった。ご飯はどれも塩辛くて残念。
出発の時間が近づき、駅へ。列車に乗るにはホームと段差があって、自転車から荷物を全てはずしてから積み込まなくてはならなく、発射時刻に間に合うかちょっとあせってしまった。自転車や荷物は寝台席の隣の車両に置き、柱に鍵でくくりつけておいた。

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車内のシート席はガラガラに空いていたけれど、寝台はほぼ満席状態。チケットにファーストクラスなんて書いてあるから期待していたのに、3段ベットで6人の一部屋でちょっとがっかり。結構ガタガタ揺れたけれど、寝つきの悪い私でも意外とよく眠れてしまった。

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