アルゼンチン」カテゴリーアーカイブ

毎分39億トン

2014年3月23日 アルゼンチン側のイグアスの滝
結局戻ってきてしまったイグアス移住地。今度こそ本当にお別れ。
2日続けて起きて見送ってくれた山東ご夫妻には本当に感謝。また台湾で!

今日はアルゼンチン側のイグアスの滝を見る。
入国時と同じようにアルゼンチン~パラグアイのバスはパラグアイ側の国境には止まらないため、バスターミナルへ直接向かわず、途中で降りてタクシーを捕まえ、パラグアイ国境に寄ってスタンプを押してもらってからバスターミナルへ向かってもらった。あーめんどくさい。国境で5分位待ってくれればいいのに。

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(アルゼンチンへ向かうバス)

アルゼンチンへ向かうバスはスムーズに出発。無事何事も無くアルゼンチン側のプエルトイグアスに帰ってきました。4日ぶり。
このバスターミナルでイグアスの滝行きのバスに乗り換えることに。20分間隔で出発している。

バスに乗り込むと、たまたま前に座っていた2人の女性が日本人。4人でイグアスの滝観光をすることに。

入場料を払って園内を回る列車に乗る。駅はいくつかあるのだけど、僕たちは一番最初に最大の見所”悪魔の喉笛”を見るため、一番奥の駅で降りた。
川の上の歩道を歩くこと数分。見えてきた、昨日ブラジル側からみた悪魔の喉笛だ。

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(水が吸い込まれていく)

大量、なんて言葉では到底言い表せない水の量、膨大とか莫大とか無限とか、もうそれ以上に巨大な形容詞を使いたいくらい。地響きとともに水が流れ込んでいる。その流量は毎分39億トンらしい。

ブラジル側につづいて感動してしまった僕。「なかなか最近感動できない。」と思っていたのだけど、本当にすごいものに出くわした時はまだ感動する気持ちを持っていたようで、少し安心した。

しばし見とれてしまったイグアスの滝・悪魔の喉笛。

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(子供を肩車しないように、との看板。普通やらないけど、南米の人ならやってしまいかねない・・・)

この日の夜のバスでブエノスアイレスへ帰る予定にしていた僕たちは、あまり時間がなく、滝に突っ込むボートクルーズなどのツアーには参加できなかった。それでも、このアルゼンチン側のイグアスの滝に来られて本当に良かったと思う。ブラジル側も良かった。でもアルゼンチン側が好きです。

さて、バスターミナルに戻って、ブエノスアイレスへ帰るバスに乗る。乗車時間は18時間。あっという間にブエノスアイレスに到着してしまった。久しぶりのブエノスアイレス。盗難が相変わらず多いらしいので、気をつけながら上野山荘に戻る。

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(懐かしい上野山荘別館)


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南米を旅立つ日

2014年3月24~26日 さてブエノスアイレスを楽しもう!

イグアスの滝から帰ってきてからマドリードへ飛ぶまでの3日間。そのほとんどをのんびりして過ごした。ブエノスアイレスの治安がそれほど良くなく、あまり出歩きたくなかったのだ。でも、もちろん行きたいところもいくつかあった。

タンゴ
ブエノスアイレスといえばタンゴ。町中で踊っている若手ダンサーもいるし、それで満足してしまう日本人も多いのだけど、僕たちは音楽が好きなこともあり、せっかくならちゃんとした劇場で鑑賞したいということで、オススメのタンゴ“ピアソラ・タンゴ”に行ってみた。フロリダ通りの奥まったところにあり、ちょっとわかりにくい。案の定最初は場所がわからず、迷ってしまった。
劇場内に入るとバルコニー席がずら~っと並び、いわゆるイメージするヨーロッパの劇場といった感じ。
そして肝心のタンゴはすごい!のひとこと。いや、ここで見てよかった。情熱的で技術的に洗練されていて、相当訓練を積まないとできないような激しいダンスを披露してくれた。最後の最後、なんと停電してしまうなんてトラブルもあったけど、大満足でした。

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チョリパン通り
日本人旅行者が安くて旨いとよく食べる“チョリパン”というパンがある。早いところがホットドッグ。チョリソー・ソーセージをパンに挟んだだけのシンプルなソウルフードで、この通称チョリパン通り(たぶん日本人が名づけた)には、チョリパンを売る屋台が何軒か並んでいる。このチョリパン通りの屋台のいいところは、まず安いこと。そして大量の野菜やソースを自由にトッピングできることだ。

宿の日本人4人で一緒にチョリパン通りに向かう。チョリパン屋台の兄ちゃんはとても気さくでカメラに向けてポーズをとったり、スター気取りで面白かった。チョリパンは18ペソ。わずか180円でとてもボリューミー。おいしくいただきました。

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(華麗にポーズを決めるチョリパン屋のおやじ)

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(トッピングが自由で、値段も安い)

2014年3月27日 ブエノスアイレス空港騒動記

今日はマドリードに向かう日だ。自転車の梱包はウシュアイアで行っていたため、今日はタクシーで空港へ向かって荷物を預けて乗るだけ。自転車を梱包する手間がないので楽だ。楽なはずだった・・・。。

朝、お願いしていたタクシーを待つ。約束の時間になって現れたタクシーは小型タクシー。宿のいつこさんが再三再四「自転車が2台あるからね!」と念押ししていたにも関わらず小型タクシー到着。アルゼンチンは物事を自分の都合にいいように曲げて解釈する癖があるらしい。今までにもこういうことがあったので、念押ししていたのに、やっぱりダメだったと、嘆いていた。

タクシーは高速をかっ飛ばし、無事に空港に到着。カートに荷物を載せてカウンターへ。

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(この時はまだノートラブルだったのだけど・・・)

カウンターについて、自転車がありますよ。と自己申告。追加料金60ユーロを払うことに同意する。このままトントンと進むかに思えた手続きは、ここまでで終了。エア・ヨーロッパの職員が「では出国のチケットを見せてください。もしくはビザを」なんてことをいう。言いたいことはすぐ分かった。6ヶ月前、ペルーに飛ぶときに成田空港でもあったことだ。ただ今回僕たちは日本人はビザが必要ないトルコへ早急に抜けるつもりだったので、つい航空券を手配するのを忘れていたのだ。しかも先進国ヨーロッパだ。日本人は3ヶ月までならビザが必要ない(シェンゲン協定)。あれやこれやと説明するも、航空会社は乗せられませんの一点張り。まぁ仕方なく、空港でマドリード発リスボン経由マラケシュ行きなんて変なチケットを取ることになってしまった。(今思えば、シェンゲン協定外で一番近いロンドンにしておけばよかった…。その場ではクレジットカード切ることができず、予約表の発行のみで搭乗許可。

搭乗時間まであとわずか、余裕を持って出発していたのにタクシーが遅れたり、搭乗券を発行していたりで揉めて結局乗り遅れる寸前になってしまった。急いで搭乗して無事離陸。

格安航空会社かと思った(エアヨーロッパなんて安易なネーミングだったもので)けど、しっかり機内食もでた。

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さて、現地時間で28日5時、無事マドリード国際空港に到着。
結局、入国審査では何も聞かれず、出国のチケットもチェックされませんでした・・・。

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(今回は自転車だけではなく、バッグもラップでぐるぐる巻きにした。前回のフライトで取っ手が引きちぎられてしまったため、その予防策。)


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