ラダックでゴンパめぐり

さて、無事レーに到着した僕たち。
自転車で出発する前に、近くにあるゴンパをタクシーやレンタルバイクでまわってみることにした。

レンタルバイクは、一日700ルピーが相場で、長期レンタルや9月末~のオフシーズンには、100ルピー程度の割引がある。
タクシーは距離数や訪れるルートによって予め値段が決まっていて、どこのタクシーでも大体一緒。
それでも旅行社でチャータするよりは大幅に安いし、提示された料金から100ルピー前後の値切りは可能だ。

さて、ゴンパ巡りの前に幾つかのキーワードを紹介。

◯そもそもラダックって?
ヒマラヤ山脈とカラコルム山脈に挟まれたインダス川流域が狭義のラダック地方で、広義にはさらに広くパキスタン側まで含めた地域をラダック地方というらしい。

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(とて~もざっくりしたラダック周辺の状況。間違っていてもツッコまないでください。)

周りを敵国のパキスタンや中国に囲まれ、過去にも数次に渡るインド・パキスタン戦争や中国・インド国境紛争などの舞台になってきた土地だ。

民族的には、大部分がチベット系民族で、この地域に定着を始めたのは7世紀以降。
現在は、出稼ぎのインド人の他に、亡命チベット人なども住んでいる。
(参考 「ラダック wikipedia」

◯ゴンパ
ゴンパとは、僧院のこと。キリスト教でいう修道院。
僧が修行する施設で、ラダックやザンスカール・バレー、スピティ・バレーに多く存在する。

僧は、5、6歳から出家し、修行を始めるらしい。妻帯は禁止されている。
僕たちが会ったラダック人の食堂のおっちゃん(昔出家した僧だった)は、還俗(げんぞく)して結婚しているため、子供がいた。その辺はあまり厳しくないみたい。


僕たちが回ったゴンパは、全部で9つ。
下ラダックでは、アルチ、リゾン、リキール、ピャン
上ラダックでは、シェイ、スピトク、ティクセ、へミス
ヌブラ谷では、ディスキット

その他に、レー王宮(レー・パレス)、ストク王宮にも行った。

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(すごく大雑把にこんな感じ。上ラダック、下ラダックというのは、インダス川の上流、下流、という意味。インダス川は南東から北西に向けて流れている。)

僕たちは大学の史学科で芸術史を専攻したにも関わらず、キリスト教文化にどっぷりだったため、恥ずかしながら仏教美術に関する知識(仏教の知識も)がほぼ中学生レベル。残念ながらゴンパの中に入っても何かを感じたりすることは比較的少なかったように思う。

実際のところ、ゴンパの内部にある仏像は、こ数十年以内に制作されたものも多く美術的な価値をあまり持たないものも多い。古い仏教美術が残っているゴンパは数少ないのだ。

唯一、下ラダックにあるアルチ・ゴンパには、特に古い時代の仏教美術、木製仏像や壁全体に描かれた千人仏がそのまま残っていて、その迫力には驚いた。

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周囲の景色とその外観で印象深かったのは、リキール・ゴンパと上ラダックのスピトク、ティクセの各ゴンパ。
ヒマラヤ山脈の崖の上にそびえ立つゴンパはとても美しく風格があった。

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(リキールゴンパの遠景)


ゴンパの中
「多数の僧侶が熱心に修行している!」というイメージで向かったのだけど、実際には(時期的な問題もあったのか?)そういった姿はほとんど見られなかった。

それでも、リゾンゴンパでは、「日本人だ」と老僧に伝えると嬉しそうに、”Buddist?”と聞いてきてくれたし、「日本製のボールペンは素晴らしい」なんて行ってくれたりした。案内してくれた老僧は、お堂にはいると必ずお経を唱え、ひれ伏し、拝んでいた。

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(以上、リゾンゴンパ。マニ車も年季が入っている。)

どのゴンパも観光客からのお布施や入場料は貴重な収入となっているようで、専用の窓口やカウンターを設けてお金を徴収するところもあった。僕たちは仮に徴収されなくとも、100ルピー(180円程度)をお布施としておいてくるようにしていた。ちょっと観光客が多すぎるのが、その辺がツーリスティックになっているのが残念ではあった。

ティクセのゴンパでは、砂絵を熱心に作るモンクの姿も見かけた。

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ゴンパ巡りは、ラダック観光の中で、アウトドアとともにとても大きなウェイトを占めるもの。
ぜひ仏教美術をしっかり勉強した上で見に行くと、また違った発見があると思う。

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(ちょっと衝撃を受けた電飾で光るダライ・ラマのポートレート。どのゴンパにいっても、必ずサイン入りの写真が飾ってある。)

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(古いマニ車の中には、お経がかかれた紙が巻いてあった)

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