宝石の道 Day0

宝石の道、と日本語で呼ばれているのは、ボリビアのウユニからチリのサンペドロ・デ・アタカマに抜ける約450㎞の道である。ウユニからアタカマに抜ける道は複数あり、一般にバスで抜ける道は宝石の道ではない。この道を抜けるには、ツアー会社のツアーを利用するか、あるいは・・・自力で走る以外に方法がないのである。

古今東西、多くのサイクリストが、この道の景色に憧れ走破を試み、成功してきた。今回、僕たちも南米のメインのひとつとして、この宝石の道にチャレンジした。

ややこしいことに、宝石の道、という一本の道があるわけではなく、砂漠に伸びる無数の四輪駆動車、ほぼ95%がトヨタ製ランドクルーザー(以下ランクル)の轍群をそう呼んでいるだけだ。
英語ではこのルートをLaguna Routeと呼び、スペイン語での正確な名前は、現地の標識より、RUTA DE LAS JOYAS, ALTOANDINASという。

核心部は全て同じルートをとるが、途中までは、複数のルートがあり、どの道もまとめて宝石の道と言われているようだ。

450㎞の内、ウユニから約200㎞ほどまでが簡易舗装(土に水を混ぜ、整地したのち乾燥させた、いわば日干し煉瓦の道路版。固く締まっているため自転車での走行は楽だが、時折、砂に覆われたり、凹凸があるため、常にハンドルを取られないかどうか集中している必要がある。)で、その後、本格的な宝石の位置にはいる。約110㎞ほどが完全な未舗装で、走ることができない場所が多い。チリのアタカマから40㎞の地点よりチリに入国し、舗装路を走ることができる。

まとめると、ウユニから
約200㎞ 簡易舗装
約110㎞ 未舗装、砂漠地帯
約40㎞ アスファルト舗装
となる。

言うまでもなく、自転車にとって最大の障害となり、かつ狭義の宝石の道とは、この中間部110㎞のことを指す。

今回実際に走行したルートを以下に示す。参考にしていただきたい。


大きな地図で見る


※ブログ村ランキングに参加しています。
↓ワンクリックの応援よろしくお願いします。↓
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周(自転車)へ