2014年2月3日 最高の宿
この日は予定ではそのまま走り、次の村を目指すつもりでいたけど、もう一泊することに変更。雨はもうこりごりというくらい、冷え切った体と気持ちを暖めたかったのだ。
それともう一つ、この宿に連泊したかった理由は居心地の良さ。昨日遅くに着いたおかげで母屋の部屋ではなく、離れの部屋を充てがわれたのだ。離れは一つの家になっていてキッチンやトイレ、シャワーが全て揃っている。スペースも広く、ソファもある。そんな宿を1泊で出てしまうのはあまりにもったいない。
連泊すると決まれば、やることはいっぱい。まずは物干し。衣類からテント、靴までとにかく薪ストーブの周りに置いて乾かす。
宿の目の前にスーパーがあるのも◎
のんびりさせてもらった。
結果的にこのHospedaje El Indioはアウストラル街道のベストホステルになった。
2014年2月5日 カサ デ シクリスタ
居心地が良すぎて3泊もしてしまったアメングアルの宿を出て、次の町マニウアレスを目指す。距離は50km程度、舗装路で問題になる峠もなくあっさりと到着してしまった。
途中、家族で旅行しているスペイン人のサイクリストと遭遇。お母さんが漕ぐタンデムの自転車に少し大きいお兄ちゃんを乗せ、お父さんは小さな弟くんをリヤカーで引っ張る。家族4人で世界自転車旅行。「この世の中にできないことなんてないんだなぁ」と改めて僕の中の常識が上書きされていくのを実感。
さて、このマニウアレスには「カサ デ シクリスタ(自転車乗りの家)」というサイクリストを無料で泊めてくれる宿があることで有名だ。
早速場所を確認して向かうことに。着くと、扉に大きくCasa de Cyclistaと書いてある。「入っていいのかな?」とウロウロしていると黒人の女の子が扉からでてきて中に招き入れてくれた。
このカサデシクリスタはこの町唯一の自転車屋さんを営むホルヘさん(牧師さんでもある)が運営していて、空いているスペースに自転車旅行者を泊まらせてくれるのだ。スーパーで食材を買って夕ご飯を作る。ガスも水道もWIFIも使わせてくれた。無料で申し訳ないほどだ。牧師であるためか、こちらからのお金は受け取らないみたい。本当に感謝。
2014年2月7日 大都市コイアイケへ
またもや連泊してしまったカサデシクリスタを後にして、いよいよアウストラル街道最大の都市、コイアイケに向かう。
天気は薄曇り、時々太陽が顔を出す。舗装路だけどアップダウンが多くなかなか距離が稼げない。プエルトアイセンへの分岐を左に曲がり、川沿いを東に進むとコイアイケの手前にある大きな峠が近づいてきた。この旅初めてのトンネルを通り、石炭の大露頭を過ぎると目の前に、コイアイケの町が姿をあらわす。
プエルトモン以来3週間ぶりの大きな町だ。早速事前に調べていた宿に泊まり、楽しみにしていた地ビールを飲みにいく。「お疲れさま!」アウストラル街道の前半終了をビールで乾杯。しばし休養をとることにする。
(左:泊まった宿のおばさんが白髪染め、右:南京錠が開かなくなり、金鋸で切断することに。。)
<泊まった宿>
一泊目
Hospedaje KOI AIKE 10000ペソ
トイレバス共同 使いづらいキッチン WIfi
値段の割りにはあまりオススメではないかも。
二泊~四泊目
Hospedaje Los Cuatro Hermanos 8000ペソ
トイレバス共同 薪ストーブのキッチン Wifi
メインストリートからは少し距離がある。
おばちゃんがよく外出。その度に自分たちの部屋とトイレ以外、キッチンも全て施錠するので自炊がしにくい。
<オススメのレストラン>
Mamma Gaucha
地ビールとピザが美味しいレストラン。若者や旅行者で大変賑わっている。ピザもビールも本格的でおいしい。
町の中心、広場の近く。
<自転車屋>
町の中心、広場でもらえる地図に自転車屋の位置が書いてある。Simpson
シマノパーツはグレードにこだわらなければ大体売っている。
コイアイケ以降、未舗装路が酷くなるので、オフロードタイヤに履き替えることをオススメ。
<アウトドアショップ>
町の中心、広場からすぐの所にノースフェイスのオフィシャルショップあり。
ノースフェイスからすぐそば、メインストリートAv Ogana沿いにも一件アウトドアショップがある。品揃えは悪い。
ガスボンベやガスストーブは町の外れにあるホームセンターで買った方が安い。
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