10月12日
今日はいよいよ4000mを越える。坂もゆるやかになってくるのだけど、酸素が薄いのか、足に力が入らない。全く前に進んでいかない。とにかく苦しい一日だった。
3800mを越えると景色が一変。今まで崖とゴツゴツした岩の大地だったのだけど、草地が一面に広がり、リャマがのどかに草を食べている。いよいよアンデス高原地帯に出たのだ。
リャマは気持よさそうに、草の大地をのんびりと歩いていく。そんな姿を横目に、アンデスの涼しい風を感じながら、4000mに到達。僕たちは富士山よりも高いところへ、海抜0mから登ってきたのだ。
4000mに小さい小さい集落があって、ポテトフライを注文させてもらった。鱒を揚げた料理(Trucha frita)などもあったのだけど、洗面器に、ひらいた魚をそのまま漬けて置くなど、衛生環境が壮絶に悪く、妻からNG。(僕はちょっと食べてみたかったのだけど。。でもお腹壊すのは確実かな。。)
この日は、少し下って3950mのアンデス高原にキャンプ。道路から影になっている場所だけど、周囲には何もない。あたり一面の草原、リャマや牛が美味しそうに草をはんでいる。満天の星空というと安っぽい言葉になってしまうけど、夜は混じりけのない澄んだ空から、星が全球に降り注いでいた。
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