宝石の道 11日目 2013年11月28日
今日は、休息日。このチャルビリ湖畔でのんびりする。
と、いうのも、このチャルビリ湖畔には、温泉(?)があるのだ。
朝はいつもどおり日の出とともに起床。なんとなくカメラをもって温泉に向かう。
湯気が朝日に照らされて幻想的な光景が広がる。
温泉に行くと、宿のおじさんが湯量の調整をしていた。この後来る、大勢の観光客のために水位を上げているようだ。湯量は浴槽の下にある3つの穴で調整する。平たい岩で穴を塞いだり、開けたり・・・と原始的な方法で調整していた。
ホステルが飼っている動物たちが草を求めて歩き始める。一日の始まりの風景。
9時頃にランクルの観光客が集まり始める。前夜にコロナダ湖で宿泊した観光客が湖につく時間帯だ。わらわらと集まる観光客。動物たちと観光客と温泉。
さて、観光客がいなくなった10時、僕たちも温泉に入ってみることにする。まーったく使わずにバッグに眠っていた水着を初めて出して着てみる。
温度は39℃くらい。とても心地よく、ずっと浸かっていたくなる。
水も本当に綺麗で、底は砂利が敷き詰められている。
ここまで大事に運んできたビールをついに解禁。重さは合計で1kg。でも、それくらい大したことない!
この温泉を楽しみにここまで頑張ってきたのだ。ひさびさの休息日、温泉でのんびり疲れをとることができた。
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さて、この湖畔には僕たちとは別にサイクリストが2人いた。フランス人とベルギー人のサイクリストだ。(名前を聞きそびれてしまった。)
このうちフランス人のサイクリストとは、実は宝石の道初日に会っている。僕らを抜かしたサイクリストのうちの1人だった。彼はここに2泊目、だそうだ。彼はこの温泉がとても気に入っているみたい。
(余談にはなるが、彼らはこの温泉をホットプールと呼んでいた。温泉、というとなんとなく味わい深い感じがするが、ホットプール、というと、なんとなく残念な感じがするのは何故だろう…。)
このあまりにも厳しい宝石の道、そこを自転車で走る仲間、ということでおのずと会話が弾む。「あの峠はどうだった」とか「こんなことがあったとか」。そして当然のごとくお互いの装備紹介へ。それぞれ工夫しているオススメの装備を教えてもらう。
(たまたま3人共同じソーラーパネルを使っていた。ソーラーパネルを傷つけない方法と、スポンジをパネルの間に挟む技を教えてもらった。)
ベルギー人のサイクリストは、なんとこの宝石の道でリムが裂けたらしく、ダクトテープでぐるぐる巻にして応急補修していた。
(ベルギー人のサイクリストは、フランス語とドイツ語が母語。当然、英語も話し、彼女がスペイン人だから、とスペイン語もペラペラで僕と同じ28歳だった。育った環境が違うとはいえ、4ヶ国語のネイティブスピーカーとは・・・。ずるひ・・・。)
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宿に戻って、朝ごはんを食べる。今日はの~んびりスペイン語でも勉強しようと、本を広げて単語を覚え始める、が、このホステルの子どもたちが邪魔をする。
(僕の単語帳を食べる女の子・・・お行儀が悪いよ~。お兄ちゃんは少しお利口さん。)
ここで生まれて生活しているのだろうか?学校には行っているのだろうか?
ふと、日本の子どもたちのことを思う。同年代の子達は何をしているのだろうか。
スマホでゲーム?youtubeでアニメでもみているのかな。一体どちらがよいのだろう。
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温泉の水が予想以上に綺麗だったので、洗濯をすることに。ここ10日間、砂から身を守ってくれたウィンドブレーカーを洗うと、水が真っ茶色に…。
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欧米人には有名な観光スポットのようで、改造した自家用ディフェンダーで乗り付けてくるフランス人家族もいた。自分のキャンピングカーをフランスからここまで運ぶのに一体いくらかかるのだろう…。遊び方のレベルが違う。
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宿に当然電気はひかれていない。なので、ここではバッテリーに蓄電をすることになるのだが、その発電機はなんと使い古された車…。発電機のほうが効率がよいのだけど…。
こんな感じで完全オフ日を消化。明日はいよいよ最終ラウンド、ベルデ湖へ向かう。
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