※なんとか更新再開の目処が経ちました、お待たせしました。
2014年1月27〜30日
ラフンタには5泊滞在した。 到着した日は町の中のキャンプ場でテント泊。 こじんまりとしているけれど、 一人3000ペソでホットシャワー、 流し台もありなかなか良かった。
次の日からは龍樹庵へ。 リマで知り会った夫婦がここに滞在していた様子をきいて私たちも 興味を持ったのだった。 龍樹庵は町から少し離れた丘の上にたっている。 そこに木之実さんという日本人女性と夫のポールさん( 世界中を歩いて木を植えるアースウォーカーとして世界的に有名な 方)が住んでいて、訪れた人に同じ暮らしを共有してくれるのだ。
薪運び
ラフンタ以降でより思い知るけれど、 パタゴニアでは薪が大切な燃料。
水道はないので、 少し家から離れたところの湧き水をいくつかのタンクにくんで、 2、3日蓄えておくのだ。この水がおいしいので、 木之実さんいわく料理やコーヒーもおいしくなると。確かに、 と私たちも初めにコーヒーをいただいた時に感じた。
ワインボトルに専用のカッターを用いて一周傷をつけて、 傷付いたところをろうそくでじっくりあたため、 水で冷やすとうまくいけばきれいに割れる。ゆうは大成功! 不器用な私は大失敗… きれいに割れた下の部分は切り口を磨いてデカンタやグラスとして 利用できる。
菜園にフランボワーズやイチゴがなっていた。 あとでたっぷりいただく。 こんなにフランボワーズを1度に食べたことない! イチゴはこぶりだけれど、甘かった。
乾燥させてあったラベンダーやオレガノ( これも菜園でそだったもの) の花や葉っぱを枝から取る作業を行った。
野菜カレー
チャパティ
野菜ジュース(ジャガイモ、ブロッコリー、キャベツの葉、 りんご)
野菜お好み焼き(野菜ジュース作りで出たカスを材料にしたもの)
電気はソーラーパネル、発電機から
木之実さんから教えてもらい、一度龍樹庵の皆で行き、 ラフンタ最後の夜にも二人で行ってしまった。雰囲気もGood ! ここにしかないというラフンタの地ビール。 ほんのり甘くて香ばしくて今までのビールとは一味違うおいしさだ った。料理もどれも絶品!この旅はじまって以来No. 1のご飯だった!!
実は、この龍樹庵は2013年10月に「世界の果ての日本人!〜 ここが私の理想郷」で特集されていた。 そのDVDを木之実さんの解説つきで鑑賞したのも楽しかった。 日本からまともにくると3、 4日間かかるところに私たちはいるんだと思うと、 めったに来れないところに何日間も自由に滞在できて得をしている 気分になった。
そしてまた、 龍樹庵での日々は帰国後の生活を考え直させられる期間だった。 今までは帰国したら以前のように会社勤めをするつもりに考えてい た。しかし、 パタゴニアに入って緑の多さが気持ち良くて自然の広がる北海道に 住みたいね、と漠然と思いはじめ、 さらにラフンタでは二人とも自ら農業をやってみたいと思うように なった。 日本の都心に住んでいると電車で通勤することが当たり前に思える けれど、そこから離れる暮らしもいくらでもあるのだ。 ここでの暮らしは、東京の人々にとっては電気、ガス、 水道もふんだんには使えず、とまどうことが多々あるだろう。 でも、木之実さんポールさんは何不自由なく思い通りに、 そしてからだもこころも東京の人々よりはるかに健全に暮らしてい るにみえる。
まぁ私たちにも帰国後のことは何もわからないけれど。
↓ワンクリックの応援よろしくお願いします。↓