ふと目の前に、モンブラン

アヌシーに帰ってきました 2014年5月1日
レオたちの家を出発する前に、今までのゲストたちが書いていったノートに私たちもメッセージを残した。そこへ折り紙を貼ったら、レオは喜んでくれた。レオもまた日本が好きで、北野武の映画や日本食にも興味を持ってくれていた。

今後6日の飛行機に乗るまで、図々しくもジェレミーの家で数日待機させてもらうことにした。そのため電話やメールでジェレミーと連絡をとると、ノープロブレムと言ってくれた。本当にありがたい。

出発直後、雨がちだったのでレインウェアを着るためビルの前で止まっていると、会社員らしき女性が出てきて「ホットチョコレートでも飲みなさい」と2人分持ってきてくれた。彼女のおかげで雨の中、来た道を戻る憂うつさがやわらいだ。

また同じ国境を通過し、おとといくだった坂を登り返す。なんだかリオンからアヌシー、ジュネーブにかけた数日が無駄だったように思えるけれど、ジュネーブに来て彼らに「もっと早くラダックに行ったほうがいい」と言われなければあとでもっと切羽詰まったことになるのであれば、とても意味のある道のりだったと思う。と、人生に無駄なんてないんだと言い聞かせながら登る。フランスへ入るとだんだん晴れてきた。

1-IMG_8778 1-IMG_8793
2-IMG_8816
(左上:行きは通らなかった橋を通過してみた(フランス)。右上:その橋からの風景。下:ゆうが気になって撮ったクラシックカー)

ジェレミーの家に到着すると、妹さんしかいなかったけれど、私たちが「また戻ってきてごめんなさい」と言うと嫌な顔せず「気にしないで」と言ってくれ、夕飯も出してくれた。ジェレミーと弟さんが帰宅すると、笑顔で再び歓迎してくれた。ありがとう!

3-IMG_8823

私たちが体験したヨーロッパの生活 2014年5月2日
今日はのんびり。ゆうはジェレミーに車で近くのアウトドアショップに連れて行って必要な物を買い足していた。

1-DSC08065

ここでの食事は夜は一緒に、それ以外は、スーパーは車ではないと行けないところにあるので「家にある食材を好きに使っていいよ」と言ってくれたので、パスタなどを作っていた。ヨーロッパ家庭のキッチン事情というと、ほとんどが電気コンロ(IHではない)で食洗機もあって当たり前。食洗機は毎食回さず、容量がいっぱいになるまで貯めておくよう。だからか?彼らはお皿をたくさん持っている。ゴミは流しの下の収納スペースにゴミ箱がおいてあり、オーガニックとそれ以外に分かれていた。日本でもほぼ同じだけれど、ペットボトルやカン・ビン、紙などはリサイクルに回すのでほとんどゴミは出さない感じ。
あと食生活で思ったのは、彼らはヨーグルトやチョコレート、ホームメイドのお菓子はよく食べるけれど、スナック菓子はまるで食べない。などなど、真似したいところもたくさん見つけられた生活だった。

夕方になるとジェレミーたちの従兄弟や、弟さんの職場仲間が来てちょっとした食事会なものが開かれた。15人は超えていたけれど、この家では問題はなし。やっぱり両親がいない時によく友人たちを呼んで集まるそうだ。ジェレミー兄弟は英語はとても堪能で、みなさんもそれなりに英語はできて旅や仕事の話を少しすることができた。たくさんは話せなくても、こんなにフランスの生活に溶け込めてとてもいい体験ができて幸せである。

2つのお城 2014年5月3日
ジェレミーは私たちの行きたいところを聞いてくれ、車で連れて行ってくれた。今日は私のリクエスト、castle。

Château de Menthon-Saint-Bernard

ディズニーが「眠れる美女」を描くときにインスピレーションを受けた城と言われている。遠くから見えるお城もステキ。

1-IMG_8835 2-IMG_8838 2-IMG_8851 1-IMG_8849
(左下:お城近くの教会。右下:ジェレミーは様々な植物にとても詳しく、「これは潰すとにんにくの臭いがする」と教えてくれた)

Château de Montrottier

13世紀に建築されたお城。こちらは中を見学。世界中の家具や武器、陶器が集められて展示され1919年以来、公開されるようになったよう。らせん階段を登って見ることができた景色も良かった。

1-IMG_8854 3-IMG_8874
2-IMG_8863

帰道にスーパーに寄ってもらい、食材を買ってお礼としてカレーをふるまうことにした。けれど弟さんと妹さんは外出して、ジェレミーと3人になってしまった。カレー粉は日本のものなので「Japanese Carry」というと、ジェレミーは気に入ってくれ、「カレールーを見つけたら買ってみる」と言ってくれた。

晴天のシャモニー 2014年5月4日
今日は、一度は自転車で向かおうとしていたシャモニーへ。山々の景色を見たかったので、車で連れて行ってくれてとても嬉しかった。

車で走ること1時間ほど。突然目の前に大きな山脈があらわれ、わたしたちはびっくり。

1-IMG_8894 2-IMG_8908

エギーユ・デュ・ミディ展望台
ロープウェイで一気に3842mまで登ることができててしまう。展望台はとても寒く、ダウンに手袋もないと凍えてしまう。日本人旅行者にも会い、日本人のガイドさんが「ここからマッターホルンはめったに見えないのに今日は良く見える」と言っていた。確かによく澄んでいて遠くまで曇ることなく、すべてが見える。そんな日に私たちも来れて幸運だった。この日を選んでくれたジェレミーにも感謝。

3-IMG_8927
4-IMG_8982 1-IMG_8955
1-IMG_9054

この後はシャモニーの街を少し散策。上空ではパラグライダーが飛んでいた。晴天で気持ちのよい一日だった。

7-IMG_9076 8-IMG_9083


※ブログ村ランキングに参加しています。
↓ワンクリックの応援よろしくお願いします。↓
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周(自転車)へ