ホーログでたっぷり休憩した僕たち。
重い腰を上げて、ようやく出発することにした。
今回僕たちが選んだルートは、ホーログをスタートしてパミールハイウェイ、ワハン回廊をぐるっとまわって、またホーログに戻ってくるルート。
次に旅するインドへどこから飛ぼうか悩んだ結果、ドゥシャンベでインドビザを取って、そのまま直行便で飛ぶことにした。
ということもあって、パミールハイウェイの真髄、ムルガーブ方面へは行けないのだけど、そのあたりの風景は2007年に見ているのでまぁいいかな。・・・ちょっと心残りだけど(実際に分岐では真剣にキルギスに行ってしまおうか悩んでしまった・・・笑)
さて、パミールロッジを出発して、商店でクッキーとトイレットペーパーを補給。このトイレットペーパーって意外と重要で、トイレの時だけじゃなく、食器を拭いたりと、いろいろと活用することになる。だからトイレットペーパーが無くなってしまうと結構たいへんなことになってしまうのだ。
道は舗装路できれい、谷あいに集落が並び、川の水は透き通って、太陽の光を浴びてキラキラと輝いている。
「やっぱり桃源郷だな。」とポツリ。
こういう素朴な景色に憧れがあったから、ちょっと感動してしまった。
道は、ホーログの2100mから4300mまで2200mの緩やかな上り坂。
特にキツイこともなく、とても登りやすい。ゆっくり標高を稼いでいく。
とにかく空が青い。もちろんPhotoshopで加工なんかしてません。撮ったまま、そのままの写真。
標高を上げるにしたがって、どんどん青くなっていく空。
この日は、峠を登りきる手前で時間切れ、メインの舗装路から少し離れたところに旧道があったので、そのアスファルトの上にテントを張った。
近くには小川が流れていて、とてもいいキャンプ地。
夜、空には満点の星空が横たわっていた。
たまたま、爆風スランプの曲「Runner」がランダム再生で流れていたのだけど、「星を数えて眠ったあの頃」という歌詞を聞いて、二人で「星なんか数えられないよね」と笑いあってしまった。
ここはもう宇宙の一部。
日本では到底見られない数、つまり”無限”という言葉でしか表せない数の星で溢れかえっているから。
(この2枚の星の写真は、拡大用にオリジナルサイズのままアップロードしました。ぜひクリックして拡大してみてください。)
(2014年8月19日の日記です。)
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