ゆっくり休みたいのだけど・・・

ようやく到着したホーログの宿は、多くのチャリダー、バックパッカーが泊まるPamir lodge。ちょっと町外れにあって、宿に行くためにはかなりな斜度の急坂を2度登る必要がある。
連日の走行で疲れがたまっていた私たちにとっては最後にトドメを打たれた感じだ。

Pamir lodge

パミール・ロッジは、庭?が広く、のびのびした気分になれていごこちは良かった。バルコニーに寝ると一人6$だけれど、プライバシーがないし、しっかり休みたかったので部屋(9$)を選んだ。
家族経営で若い人はだいたい英語が話せる。朝食は3$でつくようだけれど、私たちは頼まず。

登ってきた急坂を下りたところにあるマガジン(商店)で食材を買い、自分たちのキャンプ道具で専ら自炊をした。「洗い物はここで」と言われたところは、庭にある鉄の錆びたタンクの水。「飲める?」と聞くと「ノー!」で飲めるのは別のプラスティック製のタンクの水だった。

食器や鍋を飲めない水で洗いたくないないけど、飲水は貴重なんだろうと思って鉄のタンクの水で洗っていた。洗濯もこの水。

3日目に私はまたひどい下痢をしてしまった。原因を考えると、自炊だし浄水した水しか口にしてないのであのタンクの水しか考えられない!と思って、誰に何を言われようとプラスティック製のタンクの水で食器類を洗うことにした。(結局宿の人には一度も見つからなかった)。いつか鉄のタンクのフタが開いてて覗きこんだら…。
やっぱりこれで洗っちゃいかん。すると、お腹の調子も良くなってきた。私たちはここで4泊して何とか体調を整えなおした。

トイレは水洗、シャワーのお湯はばっちり。でも、歯を磨いたり顔を洗ったりとちょっとした水を使うのも部屋からタンクは遠いし、トイレにある水道水も濁ってる気がするし、水回りはとにかく不便に感じた。飲めなくてもいいから、普通の水道が欲しい…。結局僕たちが飲んだ水は全て浄水器で濾過したもの。
ミネラルウォーターもあまり売っていないので、都市に滞在しながらも水には苦労させられた場所だった。

やっぱりホーログに来る人はだいだいここへ来るようで、一ヶ月半前にテヘランで会ったドイツ人パッカー、チャリダー、ドゥシャンベで会ったイスラエル人チャリダーに再会した。
むこうは私たちのことを日本人夫婦チャリダーとして覚えてくれているようだけれど、私たちは欧米系の顔はなかなか覚えてられなくてどっかで会ったよな…という感じで申し訳なかった。

日本人旅行者にも2人に会った。お一人は2週間休暇でここまで来たと。仕事の休暇でパミールを選ぶとはナイス!

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装備の整備もした。タイヤ(一番消耗が激しかったゆうの後輪)をドゥシャンベで受け取った新しいものに交換。8,000km走るとこれだけ減ります。

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あとはテントをきれいに拭いたり、寝袋を干したり、キャンプで使っただいたいのものはきれいにした。

バザールとマガジン(商店)

パミールを走り出す前に買い出しへ。バザールがあると聞いてやってきたけれど、野菜は新鮮そうなのはなかったと言っていいかな。購買意欲が湧いてこない…トマトやナスもイマイチ。この辺の標高(2100m前後)、気候では仕方ないのかな?
じゃがいも、人参、玉ねぎ、にんにくをビニール一袋買って約150円。それからバザール近くの大きめなマガジンで、クッキーや魚の缶詰、パスタ、ラーメン、お米などを買った。

この先のパミールハイウェイ、そしてワハン回廊にはあまり商店がない、あっても物がないと聞くので、保存食を中心に多めに買い出しをする。

いよいよパミールハイウェイへ向かいます!

DSC09384 DSC09387(日記は、2014年8月16日~19日の出来事です。)


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