【ネパール】やっぱりチャリ好き

つながり
ゆうが日本の職場つながりで知り合ったさくさんが、今カトマンズの日本料理屋「こてつ」で働いているという。これも偶然のこと。日本からの知り合いに旅中に会えるなんてなかなかないと思うのだけれど、ゆうの知り合いには3人目、私は0。間違いなくもともとの趣味(からの仕事)が関係している。

さっそくこてつに訪れてみた。あいにくさくさんはお休みだったにも関わらず、私たちが来店したとネットで知ると駆けつけてくれた。ありがとうございます!

カトマンズでマウンテンバイク!

そこで働く加藤さん、常連のお客さんの星さんとも話をしていると、お二人の趣味はマウンテンバイクで、休みの日にさくさんと3人で走ってるという。。話も合って意気投合し、「カトマンズ周辺をマウンテンバイクでまわってみましょう!」となった。

8時にカトマンズゲストハウスで待ち合わせ。チャリダー仲間の昼間さん、しおりさんも誘ってみると、興味を持ってくれて一緒に参加。私たちのマウンテンバイクは、そのゲストハウスの近くのレンタルショップで1日800ルピーで用意。それぞれバイクの乗り心地を確かめる。ハンドルにはサスペンションがついていている。これなら激しいダートもいけそうだ。ここのショップでたまたま一緒になったネパール人のスニーズさんも同行してくれると。心強い。


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簡単にルートを確認して出発。Punauti プナウティを経由して戻ってくるルートのようだ。

まだこのバイクに不慣れなのと、オートバイクと車と人でごちゃごちゃなタメルを抜けていくは難しく、さっそく私は遅れをとってしまった。

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都心を離れると

中心地を抜ければ交通量も減り、比較的走りやすくなった。しばらくすると、農村が広がる丘に入った。

今は稲刈りのシーズンなんですよ」とさくさん。そう、丘の側面のほとんどが棚田であたりは黄金色だ。稲を自分が見えなくなるほど背負った女性が道端を歩いていのを何度も見かけた。それから、雨季開けの10月が空気も澄んでいて緑がきれいで、「今が一番いい季節」ともさくさんは言っていた。

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お昼休憩は通りがかった町のローカル食堂でチョーメン。さくさんのアドバイスで「辛くしないで」とお願いしたにも関わらず、ゆうは食べきれないほど!

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なかなかハード

このあとはダートが始まり、登りも続いた。自分たちの自転車だったらもっと厳しいだろうな。激しいダート、登りにも慣れている私たちだけれど普段からスピード感なく走る。それに比べ加藤さん、さくさんは速い速い!何度も先の方で私たちを待っていてくれた。

そんな中、次第に雲行きが怪しくなってきた。遠くから雷の轟も聞こえてきた。するとパラパラと雨が降ってきてしまった。ちょっと茶屋で一休み。雨のせいで地面はぬかるむ。それがバイクや自分達にもはねてみんな後ろは泥だらけ。これでこそマウンテンバイクだ

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峠に着くと「おつかれさまー、あとは下りです!」と加藤さんが待っていてくれた。ちょうどそこにあった茶屋でモモとコーラ!

雨は大して強まることも長引くこともなく、なんとか峠後ではカトマンズ盆地を見下ろせることができた。帰るところ、今日の目的地がが見えると、安心するのは普段の走行でも一緒。

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下りもガタガタのダート!サスペンションがついているとはいえ、手や腕、身体全体で振動を受け止める。普段荷物を大量につけて走っている私たちの自転車より振動を感じた。きっと荷物が振動を吸収してくれるのだろう。普段はしない立ち乗りをしてうまく振動を緩和したり。それでも、下りは気分がいい。

カトマンズに戻ってきたのは夕暮れ時が近づいた5時くらい。また交通量の多い中をすすまなくてはならい。ただ感じたのは、意外とオートバイクや自動車はやわらいかい運転をしてくること。ちょっと渡るから待ってね、と手を横に広げて合図するとスピードを緩めてくれる。強硬に突っ込んでくる車はほとんどなかった。信号のない入り乱れている交通が日常なので、彼らは程よく譲り合いに慣れているのかもしれない。

今日の走行距離

「今日は結構走ったよね〜」と昼間さんたちも同じことを感じていて、
「今日の距離はどれくらいですか?」と加藤さんにきいてみる。
「みなさんチャリダーなので体力あると思って、カトマンズから一番長く取れるコースを選んだんですよ。70kmくらいですね。」
70km!
途中ダートの登りもあったし、チャリダーにとって決してあまい距離ではない。つかれたー!

そして夜は、仕事で参加できなかった星さんも来てくれ、オシヤレなイタリアンへ。ピザもパスタもワインもデザートも、もはや当たり前のようにおいしかった。ネパールの外国料理のクオリティの高さはすごいとみんなで納得。

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ネパールに2、3年住んでいる星さんから聞いた話も興味深かった。

カトマンズを歩いていると日本語学校の看板をよく見かける。それにはこんな背景が。日本に留学に来る外国人で上位の中国人、韓国人が減っていく中、現在圧倒的に増えているのがネパール人。貧しいネパールでは日本に行かせるのに相当費用面で工面するだろうけれど、一家で借金をはたいてでも留学させれば、その後家が買えてしまうほど収入を得られるそうだ。

さくさん、こてつで出会ったみなさん、ありがとうございました!楽しい一日でした!!

(この記事は、2014年10月26日の出来事です。)


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