パナメリカナ・スール!

パンアメリカンハイウェイ。

僕たちは、北はアラスカから、南はアルゼンチンまで、南北アメリカ大陸を貫くパンアメリカンハイウェイをリマから南下する。

ワラスからリマの江田インに戻って3日目。狂犬病の予防接種2回目を接種したり、ワラスの疲れをとったり、のんびりと過ごしていた。たぶん、この先の自転車旅行に乗り出す勇気をちょっとだけ貯める時間が欲しかったのかもしれない。


9月30日

いよいよ自転車旅行の開始。リマをスタートし、ナスカ、クスコ、ボリビアのラパス、ウユニを経てチリへ抜けるルートだ。途中4300mのアンデスを越え、毎日がジェットコースター、そんな場所も通る。もちろん僕も未経験の行程。体がもつかもわからないけど、景色が素晴らしいことは保証付き。

さて、出かけるか。

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リマは大都会。タクシーやバスが、一見、何のルールもなく走り回っているように思える。そんな中を注意深く進んでいく。リマ郊外から高速道路を使って南下する。高速道路といっても、日本で言うバイパスのようなもので、自転車も入ることができる。路肩も広いし、走りやすい。

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バスもトラックも、ほとんどが僕たちを避けて走ってくれる。思ったほど危険は感じない。初日は、リマを抜け40kmほど走ったところで宿に入った。二人で120ソルの値段を提示されたけど、交渉したら60ソルにしてくれた。(僕たちは二人で一日100ソル(3600円ほど)を生活費の目安に決めている。)

宿のおじさんは、一人で大きなホテルを管理しているみたい。オフシーズンだからか、お客さんは僕たちだけ。自由に使わせてくれた。宿を出発する時に、「おじさんが記念写真を撮りたい。」ということで3人でパチリ。

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10月1日

この日は、Distrito de Asiaという小さな集落へ向かうことに。距離は68km程度。この辺は一大ビーチリゾートのようで、ホテルもやけに綺麗で豪華だった。至る所に別荘が立ち並び、サーフショップも多い。メッカなのかな?たしかに波は大きくてサーフィンをやるにはうってつけ。

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天気はあいにくの曇り空。曇り空と霧が混じって視界不良。気分もなんとなく盛り上がらない。この時期のペルーの海岸沿いはいつもこんな感じの天気みたい。

宿の町は小さな集落といったところ。パンアメリカンハイウェイ沿いには宿がなく、道を逸れて町の中心部に向かってみる。こっちの宿のランクは、上からHOTEL、HOSTAL、HOSPEDAJEとなっていて、HOSPEDAJEクラスだと大体30~40ソルくらいで泊まれる。ただし、大体がコールドシャワーでWIFIなし。

この日もHOSPEDAJEの看板がついた建物を一軒一軒あたっていくけど、みんな「営業してない」と断られてしまった。途方に暮れていると、おじさんから「チーノ!」と声をかけられ、聞けばあっちに空き部屋があるとのこと。結局この日は、HOSPEDAJEでもない、貸し部屋に一泊することに。

ちなみに「チーノ!」とは中国人を指す言葉だけど、丁重に「ハポネサ」だ、と言っておきました。おじちゃんにはあまり関係ない風だったけど笑


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