エベレストベースキャンプトレッキング6

7日目
Dingboche(8:40) ~ Lobuche(14:00)

出発してすぐのアップダウンがきつい。でも、ちょっと登ればしばらくは台地が広がったなだらかな道のりになった。それでも高度は4500mまできているので、調子に乗らずゆっくりと登らないと

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追い越されたり、追い越したりする欧米人団体はみんなナムチェから会ってきた人たち。高度順応の休憩日もみんな同じように取るみたい。私たちを覚えてくれていて、「調子はどうだ?」「今日も最高だ!」などと挨拶をしてくれる人も。

一度川を渡ると、お昼休憩。そこから先の登りが見えて驚き!!え?あれ登るんだよね!?はるか上の方で人が米粒になっているのが見えてしまった。

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ゆっくりと登りを進めていくと、タルチョがあらわれて峠が一区切り着いたことを知らせてくれた。このあたりに並ぶストゥーパはすべてエベレスト登山で亡くなったシェルパたちのお墓。本当にここにはエベレストに挑戦する人々が通り、様々なドラマがあったんだなぁ。。とちょっとしんみりしてしまった。

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今日はヘリが4、5回往復していることに気づいた。この先は救助を求める人が増えるのだろう。私たちは無事に自力で降りておられますように。

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(日に日にワイルドになっていく景色)

Lobuche ロブチェの集落が見えるとひと安心。

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夜は今まで一番の寒さ!歯磨きの時、チタン製マグに水を入れたそばから水は凍っていった…

宿:Abobe the Cloud Lodge(部屋代無料!)
場所は少しわかりにくく、集落を奥に進んで左手のロッジの間の道を入っていく。オーナーのおばちゃんは日本語もわりとペラペラで、私たちが日本人でガイドポーターなしとわかると、日本語で「えらいね!宿代タダにしてあげる!ダルバートもまけてあげる!」と。でもご飯は全体的に高めかも。いままでの宿では夕飯時に温かいおしぼりが出ていたが、ここから出なくなった。
すぐ日陰に入って寒いが、毛布はお願いすればチャージ無しで2枚貸してくれる。

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(右:陽が陰ってくると薪ストーブを焚いてくれる)

使用金額:3,400ルピー

(この記事は、2014年11月24日の出来事です。)


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エベレストベースキャンプトレッキング5

5日目
Tyangboche(8:25) ~ Dingboche(14:00)

歩き出してからも、まだ太陽が山の陰にかくれているせいでひんやりと空気は冷たく、手先もなかなか温まらない。やっと太陽が出てきた!

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太陽のまわりは不思議…雲が虹色に見える!まわりのトレッカーも珍しがって見ていた。

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(下:ヘリコプターみたいに見える不思議な雲)

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(左上:壊れた橋。迂回路ができていた。下:2つこぶの山は Ama Dablam アマダブラム。これに登頂する人もいるようだ。)

後半は森林限界に入っていき、比較的なだらかな土地が広がったところを進んでいった。日本だと標高がたかいと狭い登山道だったり、尾根を歩いたりというイメージだから、4000m付近でもこんな広がった土地があるんだとちょっと驚いた。日本とはやはり規模が違うのだ。

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今日、さすがに二人とも頭痛を感じ始める。なんだか体も重く感じる。それでも、いつもよりゆうは元気で早足で先を行っていた。

Dingboche ディンボチェはまた大きな集落だった。年々トレッカーも増えているためか、新しい宿、建設中の宿もある。またここで高知順応のため2泊する予定なので、いい宿にしようとさやさんも一緒に3人でいくつかまわってみた。結果的に良い宿を見つけることができた。

見事にに焼けた夕陽も美しい。

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宿:Green Tara Guest House(部屋代無料!)
隣にベーカリーカフェがある。この宿がABCも合わせてトレッキング中で一番良かった宿。宿代はご飯をここで食べれば無料としてくれ、その上ご飯代も良心的でおいしい。おすすめはパンケーキ。他のところだと、チャパティに近い薄いものが出てくるけれど、ここはちゃんとゴールデンブラウンに焼けた厚めの「パンケーキ」。各部屋(ツイン)にトイレもついている。

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使用金額:140ルピー

6日目
朝目を覚ますと、トイレのタンクに入った水(手桶ですくって流す用のもの)の上の方は凍っていた。もう朝晩はマイナスになるほどグッと冷えるのだ。

今日はのんびり、高度順応の日。朝、欧米人がパンケーキをほとんど食べずに残していたので、彼らが去った後、ちゃっかりいただいてしまった。

からだを慣らすために、ディンボチェからすぐ近くの丘(Nangkartshang Peak。最後まで登れば5000mほどまで行ける!)にちょっと登ってみることにした。同じく高度順応目的の人も多く、既にたくさんの人が登りはじめていた。

ザックは宿において、水やカメラくらいしか身につけなかったのに、体が重いこと。。結局、今日は軽い運動程度でいいや、ということで一時間ほど登っただけで降りてきてしまった。けれど、丘から見た景色はディンボチェからではわからない、広大な景色だった。

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宿に戻ると、洗濯。水がとにかく冷たくて洗剤も全く溶けないので、お願いしたらお湯を少しもらえた。ちょっと前に洗濯していたベルギー人の男性は、「Too cold!!」と言いながら水で素手で頑張って休み休みこなしていたけれど。

夕飯はこのABCでははじめてダルバートを食べてみた。クリーミーでやさしい味でおいしい!もちろんおかわりは好きなだけ。そのかわり500ルピーと他のものより少し値が張るけれど、これでおなかいっぱい食べられるのでコスパは最高だろう。何より「Dal Bhat power, 24 hours!」と誰もが口を揃えて言う。

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使用金額:6,240ルピー(2泊分精算)

(この記事は、2014年11月22日から23日の出来事です。)


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エベレストベースキャンプトレッキング4

4日目
Namche Bazaar(8:00) ~ Tyangboche(13:40)

宿を出る前にオーナーに挨拶すると、
「Tyangboche タンボチェに行くなら、ここに泊まるといいよ。僕の奥さんが働いているんだ。」
と今日の目的地の宿を紹介してくれた。

ナムチェのはずれで、ガイドひとりを連れた日本人ご年配夫婦に出会った。このご夫婦はここからすぐの Syangboche シャンボチェまで行って帰るそうだ。ご夫婦のゆっくり登る姿と笑顔はとても心の温まるものだった。

道は初めのうちはなだらかめにアップダウンを繰り返す。山々がワイドに見えてとても気持いい!それに雪山にストゥーパ(仏塔)とタルチョはステキな組み合わせ。なお「エベレストベースキャンプトレッキング」らしい景色に思える。

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ここで、うまれてはじめて、エベレストを目にする!!あれか!!
まわりにいた他団体のガイドさんが「あれだよ~」と教えてくれたのだ。

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人が前後にいたり、ゾッキョやヤクが通ると砂埃がたつのでマスク(ずっと日本から持ってきていた。質は良くないがカトマンズでも売っていた。)をつけるのがいつものスタイルになってきた。登りが続くと苦しいのだけれど。欧米人や現地の人はバフなどで口元を覆っている。「マスク」をしてる人は日本人くらい?

ベーカリーを見つけたので、お昼ご飯用にドーナツを買っておいた。
「ここ2、3日は天気がよくなかったけれど、今日はいい天気よ。」
と、お店のおばちゃん。確かに前日まで午後になると、雲が多かった。ナムチェが寒かったのは天気が悪かったせいなのかもしれない。

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今日も最後の登りがきつい!

まだまだかと思っていたら、タンボチェに着いたようだ!立派なゴンパが迎えてくれ、今日の達成感をいっぱいに味わえた。

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ここは標高3867m。すでに富士山を越えているのに、こんな立派な建物があるとは。これを建てたシェルパやネパーリーたち、すごい。

宿:Tyangboche Guest House(ツイン200ルピー)
ご飯はおいしいが、ボリュームはない。翌朝、水が凍るほど寒かったが、手洗水の入ったタンクにお湯が入っていて感動した。屋内にあるトイレもきれい。
使用金額:2,390ルピー

(この記事は、2014年11月21日の出来事です。)


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エベレストベースキャンプトレッキング3

3日目

今日は高度順応のためナムチェでもう一泊。起きて窓の外を見てビックリ!雲が多かった昨日はまわりがこんな景色だとは想いもしなかった。

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シャワー
朝はトレッキングに出発して初めてシャワーに入って(450ルピー)さっぱり。お湯の温度は問題ないけれど、水圧がないから体は温まりにくい。出てからも寒いからすぐにダウンを着ないと。

洗濯
フロアには普通に洗面台がある。そこから出る水はキンキンに冷えている。なので、こっそりシャワーで洗濯も済ませてしまった。屋上に干場があって助かった。このあたりにはほすところがあまりなく、現地の人も屋根や地面に置いている(干している)のをよく見かける。ウールの靴下など、日中乾かなかったのは、夕方から焚いてくれる薪ストーブのまわりに置いておけばすぐ乾く。

買い物
ゆうにはうれしいたくさんのアウトドアショップ。カトマンズとポカラのようにニセ物も多数だけれど、正規店もいくつかある。外界とそこまで値段が変わらなかったり、「sherpa」というブランドはカトマンズ店より安いものが多かった。トレッキングにきてまだ3日目だけれど、この寒さなので標高が上がると今の装備で耐えられるのか心配になり、ゆうはダウンベストを購入。正規品ね(Rab)。

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あとは行動食や予備としてかぜ薬を購入。スニッカーズは外界と同じ70ルピー!薬は10倍近くしたので、あらかじめ多めに持っていたほうが◯。

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(ワイワイ(麺)とスニッカーズはここで。あとはカトマンズで。)

今のところ、二人とも高山病の心配はなさそう。明日はまた出発!

使用金額:8,770ルピー(2泊分精算)

(この記事は、2014年11月20日の出来事です。)


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エベレストベースキャンプトレッキング2

2日目
Phakding(8:10) ~ Namche Bazaar(15:00)

今季のトレッキングはオフシーズンにさしかかり、宿を急いでおさえる必要もないだろうとABCトレッキングの時ほど急がずのんびり出発。

商店で売っている1リットルのミネラルウォーターは既に80ルピー(カトマンズの最安は15ルピー。宿で飲水はただでもらえるが要消毒)。ABCトレッキングより物価が高いとすぐに感じた。

なんでも運ぶ現地の人。ほんとすごいです。

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(右下:子犬も小さな箱に入れられて運ばれてた)

チェックポイントを3箇所通過し、Jorsale ジョルサレで国立公園入域料を払う(一人3,000ルピー)。年々値上がりしているようだけれど、これくらいでEBCまで行けると思えば安いほうかな。事務所には毎月の入居者数が貼ってある。

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Namche Bazaar ナムチェに着く前に、エベレストビューポイントがある。ここで初めてエベレストを目にできるのか!と思ったら、あいにく雲で隠れてしまっていた。
「さっきは見えたんだけどね~」
とエベレストの位置を教えてくれたのは、日本人団体ツアーのうちのおひとり。ここで休憩のようで、ガイドさんが町から今持ってきたようなクロワッサンをメンバーに配っていた。そういうのいいな、ツアーだと(笑)。

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それにしてもこの日は、日本から来た中高年のツアー団体に3組ほども遭遇した。やはり山好きの人にとって、ここは一度は来たい憧れの地なんだ。みなさんの出身地はさまざまだけれど、偶然話した方の一人がゆうと同じ中学出身というのはオドロキ!!

ビューポイントを過ぎてからの登りは厳しく、だんだんとペースも落ちっていった(私は平気でしたけど、なんて)。だんだんと冷えてきて、一度脱いだフリースを着て手袋もつけた。

もうすぐナムチェのはず!と思いながら崖を右に曲がりこむと、ずらっと並んだ立派な建物がいくつも目に入った。こんなところにこんな立派な町が!アウトドアギアもスーパーも薬局もカフェもある。高度順応のため、ここでは2泊する予定。滞在は退屈しなそうだ!

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宿:Green Tara Resort(ツイン200ルピー)
先にトレッキングから帰ってきた友人がおすすめしてくれた。ちょっと高級志向なのかご飯は高めだけれど、どれもおいしい。オーナーは気さくで、トレッカーたちによく話しかけてくれる。日本のアルパインツアーなどもここを利用するようで、その場合はコックも連れてきて、ツアー客専用に日本食を料理するようだ。

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使用金額:6,680ルピー(入域料一人3,000ルピー含む)

(この記事は、2014年11月19日の出来事です。)


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エベレストベースキャンプトレッキング1

1日目
Kathmandu(8:45) ~ Lukla(9:25) ~ Phakding(13:00)

カトマンズから Lukla ルクラに飛ぶ初日は、3:45起き!チケットを取ったところで出発時間の2時間前に来いと言われたのだ。6:30発だから4:30くらいに空港に着かないと…

宿で昨夜タクシーを頼んでおいた。ポカラから一緒にカトマンズに来たさやさんも、今日の同じ時間の便を予約したということなので、同じ宿に宿泊して空港まで向かうことに。

真っ暗なカトマンズは静か。空港に着いてもまだ真っ暗。車から降りて入り口に向かったけれど、あれ?まだ開いてないじゃん?結局入り口が開いたのは5:30。もっと寝れたのに~

搭乗手続きで預け荷物の重さを量る。ザックの重さはゆう12.3kg、私11.3kg。手荷物検査を終えて進んだところには、カフェあり。

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そして、ここからも待たされることになってしまった。どうやら天候が優れないようだ。これはしかたない。結局待ちに待って、9時前に私たちの便は離陸できた。本当に飛べない日もあるから、飛べただけでも良し。しかし、さやさんとは別の航空会社だったため、お互いいつ出発したかわからない。ルクラで会えるかな。

ゆうはこの航空機(私はよくわからないので割愛…)に乗るのが恐いけれどすごい楽しかったらしく、着陸時はおおはしゃぎ。降りてからも滑走路を夢中で撮影したり。

これからどんなストーリーがはじまるんだろう。スタートは遅れてしまったけれど、すぐに歩き出した。

初日からいい天気。すぐに雪のかかった山々が見えた。建物が少なくなると、ゾッキョ(ヤクと牛の交配種)があらわれた。車が通らない道なので荷物を運ぶ手段として、ここでは彼らが活躍しているとすぐにわかった。大きな!マニ壇も。

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チェックポイントにさしかかる。もっていた許可書を見せると、「どこのカメラを持ってる?」「iPhone持ってる?」などと聞かれた。もしかして万が一の時の判別にでも利用するのか?意外としっかり管理してるように思えた。(あとで盗難があった時のために聞いているという話も聞いた。)

歩き始めてしばらくすると、小腹が空いたので腰をおろしてワイワイを食べ始めた。すると、さやさんがあとからやってきた!もうトレッキング中会えなかったりして、と思っていたところ。後半では別れるかもしれないけれど、とりあえず一緒に歩きはじめた。普段いつも二人なので、自転車でもそうだが、一緒に行動する仲間が増えると、なんだかとても楽しい気分になる。

初日ということもあって今日は早めに切り上げて、宿で休むことに。部屋に入った途端、けっこうな寒さを感じた!まだまだ標高低いのに、これから大丈夫か!?

宿:KHUMBU TRAVELLER’S GUEST HOUSE(ツイン200ルピー)
ベーカリー併設なのでここにしてみたが、パンは誰も買っていなくていつ作ったものかわからなく、私たちも買わなかった。トイレ付きの個室は良かった。ご飯は高めかも。
使用金額:2,180ルピー

(この記事は、2014年11月18日の出来事です。)


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ポカラのごはんと宿

ポカラにも観光客向けのレストランがたくさん。カトマンズよりお洒落で値段も張るものが多い。私たちのおすすめは…

青空
旧桃太郎があったあたり。オープンカフェのようにお洒落な店舗。メニューも豊富で見つけてから毎日のように通ってしまった。どれもおいしい!味噌ラーメンにバターを入れてくれたり、チーズカツと梅シソカツを半分ずつにしてくれたり、サービスも良い。

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富士山
メイン通り沿いにある。よく食べてきたカツ丼もうまし!やたら腰の低い接客が印象的。

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韓国料理
湖沿い近くにある。550ルピーでプルコギセット。キムチやご飯、汁物、お茶もついている。屋根はあるがドアのない店舗のため、夜に行ったら虫が多かった。それを想定してか、テントが用意されていて、中に入れば落ち着いて食べられた。
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ネパールカレー、一回しか食べてない…

宿:サンタナ
インドで主に展開する日本人宿がポカラにも。レイクサイドの奥にある。ABCから帰ってくると、部屋が空いていたのでカトマンズに戻るまで4泊した。ABC前はほとんど日本人パッカーさんに合わなかったけれど、ここではたくさん会うことができた。
シャワー&トイレつきツインルームが600ルピー。部屋のシャワーはソーラーなので安定しないが、共同のガスシャワーもある。宿代に含まれているビーガンケーキがおいしい!キッチンもあるが、利用する人はほとんどいなかった。昼食、夕飯(私たちが滞在した時は料理人こーすけさんが作ってくれていた)も安く出してくれる。
共有スペースからの眺めも良く、居心地◎建物は古めで部屋は暗めだけれど、過ごしやすかったのでオススメ。

ポカラに着いたばかりの頃はカトマンズの方がおもしろいと感じていたけれど、日に日にポカラが好きになっていった。湖沿いも遊歩道があって、天気が良ければ散歩も良い。去る頃にはもっと滞在したかった街になりました。

サンタナでカトマンズまでのバスを予約してもらい(700ルピー)、3人のサンタナメンバーと一緒に向かった。行きとは違うバス会社でも、2回の休憩ポイントは全く同じ場所だった。
既にカトマンズからルクラの飛行機を取っていた。カトマンズに2泊したら、この旅最後の最後のメインイベント、EBCトレッキングに出発!
(この記事は、2014年11月12日から16日までの出来事です。)


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アンナプルナベースキャンプトレッキング4

6日目
Machhapuchhare Base Camp(7:40) ~ Annapurna Base Camp(9:30)

朝、起きると昨晩はいなかった日本語ができるガイドさんがいた。話を聞くと、日本人団体(アルパインツアー)のガイドをしていて、トレッカーの一人がABCで昨晩遅くに高山病になってしまったのでその人と一緒に降りてきたということだった。ダイニングに行くと宿のスタッフやポーターが寝るスペースに日本人男性が一人横になっていた。幸いそれほど重症ではないようだけれど、万全を期してヘリコプターを呼んでポカラまで帰るという。さすが日本からのしっかりしたツアーなので、ヘリの手配にしろ、蒲生バックが用意されていたりと、手厚い手当を受けられるようだ。

数十分後に宿が集まっている少しはずれにヘリが来て、その男性が一人乗ると、さっそうと下界に降りていってしまった。

そんなちょっとした騒ぎがあったのに、宿の若い男性スタッフ一人はまだダイニングで寝ていて他のスタッフに起こされても、「まだ眠い~」とでも言っているのか毛布を被ってもう一眠りしていた。「おいおい、山小屋スタッフが朝は起きれないってどうなの?」と私たち二人でつっこんでいた。

それにしても今日も最高の天気!ABCでの景色も期待できそう。

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標高は4000mを越えてきた。それでも陽が照れば、暑いくらいでシャツ一枚でちょうどいい。

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道中、ヘリで降りた男性が所属していた団体、中高年の方々が降りてきたところに遭遇した。この時もおじさんおばさんたちとの会話に和む。
「あなたたち若いね~、新婚旅行?」
「そうですね、一年ちょっと旅行してるんです~~」
「へぇ~、すごいね!ハネイヤーだね!おめでとう!」(ハネムーンのムーン、月を年にしたのか?)
(皆さん口々に)「おめでとうございます~」

ABCも目前に迫ってきた。日本の登山の感覚だと、上に上がるほど岩場になり足元が悪く登りにくいイメージがあるけれど、ABCまでは急騰でもなく結構歩きやすい。

あの看板が見えてきた!!ABC到着!!!

360度山に囲まれてしまった!まさに圧巻!!

タルチョも元気になびいている。

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宿に着くと、隣の宿に入った日本人のご年配夫婦と出会う。午後はその宿のダイニングにおじゃまし、会話を楽しんだ。ご夫婦は定年後に海外をたくさん旅行し、ネパールも9回目だという。世界中をトレッキングしてきた中でも、ABCはかなりお気に入りのご様子だった。ABCトレッキング道は最初に来た8年前より随分整備されて、宿のごはんもおいしくなり、いろいろ変化したようだ。また何十年か後に来てみるのもおもしろいかもしれない。

夕焼け、夜の山も美しかった。

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宿:登ってきて右側にある宿。名前忘れ…(一人150ルピー)
宿は4件あり、9時半と早めに到着したけれど、どこも二人部屋は予約で抑えられていた。仕方なくイギリス人男性がいる三人部屋に宿泊。
使用金額:2,810ルピー

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7日目
Annapurna Base Camp(7:50) ~ Bamboo(13:40)

いつもより早起きして、日の出を待つ。

朝日、きたきた!

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ABCでも寒さは思ったより緩く、ダウン上下着て極厚靴下を履いて寝袋に入って寝ると暖かく、足の冷えも感じることはなかった。ダイニングでも暖房はまだつけていなかった。それでも、外で夕日や朝日を待っている時は寒いので、ダウンをしっかり着て。

今日から来た道を戻る。下りがほとんどなのでまた脚や膝を痛めるのではないか心配だった。

途中のお昼休憩で昨日のご夫婦とまた新たな日本人グループと一緒になり、会話を楽しんだ。そのグループの中には2週間ほど仕事の休暇を取って来ている方も。仕事の休みにこんなとこに来たら相当リフレッシュできそう。風景や文化に対しても、長期旅をしている私たちより新鮮に感動しているようだ。

下りはやっぱり速く、小刻みに登ってきたのもあるけれど、今日は登りの2日半分も下ってしまった。でも心配していた脚の負担は二人ともほとんど感じなかった。

宿:(300ルピー)

二人部屋はなく三人部屋をシェアすることになる、二人がいいなら三人分の料金を払ってと言われたのでこの宿を離れようとすると、二人分の料金でいいよと。
使用金額:3,790ルピー

8日目

Bamboo(7:30) ~ Ghandruk(16:30)

朝のダイニングでよく思うのは欧米人たちとの食文化の違い。欧米人はポリッジ(穀類を水や牛乳で煮たお粥)を選択する人がほとんど。私たちはポリッジはまず選択しないし、あまりなじみのない食べ物(最近日本でも流行ってるの?)という認識。反対に私たちは朝たくさん食べたいので、フライドライスをよく食べるけれど、欧米人からすると朝からそんなの食べれないと思うらしい。まぁ朝からフライドライスというのは私たちにとってもトレッキング中ならではなので、これは食文化とは関係ない。

アップダウンを繰り返しながらも、標高も2000m前後になり、日中はより暑く感じた。

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登ってくる50代くらいの欧米人女性はタンクトップに短パン!そう言えば、トレッキングのファッションも民族?人種?によって違いがある。

前記のように欧米系の人たちは、暑いともう露出度が高い(日焼け止めは女性も男性もしっかり塗っている)。それか、女性はピッタリしたスパッツを履いている。日本人的な感覚ならスパッツの上にショートパンツやスカートを身につけてお尻は隠すけれど、欧米系は隠さずそのまま。頭にはバフをかっこよくつけている。

中国人は原色のウエアをよく着ている。韓国人(かなりよく見かけた)はだいたい蛍光色。膝サポーターをつけているのもほぼ彼らだと思っていい。そして韓国人だという最大の決め手は黒縁メガネとあのサングラス。日本人は落ち着いた色。そして3国の共通は特に女性の日焼け対策。ハット型の帽子をよくかぶり(私も)、さらに後ろに陽射し除けをつけ(特に韓国人かな)、手袋をし、なるべく肌をださない。日焼けを徹底的に嫌うのはアジア人女性(日中韓)共通なのかな。肌の色による違いをはっきり感じてしまった。

こんなふうに、世界中のトレッカーが集まるので、いろんな国の人たちの様子が見比べられるのも楽しい。

今日は Ghandruk ガンドルを目指すため、行きとは違う道に入る。すると、比較的よく整備されていた今までの道とは違い、砂深かったり大きめな岩がよくあったりした。そんな中、赤ちゃんを背負子にのせた欧米人家族とすれ違いビックリ!ポーターもいないようだった。赤ちゃんがいたら荷物がどれだけ増えるだろう、夜泣きもするよね、高山病って大丈夫なの、とかあとからいろいろ疑問が湧いてきてしまった。本当に彼らは私たちが無理!と思うこともやってしまう。

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やっとついたガンドルは大きな村で、民家が広がっていた。どこか懐かしいような風景だ。道がたくさんあるので迷いながらやっとちょうどいい宿を見つけた。コースタイム通りくらいなのだけれど、今日は長丁場で8時間近く歩いてしまった。お疲れさま!

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宿:Ghandruk Guest House(ツインルーム350ルピー)

宿代は下界に近づいてシャワー(ぬるめ)代込。ご飯代も落ち着いてきた。
使用金額:2,600ルピー

9日目

Ghandruk(8:00) ~ Kimche(9:00) ~ Pokhara(12:15)

今日もまた長い道のりになりそう。また相変わらずの馬の列。それだから道はフンだらけ。

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しばらく下ると、車のクラクションが聞こえてきた。車道に近づいてきたんだ。ゆうは近くにバス停がありそうだと言ってゆうは早足で先に行ってしまった。

出発してから一時間後に Kimche キムチェに到着。やっぱりここからポカラまでバス(一人300ルピー)が出ていた。間もなく出発するところだったので、勢いで乗ってしまった。ABCトレッキングお疲れさまー!

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バスからの風景はひたすら田んぼ。ほぼポカラまで途切れることなく続いた。この広大な田んぼで稲を刈り取るのも、稲を運ぶのも、脱穀もぜ〜んぶ人が機械を使わずに作業しているのには感心してしまった。脱穀だって、餅つきのように5人くらいが輪になって中心に向かって稲を地面に叩きつけているのだ。こんな風景、言ってしまっては悪いが、日本なら江戸時代、いや櫛みたいな道具(調べて思い出した、千歯扱き)さえ使ってないからもっともっと昔?にさかのぼらないと見られないのでは。「お百姓さんに申し訳ないからひと粒残さず食べなさい」という言葉はこの風景を見せれば、誰もが納得するだろう。ネパール米も大事に食べましょう。

使用金額:1,100ルピー

ABCトレッキング9日間での使用金額合計:22,980ルピー

(この記事は、2014年11月8日から11日の出来事です。)

アンナプルナベースキャンプトレッキング3

4日目
Chomrong(7:30) ~ Dovan(12:45)

ポカラにいる時の天気予報では今日は雨だったけれど、朝は良い天気。景色もばっちり

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チョムロンの終わりに商店があり、ワイワイ30ルピー、ツナ缶170ルピーなどと思ったより安く売っていたので、お昼用に購入。

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(下:浄水器。チョムロン手前からペットボトルのミネラルウオーターは売っていない。手持ちのボトルなどに入れてもらう。)

今日もアップダウンが激しい。階段になっていて歩きやすいけれど、一段に高さがあるため下りでも膝にきてしまう。そんな中、ポーターはさくさくと私たちの横を過ぎていく。彼らは背中にトレッカーより大きな重い荷物を背負い、ひもで頭で支えている。「すごい!さすが!」と驚くのはまだ早い彼らの足元はビーチサンダルだったりする。ABCトレイルは比較的歩きやすいとはいえ、どう考えても石の上では滑るし、ぬかるみではサンダルはまっちゃうでしょ?いったい彼らの足はどうなっているんだろう。私たちには到底無理。でも彼らは普通。人間の適用能力もすごいと思う。

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Bamboo バンブーで早めのお昼をとっていると、私たちと同じくガイドなしポーターなしで来た日本人バックパッカー二人に遭遇。彼らは今日は次のDovan ドヴァンで泊まるという。私たちはその先まで行こうとしていたけれど、そうすると15時近くになりそうで宿が満室になりそうで心配。とりあえず、ドヴァンまで行ってから考えることにした。

バンブーからドヴァンには、よく看板に書いてあるコースタイム通りで到着。今日までの疲れもたまっていたことや、やっぱり宿の心配もあったのでここでストップ。明日は早めに出て、遅れを取り戻そう。

宿:Dovan Guest house(300ルピー)
一人のお兄さんは、ご飯ができると部屋まで呼びに来てくれたり、親切に対応してくれた。翌朝は早くて何時にご飯を出してくれるか聞くと、「あなたたちの要望通りで」と言ってくれた。
使用金額:2,420ルピー

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5日目
Dovan(6:30) ~ Machhapuchhare Base Camp(12:20)

今日は昨日の遅れを取り戻すため、いつもより一時間早い6:30に出発。ようやく他の人たちは起きだした感じ。明るくなったものの太陽はまだ顔を出していない。

森のなかの道は、鳥の声が時々響くくらいで人はいなく静か。私たちしか歩いていないのだ。そう思うと、この山を私たちが独占しているような気分になった。

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昨日の目的地にしていた Himalaya Hotel ヒマラヤホテルを8:00頃到着。ここに宿泊していた今から出発する人たちを横目に見ながら、立ち止まらずに進む進む。

登りが続くと、今までの疲労も合わさってか、ゆうは脚が痛み出したようだ。まわりの欧米人、韓国人も息を切らして休み休み登っていく。標高は3,000mを越えてきた。あぜらずゆっくりゆっくり。

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(左上:Deuraliには携帯電話のアンテナがあった。下:こんなところでも野菜栽培。)

Machhapuchhare Base Camp マチャプチャレ到着!!気持ちのいい雲ひとつない晴天!!同時に着いたひとりの欧米人も「We are lucky !!」と。

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ABCまでここからゆっくり登って2時間で行けるので、一気に登ってしまう人もいる。でも、私たちはここで一泊してのんびり景色を堪能することができた。時間が十分あればここでの宿泊がオススメ。

宿:Gurung Co-oprative Guest House(300ルピー)
ホットシャワー300ルピーと書いてあったけれど、ゆうが浴びても気づかなかったのかスタッフは請求してこなかった。ピザがおいしい!
使用金額:3,790ルピー

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(この記事は、2014年11月6日から7日の出来事です。)


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