投稿者「きむらあや」のアーカイブ

インドでの列車予約は難しい?

デリー2回目の滞在

山東夫妻とまたまた再会。レーでも「次は日本で!」なんて言ってたたけれど、今度こそ本当に日本で!!
お互い旅の終盤をどうするかとか、また行きたい国について話したり…山東夫妻とはチリで出会って、最初はたった数時間しか一緒にいなかったのに、次はコイアイケでピザとビール、次はパラグアイでシェア飯、次はレーでゴンパ巡りや1泊のツアーに行ったりと、だんだん付き合いが深くなっていった。彼らとレーにいる時、私は思った。人っていくつになっても学生みたいに、子供みたいに無邪気に仲間と楽しめるんじゃないかな。

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(右:Navrang のオクラ丼。意外とおいしい。)

ニューデリー駅の外国人専用鉄道予約オフィスって
デリーのあとはアグラー、バラナシ、そして列車でネパールと考えていた。列車のチケットはニューデリー駅の外国人専用鉄道予約オフィスへ取りに。
 
そのオフィスに向かう時は気をつけなければならないなぜなら次のような事例が後を立たないらしい。オフィスへ行こうとすると、インド人に「今日は閉まっている。知り合いの旅行会社でチケットを取れるから案内してあげよう。」などと親切そうに教えてくれる。だが、実際閉まっているなんて嘘で、高額なチケットを買わされたり、ツアーを組まされてしまう
 
私たちは事前に「歩き方」を読んでいてそんなことは知っていたので、逆にインド人はどう出てくるかを試すような気でいた。「外国人専用鉄道予約オフィスはどこ?」と数人に聞くと、インド人用のオフィスを教えてくれたり、一人で駅構内の通路でチケットのチェック?をやってた人(そもそも怪しい)がそこを離れて50mくら私たちについて来て「どこへ行きたいんだ。」としつこいので、「あそこで働いてたんじゃないの?」「自分で探すから。」と追い返したり…悪い人ではなさそうだったけれど、やっぱり?まともに教えてくれた人はいなかった
 
結局、自分たちで看板を探して着いたオフィスは、意外にも空いていた。ただ、対応してくれたおっさんはお菓子をボリボリ…。ゆうはイライラ。

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チケットのほうは、ちょうどお祭りの時期とかぶってしまい、インド人やネパール人もその時期に移動する人が多いため、アグラー以降を抑えることができなかった。それに私たちはすっかりインドのメンドクサさ、キタナさに疲れてしまい、アグラーにデリーから日帰りでタージマハールだけは見ることにして、デリーからネパールのカトマンズまで飛ぶことにしてしまった。
 
 
日本人宿サンタナ
ニューデリー駅からアグラーカント駅を往復する列車は一本ずつ(ACcheir席の場合)。

行き 06:00発  08:06着   ACcheir席 一人505ルピー
帰り 21:15発  23:30着   ACcheir席 一人545ルピー

行きは早く、帰りは遅いので、ニューデリー駅から歩いていける日本人宿サンタナに宿泊することにした。
宿:サンタナ
私たちは男女別のドミトリーに宿泊。一人350ルピー。朝食付き、wifi(遅め)、ホットシャワー(ガスのところも)。建物は古く日当たりも良くなく、部屋は暗め。共有スペース、バッゲージサービズもあり。夕飯は有料だけれど、日本人スタッフが日本食を作ってくれるのはうれしい。結構混雑するようなので、HPから予約して行ったほうが良い。
久しぶりの日本人宿。滞在時間はほんのちょっとだったけれど、日本人管理人(彼らも旅人)の笑顔に安心できた。

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(この記事は、2014年10月12日から10月19日の出来事です。)


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「インド」に戻って

マナリはすっかりインドの町だった。もう「ジュレー」ではなくなってしまってなんだかさみしい。インド人の観光客が圧倒的に多く、町はにぎやか。お土産やさんと、ホテルだらけだ。あまりのんびりするところでもないなと思い、2泊だけしてバスでデリーに戻ることにした。

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(下:散歩中に。犬たち一家でお昼寝?)

 

Vashisht ヴァシシュト村
旅人仲間からヴァシシュト村はおすすめと聞いていたので、リキシャで行ってーみることに。リキシャは100ルピー(70〜80でいけたらしい。帰りは20〜30。)でちょっと高いと思ったけれど、結構な急斜面を登って行くのでしょうがない。
到着すると、「なるほど、ここなら長く滞在してしまいそうだ!」とすぐに感じた。私たちが滞在しているニューマナリよりもこぢんまり落ち着いていて、眺めも良い。なんだかほっとするところだった。そんな訳で次の日もここへ来てしまった。

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お昼は日本食「fujiレストラン」へ。店内には畳がしいてあって、ゆったりできる雰囲気。宿も経営されている。二人ともおいしい日本食とお店の雰囲気、それからオーナーの日本人の奥さんににすっかり癒されてしまった
このあたりに硫黄泉が湧いてるらしく、温泉もある。私たちは入らなかったけれど、インド人、欧米人も入浴しに来ていた。結構熱いらしい。
さらに「インド」デリーへ
マナリ〜デリーへのバスは一人1200ルピーで旅行会社で取った。いつものごとく、「自転車も詰めますよね?」ときくと、店員は電話で確かめて「一台1000ルピーだ」と。

実際乗車する際、パニヤバッグもバスのトランクに積むと一つの荷物につき、10ルピーだ」と言われ、何度かやりとりするもそれは正当な請求らしく、10個分100ルピーを払った。他の乗客にも同じ対応だから納得したけれど、外国人客とは必ずちょっと揉めていた。インドなら当たり前なのかもしれないけれど、毎回揉めるとは相変わらず冴えない方法である。

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予定通り17:00出発。今回はとにかく過去最悪のバス移動だった。真っ直ぐな道はあったっけ?というくらい、うねうね左右に揺れ、道も悪いので上下にも揺れ…レー辺りから車に酔い易くなってしまったゆうはかなりグロッキーになっていた。
 
明け方、6:00過ぎにデリー到着。朝だからマシだけれど、また雑踏としたデリーに戻って来てしまった。

(この記事は、2014年10月8日から10月11日の出来事です。)


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Leh〜Manariのごはん

レーやマナリの町中はさすが観光地、たくさんのレストラン、カフェがある。レーならではのチベタン料理やインドカレーはもちろん、外国人向けのベーカリーやパスタ、ピザなどがあるお店も多い。

数カ月間、外食文化が豊かではなかったし、また値が張るため自炊も多かった私たちにとって、レーやマナリはわくわくしてしまう町。こんなに外食尽くしなのは「初めて」といってもいいんじゃない?おいしく食べたごはんを紹介します。

下にレーのお店等のマップあり。
(1ルピー=約1.7円 2014年9月)

●チベタン料理●

Momo モモ: 餃子とそっくりで、ほとんどは蒸したものだけれど、焼いたものも出すお店もある。中身は野菜やチーズ、チョコレートなんてものも。

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左:Veg.Momo steamed 70ルピー。Norlakh Tibetan Restaurant(Leh)
右:モモ作ってた。(Keylang)

Thenthuk テントゥク : 平たく幅の広い麺(モモの皮と同じか?)が入ったスープ。 やさしい味で食べやすい。私のお気に入りで、選択に迷った時はこれを食べていた。

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Veg Thenthuk 70ルピー。Norlakh Tibetan Restaurant(Leh)

Thukpa トゥクパ : スパゲティのような麺の入ったスープ。お店によって違うかもしれないけれど、テントゥクよりあっさりしたスープであることが多いと思う。

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Veg Thukpa 70ルピー。友人の宿で(Leh)

オススメのレストラン: Norlakh Tibetan Restaurant 
何度も通いつめたお店。良く利用した旅行会社の上、2階にある。落ち着いていて静かな上、お手頃価格。チャイもおいしく1杯15ルピー。チベタンレストランとはいっても、パンケーキやカレーなどもある。オーナーのおじいさんがお経を唱えている時も。

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●インド料理●

Tandoori Chicken : 食べたかったもののなかなか食べなかったタンドリーチキン。仲良くなった日本人のみんなとシェアして食べてみる。辛いけれど、やっぱりおいしい!

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Tandoori Chicken。Lamayuru Restaurant(Leh)

Curry  : ベジカレーもノンベジカレーもどれもおいしかった。みんなにも好評。結構辛いものもあるので、注文時に「Not spaisy」と言うと辛さ控えめにしてくれるお店もあった。Rotti(丸くて薄い。チャパティと言うとこれになる。フライパンで焼いたもの。) や Naan(やや分厚めで大きめ。釜で焼いたもの。) も一緒に注文する。

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Chicken Curry 130ルピー と Rotti 1枚10ルピー。Bon Appetit Restaurant French Bakery(Leh)

Thali ターリー : 大皿を意味するターリー。ライスやチャパティの主食と、何種類かのカレー、ヨーグルトがついている。レーではほとんど見かけなかった。ローカルな安い食堂で食べると、どれをおかわりしても無料でお得!

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左:Veg Thali 90ルピー。Manari
右:Thali 50ルピー。Diskit のバスターミナルにあった食堂。

●イタリアン料理●

たまにはイタリアンだって食べたい。でもローカルフードよりは値が張る。そんな中、わりとお手頃な店を見つけることができた。高地のレーでもまぁうまくパスタは茹で上がっていた。

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左:Margherita 200ルピー。Pizza de hut(Leh)
右:パスタ各種130ルピーから。Lamayuru Restaurant(Leh)


●日本料理●

さすがのレーも日本食もどきはあっても、あくまでももどき。

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Okonomiyaki 60ルピー。なんだかあやしい甘いソース…他にも2、3点日本食メニューあり。(Leh)

その点、マナリ(バシシュト村)には「日本食」がある。レーからマナリの走行を終えて、やっぱり日本食が食べたくなった私たち。マナリのヴァシシュト村の左奥にある「fujiレストラン」でとっても癒やされました。おすすめは納豆丼。小鉢がついているのもうれしい。

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右上から、親子丼、唐揚げ丼、納豆丼、かき揚げうどん。180ルピーから。いずれもfujiレストラン(Manari)

●(インド系?)中華料理●

Chowmein チョーメン:ほとんど焼きそば。マサラが効いていてピリ辛なものも。でも、はずれがなく結構おすすめ。

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Veg Chowmein 80ルピー。(Pang)

Chopsuey チョップスイ:あんかけかた焼きそば。私がたべたのはあんかけがトマトベースだった。

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Veg Chopsuey 80ルピー。 (Leh)

●朝食●

朝にしっかり食べたい時はドリンク付きのセットメニューがお得。

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左:Regular Breakfast 130ルピー。German Bakery (Leh)
右:Regular Breakfast 140 ルピー。バナナラッシーをつけることができてお得感あり。Lamayuru Restaurant(Leh)


●その他●

Sizzlers シズラー:シズラーの意味は、ジュージュー鳴るもの、熱いもの。結局どこの料理なのかわからずじまい。文字通りジュージュー音を立ててテーブルに出てきた時は、感激。ハンバーグ(ベジであればソイミートだと思う)のようなものとお米、麺まで入っているものまであったり、野菜もあり、ボリュームたっぷり。

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Veg Sizzlers 120ルピー。Norlakh Tibetan Restaurant(Leh)

お気に入りのベーカリー:German Bakary
パンひとつひとつが結構大きい。ケーキも何種類かあり、意外とおいしい。この店舗はレーにもいくつかあるし、マナリにもある。

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右:Apricot pie 70ルピー。

ビール:ビールなどお酒類はほとんどレーのレストランでは飲めない。私たちが見つけたのは1店舗(場所は下の地図に)。キングフィッシャー、ゴットファーザーはあった。

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●チャイ●

インドでは欠かせないチャイ。ほとんどは出してくれた時点であま〜い。もちろん店によって味は違うが、そこまでスパイシーではなく、飲みやすい。町中のレストランでは一杯15ルピーから40ルピーくらいと幅がある。小さな村では10ルピーで飲める。

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自分たちのマグカップでとお願いしたら入れてくれた。(Keylang)

マップ(Leh)
IMG_2313[1].png地図


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標高4300mの湖 パンゴンツォ

レーに来て車をチャーターして行く一番人気のスポットは、おそらくPangong Tsoパンゴンツォ。4300mの標高に位置するその湖は、それは美しいらしい。私たちは南米で出会った山東夫妻、イランで出会ったかおりさん、そして出発日の前夜にナイスタイミングで出会ったゆうきくん、ゆうきちゃんの7人で向かった。

車の申し込みはおなじみの旅行会社で。一台、一泊二日で10900ルピー。パンゴンツォ沿いの一番奥の村、Merak メラックでの宿泊が静かで良いと聞いていたので、そこまで行って欲しいと言うと1000ルピーくらい上乗せされたかな。

再び5000m級の峠超え
朝8時にレーを出発。上ラダックを通って行くので、
ちらほらゴンパが見えてくる。ドライバーはゴンパの名前を教えてくれたり、写真を撮りやすいように停車してくれたりした。上ラダックも絶景で、後日自転車でマナリに向かう時通るのが楽しみだ。

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パンゴンツォに行く途中、二箇所のパスポートチェックがある。ここでもILPが必要だ。これは7日間有効なので、申請する時に行く場所を数箇所書いておき、7日間以内に行けば一度の申請で済む。

しばらく進むと、相変わらずつづら折りでどんどん登る!まだ登るの?」「あそこ行くの?」とみんな驚き。
道もけして良くない。途中、崖崩れか道を広げるためか工事をしていた。いつ上の岩が崩れてくるかわからないから命がげである。

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そして自動車が通れる世界で三番目に高い峠、Chang La チャンラ!5360m!?高さの真偽はいかに。峠にタルチョがいつもあるのは頂点の実感がわいて気持ちい。ここでチャイをいただく。
(ラダック語でTso ツォ=湖、La ラ=峠)

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(峠を降りてしばらくすると、マーモットが見られる。コロコロ太っていてかわいい。)

パンゴンツォだ
お昼に差し掛かるころ、茶色い景色の中、青いものが見えてきた
これがパンゴンツォか!

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青いこんなに青いと思わなかった!近づいてみると、本当に澄みきった水で濁りは全くない。深いところはイースター島の海を思い出す、まさに青グラデーションも美しい。湖だけ見ればどこか南の島のビーチと変わらないかもしれない。だけれど、ここは4300m。湖とまわりの山々とが相まった景色が素晴らしいのだ。
何年経ってもきれいなままでいてほしい。インド人に汚されませんように…

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湖畔で昼食を取ると、宿泊地まで道なき道を進む。車に乗っていても、旅中は常にここは自転車で行けるか、難しいかを考えてしまうのだけれど、ここは絶対にムリ。

メラックに到着。のどかな小さい村だ。さらにここから20数km進むとすると、中国に入ってしまう。
ホームステイ先はすぐ見つかった。「AMCHI HOME STAY」。ここでも簡単な英語が通じるのは感心してしまう。一人500ルピーで二食つき。家の中に入るなり、チャイを出してくれた。

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(右:中央アジアと同じような部屋。)

夕飯はやっぱり野菜と豆のカレー。おいしい。とてもアットホームな宿で、食後は家族の写真を見せてくれた。
おじいちゃんは私たちの食事中やそのあとの歓談中も休むことなく、腕は微動だにせず、ず~っとマニ車をまわしている。私たちももう一つのマニ車を借りてまわしてみるも、結構難しい。

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寒いけれど、寝る前に星を見に。村もほとんど明かりがなく真っ暗。だからこそ空いっぱいに広がる星が見られる!iPadの星座表のアプリを利用して山東夫妻と星座を探してみる。こんなに星は見えるけれど、ひとつひとつ輝きが異なるので、意外に星座は見つかるのだ。カシオペヤ座、こぐま座、わし座、、結構楽しむことができた。

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翌朝。

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チャパティとオムレツをいただいてレーへ出発。
やっぱり陽が出てくると、湖はより青く見える。パンゴンツォ、みんなと行けて楽しかった!

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この記事は2014年9月26日から9月27日までの出来事です。


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世界一高い自動車道の向こう側

ある旅行会社で偶然出会った大学院生バックパッカー野呂くん。彼は、ヌブラ渓谷に二泊三日で行く人を募集していた。レーから5000m級の峠を越えた先にあるヌブラ渓谷に私たちも行ってみたかったので、野呂くんのプランにのることにした。

野呂くんが一台3日間9000ルピーで車をチャーターしてくれていたので、4人以上集めようということにした。4日間猶予はあったし、レーの中で日本人旅行者には結構出会ったけれど、他に行きたい人は見つからず仕舞い。ローカルバスやタクシーでも行けるという話は聞いていたので、その方が全然安そうということでその方向で行くことに。

ヌブラ渓谷に行くには、ILPインナーラインパーミットが必要野呂くんと出会った旅行会社でお願いしたら、一人500ルピーで発行してくれた。午前中に依頼して当日の午後に受け取りできる。

ヌブラ渓谷へ出発
朝6時にバスターミナル。ヌブラの村、Diskit ディスキット、Hundar フンダルの方面に行くバスを探すも地元のおじさんは今日は出ない
と言う。その代わり、シェアタクシー乗り場を教えてもらった。

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シェアタクシー乗り場(ポログラウンド入り口辺り)に行くと、何台かランクルが泊まっている。私たちが「ヌブラ?」と一番最初に聞いた人がヌブラに行くドライバーだったようで、運良くすぐ見つけることができた。シェアタクシーは、その方面に行く人が車一台に乗れる定員いっぱいまで集まったら発車するというもの。今回は私たちの他に現地人3人加わり、7時頃に出発。一人400ルピー。

レーを出ると、どんどん登る登る!傾斜は緩めできれいな舗装路。峠が近づくと、舗装は終わり道は悪くなってしまう。ドライバーは音楽にノリノリになりながら、激しいハンドルさばきでがんばってくれている。乗ってる方も揺られて結構疲れる。だんだんと寒くなってきて、ちらちらと雪も降ってきた

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峠到着!ここは自動車が通れる世界一高い峠、khardung La カルドゥン・ラ看板には18380フィート=5602mと書かれているけれど、ゆうが実際GPSではかってみると、5228m!?多少誤差はあるとしてもサバ読みすぎでは…。

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峠を降りて行くと、雪も止んで視界も開けてきた。ふか~い渓谷は川と緑が美しい。

2度チェックポイントがあり、パスポートを見せてパーミットのコピーを渡す。それから、峠を越えた後の分岐で国立公園の入場料一人20ルピーを払わなければならなかった。いずれも現地人には不要の手続きで、私たちだけ忙しそうにしていた。

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(左上:ヤクがたくさん。右下:分岐点。)

意外な観光地フンダル
12時前に私たちの目的地、フンダルに到着。
小さそうな村だけれど、入り口にはゲストハウスやキャンプ場の看板がいっぱい。しかし、村の中を進むもいまいち人気がない。食堂やレストランは村の入り口に2件くらいあったけれど、中に入るとめっきり見あたらない。

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宿を何件かまわって、庭の雰囲気とおじさんが良さそうなので「OLGOK GUEST HOUSE」に決定。夜と朝の2食ついて一人500ルピー。オフシーズンだからと少しまけてくれた。村の中は静かで他の観光客もほとんどいないのに、ゲストハウスはこんなに多くて大丈夫なの?と思い、宿のおじさんに聞いてみると、7月から9月初めのシーズン中は一日村に200人くらい訪れるということだった。

夕飯は野菜と豆のカレーにごはん。朝食は、トーストにジャムやバター。どれもお腹いっぱいになるまでおかわりをくれるのはうれしい。昼食は頼むと野菜の入ったマギー(インスタント麺)を30ルピーで出してくれた。

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(左下:キッチンを見学させてもらう。圧力鍋を使っていた。)

ここにのんびり2泊することにし、日中は村の散策をしたり。村人、とくにおばちゃんとすれ違うと「ジュレージュレー!」と向こうから挨拶してくれるのが気持ち良い。至る所にマニ壇がある。信仰深い村なのだろうか。瓦のようなものにお経が刻まれている。一方、モスクもある。このあたりはかつてはパキスタン領だったため、イスラム教徒の割合も多いのだとか。現に宿の家族はイスラム教徒だった。

あと何と言ってもこの辺りの印象は、水がどこもすばらしくきれい!今まで見てきた中で一番かも。夜は星もばっちり。

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ラクダ初乗り
村から30~40分歩いたところに砂丘が広がっていて、そこでラクダサファリができる。宿のおじさんが「日中は太陽光が砂に反射してまぶしいから、16時以降がオススメだ」とアドバイスをくれたので、夕方に出かけていった。乗り場に着くと、たくさんのラクダが!他の観光客もランクルでやって来てパラパラと乗りにきていた。

ゆうはラクダに乗るのに興味はないらしく、野呂くんと私だけ乗ってみた。一人15分で200ルピー…。タクシー代と比較すると結構高いな。

ラクダは思った以上に大きく、高い!インド人も乗ったラクダが立ち上がると声を上げて驚いていたっけ。
ラクダにつけた鈴がカランカランと鳴る音があたりに響く。車や歩きとは違った視線で見る景色もまた美しかった。ラクダにも初めて乗れたし、私は満足!

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(左中:ラクダって意外とかわいい。右中:コブの毛はフカフカしていた。)

ラクダと一緒に 360°パノラマ写真

ディスキットゴンパ
フンダルより8km戻ったところの村、ディスキットまで行けばシェアタクシー乗り場がある。そこまではタクシーを拾えるか、さもなければヒッチハイク。私たちは8:30に宿を出て村の入口でヒッチハイクを試みるもなかなか停まってもらえない、というかほとんど軍用車かツアーのランクル。結局40分位待ってシェアタクシーを捕まえられた。ディスキットまで一人20ルピー。

ディスキットに着くと、そこからタクシー(タクシー乗り場から往復一台250ルピー)でゴンパへ。どこもそうだけれど、このゴンパも丘の上にあるから歩くとかなり大変そう。そのかわり見晴らしはとてもgood!

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ディスキットゴンパからの360°パノラマ写真

レーへの帰りのタクシーは、人数が集まるまで1時間くらい待って11:30の出発となった。お昼以降はなかなか人が集まらなく、出発しないこともあるようなので午前中早めに乗り場に行ったほうが確実。出発を待つ間に乗り場にある食堂で食べたターリーは50ルピーと格安で、チャパティと具もおかわり自由!辛いけれどおいしい!

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帰りはパーミットのチェックはなし。17時前にレーに無事到着しました。

この記事は2014年9月21日から9月23日の出来事です。



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インドの両極端?を体験

インドらしくないインド

★日本食レストラン
デリーに到着した夜、日本食が食べたくて仕方なのない私たちは、本村さんと早速日本食レストラン「たむら」へ向かった。
日本食レストランに入ったのはフランスのリヨンのラーメン屋以来。
私はあたたかいかき揚げそばを注文。まだお腹の調子がよくないゆうは、味噌煮込みうどんを注文。
かき揚げそばは、たっぷり野菜が入ったかき揚げがのっていてボリュームがあった。
味噌煮込みうどんも具だくさん。
インド人シェフの作る日本料理だけど、味付けも、清潔感も日本レベル!文句なくおいしかった◎

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日曜には、少し遠いグルガーオン市にある日系ホテルへ。
本村さんのオススメで「歩き方」には載っていないお店「来富」にも行ってみた。

このホテルは、どうも日本人のために作られたホテルのようで、中には読売新聞なんかもおいてあった。

すっかり和風の世界。まわりは日本人ばかり。
私たちにはそれはとっても違和感があって、なんとなくそわそわしてしまう。
今までは日本語で何かを相談しあっても理解される恐れは殆どなかったのに、
周りの人の話がわかってしまう(こっちの話もわかられてしまう)のが、なんだか不思議な気分。

来富では、メニューにあった、めったに食べられない鉄火丼を選択!
マグロもたぶん冷凍だけど、私たちにとっては久々の刺し身。
味もマナーもなかなか良いお店だった。

食後、ホテルの地下にスパがあるというので、行ってみることに。
私たちにとっては、久々の大浴場、お風呂!

銭湯といった感じ。「お風呂」に入ったのは、グルジアのトビリシ以来2回目?
やっぱりいいね~お風呂は♨
お風呂あがりにはヤクルト!

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水曜日の晩は、本村さんが所属している日本人会のサイクリング同好会のメンバーの方々とご飯を食べに行った。
お店はこれまた日本食レストラン。どちらかというと、日本の居酒屋のようで、揚げ出し豆腐、唐揚げ、焼きそばなど一品物のメニューが多かった。

メンバーの方々はインドに赴任してきた駐在員がほとんど。(中には現地企業の社長さんも!)
現地採用で働いている日本人女性も1人来てくれた。インドには旅行で来て、そのまま日系企業に就職して働いているそうだ。

皆さん、インド人には苦労しているよう。
インド人のことを、故ガンディー氏の「非暴力、非服従」を文字って、「非効率、自己中」というのには、なるほど!と頷いてしまった。

★日本食材店
在インド邦人の間では有名なヤマト屋にも行ってみた。
デリー滞在中、自炊もするつもりなので、そばやのりを購入。
これからのラダック走行のために、インスタント味噌汁も。
2フロアある売り場には、日本の食材や洗剤などが所狭しと並んでいた。
でも値段は日本の3割から5割増しくらい。。ちょっと高い。。。

★自転車屋
本村に自転車屋に案内してもらった。
ゆうに言わせると、ツーリング向けの商品は一切ないが、消耗品は買えるとのこと。
値引きもしてもらえた。

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★スーパー
本村宅の近くのスーパーにも行ってみた。
ちょっと高級スーパーらしい。
何もない中央アジアから来た私たちにとっては、見ているだけども楽しいもの。
でも意外や意外。値段は結構高い。

野菜は日本の半額以下で買えるのだけど、たまごやお肉は日本より高いのもある。
世界どこでもそうだけど、日本のスーパーの物価は、実は結構安いと思う。
先進国だから、後進国だから、というのはあまり関係がないみたい。
要は需要と供給の問題。

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ちょっと遠出した別の高級スーパーには、日本のカレールーもたくさんあった。
インド人も食べるのかな?野菜もきれいにならんでるじゃないの。

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★ショッピングモール

インド市内にある大型ショッピングモール「CtiyWalk」にも行ってみた。
ここは中間層向けのモールらしい。
アウトドアブランドはコロンビアのみ。それでも、電化製品や洋服など、大きさや品揃えなどはもう完璧。
数カ月ぶりのモールに私たちは「おぉ!すごい!」の連発。
大したものは何も買ってないけど、楽しい!満足!

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これらはほとんど本村さんに連れて行っていただきました。どれも楽しかった!ありがとうございました☆

インドらしいインド

★ニューデリー駅周辺

オートリキシャーとメトロを利用してニューデリー駅へ言ってみた。メトロのニューデリー駅を出て、国鉄ニューデリー駅を跨線橋で超えるとメインバザール地区へ行くことができる。

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(リキシャーに乗った途端、子供たちの物乞いが。)

国鉄ニューデリー駅のホームでは、ものすごい光景を見てしまった。すさまじい人だかり。何ていうんだろう。。。
こんなにも人が、秩序なく狭いドアに押し寄せているのを初めてみた。
とにかく、これを間近でみて2人とも衝撃を受けたのだ。絶対にあそこには入りたくないな。

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(人混みの上を泳ぐ人。。)

メインバザール地区の通りを歩いてみる。どの店もインドの民族衣装をディスプレイしている。牛やサイクルリキシャ、オートリキシャ、車、野良犬、インド人、砂埃と排気ガスが湿度とともに、まるでサウナにいるようにベターっと、ジトーっと体にまとわりついて離れない。そして突然のスコール。

雨がぱらつき始めると同時に、路上にディスプレイしていた商品をすばやく引っ込めるインド人たち。
まさしくイメージしていた、沢木耕太郎「深夜特急」の世界がそのまま現れたよう。
その世界の中をじっくり味わった。

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★オールドデリー駅
ニューデリー駅よりさらに酷い(インドが味わえる)と評判のオールドデリー駅へも足を伸ばしてみた。
メトロのチャンドニー・チョウク駅を出ると、ごみの山がまず現れ、物乞いたちが、排気ガスと砂埃の中をふらふらとしている。

駅の入り口をのぞくと、インド人たちが足の踏み場もないほど場所を占拠して白昼堂々と寝ている。
思わず顔をしかめてしまうような悪臭が立ち込める。
物乞いたちは、人差し指で私たちの服を引っ張ったり、突っついたりしながら、かれこれ5分近くも小銭を要求してくれる。
まさにインド。これが、まぎれもないインド。

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オールドデリー駅から歩いていけるジャーマー・マスジット。入場料を高く言われたので中まで入らなかったけれど、このあたりもとにかく物乞いが多い。それでもどこか信仰の勢いを感じたモスク。

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★メトロ乗車に注意!
イスラム過激派などによるテロが時々起こるインドでは、地下鉄に乗るにもいちいちX線検査を受けなければならない。
ニューデリー駅から帰るとき、私が所持品検査で引っかかってしまう。(行きはX線はなく、目視だけだった)
食事を手づかみで食べなければならないことを想定して、スプーンセットを持ち歩いていたのだけど、その中にナイフが入っていたのだ。
これもインド。しかたなくリキシャで帰ることになった。

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(インドのメトロ。建設資金の半分以上は、JICA(日本)から支援だ。円グラフにJICA Loanの文字が。)

★INAマーケット
「デリーの台所」と言われるINAマーケット。食品も衣類もなんでも売っている。富裕層のメイドさんはここで食品を買っていくらしい。野菜もスーパーより新鮮。私たちは白菜、大根、なすを買ってみた。でも意外と高く感じた。もちろん日本よりは全然安いけれど。

肉・魚も新鮮なものが売っています…。
食肉ゾーンでは、その場で鳥をさばいて店頭に出すみたい。
私はそこに進めなかったけれど、ゆうが果敢に写真を撮りに(息をとめて)行ってくれた。

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★インド料理
日本食が恋しくてしかたなかった私たちも、そればかり食べてはいられないので、もちろんインド料理も食べました。

本村さん家の近くで初めて食べたインド料理は南インド料理のDosa(ドサ)。
生地はパリっとして、おいしい!中にマッシュポテトのようなものが入っている。二人とも結構お気に入りに。

激甘のインドスイーツ、グラブジャムーンも食してみた。あげパンみたいなものをシロップに漬け込んだ感じ。私は意外といけた!

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★南米以来の再会
パタゴニアのラフンタで出会ったちはるさんと8ヶ月ぶりに再会!
インドでまた会えるとは思ってなかったのでうれしかった!
インド門をちらりと見て、カレーがおいしいと評判のレストランへ。ちはるさんは、デリーから帰国するとのこと。旅ではたくさん感じたし、考えた。これから何をしていくか、などなどいい話ができたね。

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この記事は2014年9月6日から9月14日の出来事です。


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インドへ!

ようやく中央アジア脱出だ!

ワハン回廊を走り、すっかり中央アジアに疲れてしまった私たちはインドが楽しみで仕方なかった。
インド、ニューデリーに行けば日本食が食べれる!!
それほど日本食に飢えていたこの2ヶ月だった。。

フライトの日、早朝6:30にひっそりベローニクさん家を出て空港へ。7:00くらいに着き、パッキング開始。
自転車をまとめ、いつもどおり空港のラッピングサービスを利用するも、スタッフが下手くそ・・・。
どこの空港もたいていうまくやるのになぁ。

今回はタジキスタン航空を利用したため、預け荷物の規定は一人一個20kgまでと少ない。
エクセスチャージ(追加料金)も高く、ゆうが交渉してくれ3万円くらい。。もう一人分の航空券が買えてしまう。驚いたのは、機内手荷物の重さまで計られて(私たちのは明らかにデカイのだけれど)、規定の5kg以上はオーバーチャージに足されてしまった。

出国審査は何事もなく、あっさり済んだ。

搭乗する前に航空機をiPhoneで撮影したら、職員にさっと取り上げられ「いくら払うか?!」とお金を請求してきた。「撮った写真は消すから!」と何とか返してもらった。全く軍事施設でもないのに何なんだろう…最後の最後まで印象を悪くしてくれたよ、タジキスタン。

10:30、予定時刻通り旅立った。

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別世界、インド

ニューデリーに2時間10分で到着!近い!時差は30分日本に近づいた。

降りるとモワッとした湿気が身にまとわりついてくる。明らかに気候が違う!ヒマラヤ山脈を超えてきた、ここはインドだ!!と実感が湧いてくる。

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インドの入国審査も簡単に済んだ。ただ、入国カードを書いている時にインド人に「日本人か?僕の名前を日本語で書いてくれ。」と絡まれてしまう。最初の1文字は漢字で書いてあげたけれど、どうにも次が思いつかず残りはカタカナにしてしまった。でも彼は喜んでくれたっけ。

デリーではゆうの知人、本村さんの家にお世話になる。彼のドライバーが私たちを迎えに来てくれたので、安心して空港を出ることができた。

空港を離れると次第にインドが見えてくる。道は、車、オートリキシャー、人、何やらでごちゃごちゃ。車線なんて関係なし。隙間があればオートリキシャーが入り込んでくる。道脇はゴミだらけ。あちこちで絶え間なくクラクションが鳴り響く。だけど、ところどころ立派なきれいなビルも見える。でも野良牛や野良豚もチラホラ。今までとはまた違う世界にやってきてしまったようだ。

(この記事は、2014年9月5日の出来事です。)


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癒やされたドゥシャンベ

この記事は、2014年9月2日から9月4日の出来事です。

ここはヨーロッパ??
ほとんど眠れず、明るくなってきた5時過ぎにドゥシャンベ到着。
2度目のドゥシャンべ滞在では、ウォームシャワーズのベローニクさん宅に泊めてもらうことにしていた。
でも、さすがに時間が早すぎるので、空港に寄ってラッピングマシーンがあることを確認し(3日後にニューデリーに飛ぶため)、朝ごはんをゆっくり食べてベローニクさん宅へ。

ベローニクさん(EU勤務で1年半前にタジキスタンに赴任してきたとのこと)宅は入ってびっくり!!
広い芝生の庭に快適そうなテラスのあるおうち。サイクリストは既に7人くらい。シーズン中は常にこれくらい訪れるらしく、庭にテントを張っての寝床となる。シャワートイレはもちろん、wifi、キッチン、洗濯機も使用して良いとのこと。なんて寛大、ありがたすぎます!

中央アジアに入ってからいろいろ疲れがたまっていた私たちもここで快適な生活ができて、体調や心もかなり回復!1回目のドゥシャンベとは全く違うところに滞在してるかのようだった。

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(左下:フランス以来?の充実したキッチンで自炊できておなかも満足。右下:電子ピアノも。私のお気に入りのショパンの楽譜まであったので弾かせてもらた。)

ようやくインドビザ取得!!
ドゥシャンベでの重要な仕事は、何と言ってもインドビザの受け取り(そのために帰ってきたのだから)。
到着した日に早速インド大使館へ向かう。パスポートを預けて窓口で代金(一人250ソムニ)を払った。
受け取りは明日かと思っていたら、職員に「あさっての17:00に来て」と。
あさって!
フライトの前日である。
あぶな~!
ホーログに着いてからスケジュールを組み立ててきたけれど、ぴったり過ぎるほどで無駄な日は一日もなかった。若い女性の大使館員は私たちのことを覚えていてくれて、「パミールは楽しめました?」などと聞いてくれて親切だった。どうやらパミール出身の方だったみたい。

翌日、受け取れるかちょっと心配しながら17:00より早めに行ってみた。すると問題なくget!!テヘランから苦戦しつづけたインドビザ。
ずっとあった肩の荷がようやくここで下りた気がする。

3度目の再会
イスタンブールで2度会ったあつしさんも違うルートを通ってちょうどドゥシャンベに滞在していたので、再会できた。韓国料理、中華料理を一緒に食べに行き、中央アジアでの苦労話などを共有。お互いすっかり痩せてました。

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(左:あつしさんがスプライト3Gという飲み物を発見!意外といける味。)


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二度目のホーログ。そしてドゥシャンベへ。

この日記は、2014年8月29日から9月1日の出来事です。

★レギストラーツィア
ホーログに到着してやらねばならなかったのは、滞在登録。タジキスタンに30日以上滞在する外国人は、オビールで滞在登録をしなければならない。ドゥシャンベでも登録できるけれど、ホーログの方が町が小さいのでオビールにも行きやすいと思い、ここで登録することに。

オビールはメイン通り沿いの Khorog State Unibersity の向かい。建物の中は役所的なにおいはなく、古めかしく、ドアが開いている個室が2つあるだけ。簡単な英語がわかる女性が対応してくれた。初めは要領を得ない感じだったけれど、自分たちは9月5日にインドに飛ぶと伝えると、手続きを進めてくれた。

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必要なもの:パスポートコピー(顔写真のページ1枚、タジキスタンビザのベージ1枚)、顔写真1枚、登録費の支払いレシート(一人140ソムニ)

コピー屋は、オビールから100mくらい町の中心部に戻って向かい側に発見。店のお兄さんは英語ができて、私が日本人だと言うと「TOYOTAの車を送ってくれ」なんて言っていた。

登録費の支払い銀行はコピー屋の先をもっと歩いていった所。支払いの紙を発行してくる窓口、支払いとレシートをもらう窓口が違ってわかりにくかったけれど、周りの人が助けてくれた。それにしても元銀行員の私から見ると、いや、どの日本人が見ても非効率すぎる事務だった。まず白紙を用意して、支払先や金額を書いて(全部行員が書いてくれる)…台帳にも同じ内容を書いて…定規で破って…見てるだけでも日が暮れる思い。。きっとこれで間に合ってるから誰も何も思わないんだろうね。

支払いレシートを持ってオヴィールに戻ると、先ほどの女性が「今ボスがいないから、明日受け取りに来て」とのこと。ボスがいれば当日受け取り可なのかも。この日は金曜日で明日は土曜。土曜も開いているよう。翌日、午前中に行くとすでに登録証は用意されていてあっさり受け取ることができた。

★フェスティバル
川沿いのカフェに行ってみようとしたところ、ちょうど何かのフェスティバルが開催されていた。各地域の料理紹介のような感じかな?食べてみたいけれど、衛生的に心配なので…大きなパンと女性の民族衣装が印象に残った。

欧米人に人気らしい川沿いのカフェはなかなかいい雰囲気。ちょうど店内も空いていて静かで癒やされました。

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車でも大変!ドゥシャンベへ
ホーログからドゥシャンベまで戻るのにはタクシーを利用。朝10時に宿を出て、タクシー乗り場へ。何人かのドライバーに聞いても自転車を乗せるのは別料金20ソモ二をとられるようだった。値切ったけれど、こっちが折れて一人320ソモニ。TOYOTAのランクルに乗って出発を待っていたら、人数が集まらなくてミニバスのような車に替えられてしまった。あの未舗装はランクルなら快適そうだったのに…何だかんだと12:50の出発。案の定、そのバスの座席は固く、ちょっと悪い舗装路でもゆれるゆれる。乗り合わせた親子も辛そう。

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(9月1日の今日から学校が始まったよう)

ホーログへ向かう際、自転車で渡ってきた橋が壊れ、修復の最中だった。10分ほど待つと何とか通れたけれど、乗客は降りて歩いて渡り、ドライバーは後から車で渡るという形をとった。いつまた崩れるかわからないという感じ…こわいこわい。

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(壊れてワイヤーを貼り直している吊り橋)

吊り橋を抜けたすぐあと、今後は砂地でタイヤが砂に埋れてしまった。特に深いところをドライバーは選択してしまったよう。20分くらい待って、通りかかりのランクルに引っ張ってもらいながら男性陣(ゆう含む)は車をプッシュしてやっと脱出!

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まだまだ何かありそうだと思ってた矢先、今後はトラックの大渋滞。未舗装の急斜面でトラックが砂にはまって立ち往生してしまっていた。ちょうど道は狭くて一台しか通れない模様。そういえば、私たちが自転車で来たときも同じようにトラックがはまっていたっけ。もしかしたら毎日何回も同じことが起こってるんじゃないかな?このあたりだけでも舗装するとか整備すればいいのに…1時間くらいまってようやく通れるようになったのだった。

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21時頃、カライクムのチャイハナで夕飯休憩。ここからは私たちの通ったルートとは異なる方へ進んでいった。こちらの方がドゥシャンベまで100kmほど遠回りだけど、舗装率は高い。真夜中も車は走り続け、街灯なんてなくて真っ暗なのに飛ばせるところはとことん飛ばすドライバーだった。


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ゆっくり休みたいのだけど・・・

ようやく到着したホーログの宿は、多くのチャリダー、バックパッカーが泊まるPamir lodge。ちょっと町外れにあって、宿に行くためにはかなりな斜度の急坂を2度登る必要がある。
連日の走行で疲れがたまっていた私たちにとっては最後にトドメを打たれた感じだ。

Pamir lodge

パミール・ロッジは、庭?が広く、のびのびした気分になれていごこちは良かった。バルコニーに寝ると一人6$だけれど、プライバシーがないし、しっかり休みたかったので部屋(9$)を選んだ。
家族経営で若い人はだいたい英語が話せる。朝食は3$でつくようだけれど、私たちは頼まず。

登ってきた急坂を下りたところにあるマガジン(商店)で食材を買い、自分たちのキャンプ道具で専ら自炊をした。「洗い物はここで」と言われたところは、庭にある鉄の錆びたタンクの水。「飲める?」と聞くと「ノー!」で飲めるのは別のプラスティック製のタンクの水だった。

食器や鍋を飲めない水で洗いたくないないけど、飲水は貴重なんだろうと思って鉄のタンクの水で洗っていた。洗濯もこの水。

3日目に私はまたひどい下痢をしてしまった。原因を考えると、自炊だし浄水した水しか口にしてないのであのタンクの水しか考えられない!と思って、誰に何を言われようとプラスティック製のタンクの水で食器類を洗うことにした。(結局宿の人には一度も見つからなかった)。いつか鉄のタンクのフタが開いてて覗きこんだら…。
やっぱりこれで洗っちゃいかん。すると、お腹の調子も良くなってきた。私たちはここで4泊して何とか体調を整えなおした。

トイレは水洗、シャワーのお湯はばっちり。でも、歯を磨いたり顔を洗ったりとちょっとした水を使うのも部屋からタンクは遠いし、トイレにある水道水も濁ってる気がするし、水回りはとにかく不便に感じた。飲めなくてもいいから、普通の水道が欲しい…。結局僕たちが飲んだ水は全て浄水器で濾過したもの。
ミネラルウォーターもあまり売っていないので、都市に滞在しながらも水には苦労させられた場所だった。

やっぱりホーログに来る人はだいだいここへ来るようで、一ヶ月半前にテヘランで会ったドイツ人パッカー、チャリダー、ドゥシャンベで会ったイスラエル人チャリダーに再会した。
むこうは私たちのことを日本人夫婦チャリダーとして覚えてくれているようだけれど、私たちは欧米系の顔はなかなか覚えてられなくてどっかで会ったよな…という感じで申し訳なかった。

日本人旅行者にも2人に会った。お一人は2週間休暇でここまで来たと。仕事の休暇でパミールを選ぶとはナイス!

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装備の整備もした。タイヤ(一番消耗が激しかったゆうの後輪)をドゥシャンベで受け取った新しいものに交換。8,000km走るとこれだけ減ります。

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あとはテントをきれいに拭いたり、寝袋を干したり、キャンプで使っただいたいのものはきれいにした。

バザールとマガジン(商店)

パミールを走り出す前に買い出しへ。バザールがあると聞いてやってきたけれど、野菜は新鮮そうなのはなかったと言っていいかな。購買意欲が湧いてこない…トマトやナスもイマイチ。この辺の標高(2100m前後)、気候では仕方ないのかな?
じゃがいも、人参、玉ねぎ、にんにくをビニール一袋買って約150円。それからバザール近くの大きめなマガジンで、クッキーや魚の缶詰、パスタ、ラーメン、お米などを買った。

この先のパミールハイウェイ、そしてワハン回廊にはあまり商店がない、あっても物がないと聞くので、保存食を中心に多めに買い出しをする。

いよいよパミールハイウェイへ向かいます!

DSC09384 DSC09387(日記は、2014年8月16日~19日の出来事です。)


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