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プーノに来たからには、
(モーターボートの奥はトトラでできた舟。追加料金を払えば乗ることができる。)
ボリビアの携帯電話事情、SIMカード契約についてまとめます。
今回、ボリビア最大手のエンテル(Entel)のSIMを契約しました。
ボリビアには、国営のエンテル、スイス系のTigo、新興のVivaの3社がネットワークを持っています。
その中で、エリアが最も広く、速度が速いのがエンテルです。
エンテルは2G(GSM/EDGE)は、もちろん、かなり早い時期に3G(WCDMA)網を広げ、HSPAにも対応しています。
【用意するもの】
●スマートフォン(SIMフリーのもの) 対応周波数 3G(WCDMA) 850MHz/1900MHz
(重要です。しっかり確認してください。日本とは周波数が違います。端末がどの周波数に対応しているかは、こちらで確認できます。GSMArena.com)
●パスポート
●お金
【場所】
EntelのSIMはいたるところで売っています。が、路上で売っているSIMは、露天商の名前でネットワークに登録されているため、止められる場合があります。面倒臭がらず、エンテルのオフィスで契約することをおすすめします。
Av.AyacuchoとAv.Camachoに挟まれたブロックにエンテルのオフィスがあります。ラパスの中心部。
【時間と費用】
オフィスでスムーズにいけば、30分ほどで契約できます。
SIM代は10Bsです。
【APN設定】
APN: 4g.entel のみです。あとは全てブランク。
ちなみに、2GはまたAPNが違うようです。
4gのSIMカードの場合のみ、こちらのAPNになります。
【リチャージ】
町の至る所にある、「ENTEL RECARGA」と書かれた売店で、スクラッチカードを買ってください。
電話アプリで、*109*のあとに、スクラッチを削ると書いてある番号を入力、最後に#をつけると、チャージされます。
いくらのチャージでどのくらい使えるかは現在調査中…。
こちらがENTELの4Gカード。LTE(ラパス市のみ)とHSPA(WCDMA)が使える。
こちらがリチャージ用のカード、10Bsのもの。スクラッチとチャージ方法が裏面に印刷されている。
11月1日。この日は長かった。
ペルー46日目の今日、この旅で初の国境越えが待っている。私たちはまず、どのルートで行くか前日まで悩んでいた。
1つはコパカバーナ経由。こちらはずっとティティカカ湖沿いの道を走る観光ルート。コパカバーナの町は観光地化されていてきれいそう。デメリットは、陸続きではないので途中ボートに乗らなくてはいけないのと、500mくらいのアップダウンがあること。
もう1つはデサグアデーロ経由。ティティカカ湖から離れる部分もあるのでビジネスルートのようだ。こちらは前者程のアップダウンはなく、ラパスまで早く着ける。でも、問題はそのデメリット。国境では、日本人は警察官に見つかると個室に連れていかれ、身ぐるみはがされてドル札を盗られるのだとか。旅人のブログを見てもみんな恐れて避けている。だから私は避けたかったけれど、ゆうは冷静に「これはあくまで噂にすぎないんじゃ?みんな聞いた話で誰も実際そうなったって書いてないじゃん」と。確かにそうだね…登り坂はイヤだし、ラパスに早く着くならこっちがいいか。ちゃんと身構えておけば何とかなるよね。と、手持ちのドル札の番号を控えたり、腹巻きの存在がバレないように、パスポートを自転車のハンドルバックに移したり。
もうひとつ私たちの抱える問題がある。それは、ペルー入国時に滞在許可日数を20日間しかもらえなかったこと。自転車旅行者である私たちはもっと日数が欲しかったのだけど、入国時に帰りのチケットを提示しなければならない、という条件のために、うその日数を伝えざるを得なかったのだ。
リマの江田イン・宏子さんによると、日数はデータ上に入力されているから書かれた数字をごまかしてつけ加えたりしても無駄みたい。延長はできないので1日1ドルの罰金を払わなくてはならない。ルール通り1日1ドルならまだいいけれど、それ以上請求される可能性も考えた。
65km走ってついにデサグアデーロへ到着!とっても活気があって人も露店もたくさん。なんだかお祭りみたい。
いよいよ緊張のイミグレーション。小屋の前に自転車を停めて2人で窓口に並んだ。役人にパスポートを2冊渡すと、機械に通し、パソコン画面を確認している…すると、ポン、ポンとスタンプを押し…パスポートを返してくれた!! 私たちは「こんにちは」と「ありがとう」しか言ってない。
よくわからないけれど、罰金なしで出国できるみたい。二人であまりのあっさりさにあっけにとられた。
次は自転車に乗って国境越え。ここでちらりと警察官の姿が見えたけれど、目を合わさないように前に進む。
そして、ボリビアでのイミグレ。役人に「どれくらい滞在するのか」と聞かれ、今度は正直に「私たちは自転車旅行者だから、60日間お願いします!」と言うと、笑いながら90日間のスタンプを押してくれた!
以上で手続きは終わり、無事自転車で走り出すことができた!
なんだかんだと無事にボリビアに入国!デサグアデーロ、ちっとも恐れることはなかったよ。(でも、ラパスで会った日本人パッカーさんは、おそらく同じ役人にあたったのに、滞在日数以内であるにもかかわらずごちゃごちゃ言われ、25ソレス払わされたそう。)
今日は、国境から20kmほど走ったGuaqui グアキで宿泊する予定。国境を越えたものの、走る車が古くなったくらいでペルーと雰囲気はほとんど変わらなかった。16:30頃にグアキに到着して、念のため車の検問をしていた軍人に「ここに宿はありますか」と聞くと「ない」という…もう20km先の町ならあるみたい。もういい時間だったけれどあと20kmなら日没ぎりぎりに着けるはず!と思い、再び走り出す。
ところが、道路状態は良くなく思ったようにスピードが出ない。とうとう夕暮れもすぎ、まっくらの中の走行となってしまった。
まっくらのため、看板を見逃したようで遠回りしてのTiwanaku ティワナク到着となった。本日の走行、過去最高116km!おつかれさま!
(誰も住んでいないかのような真っ暗な町、一軒だけレストランがやっていたけどすぐにしまってしまった。)
昨夜、ティワナクへ着いて感じたこと。ひと気がない。
ペルーは観光地でもないどんな小さな町でも、
宿は、暗い中、
朝食はなんとか1件cafeと書いてあるお店を見つけた。
さて、今日は大都市、La paz ラパスまで。昨日頑張ったおかげで70km程で着く!
途中、サイクリングレースに遭遇。公的なレースらしく、
ひとつ峠を超えるとラパス、
それにしても、ボリビアは走りにくい。路面、後方からくる車、
そんなこんなで、3時頃ラパス入り口に到着!
結局ラパスでは6泊となった。
まずは、私たちの1番の楽しみ、日本食レストラン。「けんちゃん」。
本当に日本食そのもの。文句なくおいしい!
その他、ブログで見たり、友人から聞いたお店。
「Cafe Blueberries」。おしゃれで、カレー、
「Corea Town」。焼肉が食べたい!と入ったお店。
「Alexthundur Cafe」。チーズケーキが有名なお店。
「Confiteria La Gaita」。ボリビア名物のひとつ、サルテーニャが評判。
「ドロボー市」。どこまでも露店が連なっていて、衣類、
ラパスのメインイベント?「おばプロ」。
なんでもインディヘナのおばちゃんがプロレスをするらしい。
ラパスを満喫した僕たちは、次の目的地、ウユニに向けてバスで移動することにした。ラパス~ウユニ間は特に見どころもなく、何より雨期が迫っているため、早めにウユニに到着したかったからだ。
バス会社へ行って、チケットをとる。そんな簡単なことなのだけど、僕たち自転車乗りには一大事。「自転車をバスに載せられるかどうか」を聞かなければならない。
「無料で載せられるのか、有料なのか。」確認することは多い。
このバス会社は幸い英語を話せるスタッフだったため、事情を話したらあっさり自転車積載のOKがでた。ちゃっかり荷物料は取られたけど…。
(とある自転車旅行者の方が、自転車旅行でバスを使うことを「バスワープ」と言っていた。まったくうまい表現だと思う。バスワープ!)
11月9日。ラパスから夜8時出発のバスに乗車。大きいバス会社Todo Turismo だからかほぼ定時出発。
バスに揺られること約12時間でウユニの町へ到着。だんだんと未舗装路具合が悪くなり、揺れること揺れること。私たちは積んだ自転車の状態も気になったこともあり、ほとんど一睡もできなかった。
ウユニの町から塩湖を見に行くには、ランクルで30~40分くらいかかるため、日帰りや1・2泊のツアーに申し込むか、ランクルをチャーターする方法がある。ツアーは塩湖以外の場所にも連れて行ってくれるが、私たちの目的はウユニ塩湖ただひとつ!なので、ランクルチャータで行くことに決めていた。ランクルチャーターは1台あたり800ボリ前後で、人数を集めれば集めるほど1人頭安く上がる。なるべく定員7人を集めたいところ。
第一回目。
同じバスに乗り合わせた日本人夫妻が旅行会社に申し込んでくれ、さっそく次の日の早朝3:00にランクルをチャーターし、ウユニ塩湖へ向かうことになった。集まったのは鈴木夫妻と同じ宿の哲くんと私たちの5人。
真っ暗の中起き、3:00に旅行会社前に待ち合わせだったが、いろいろトラブルがあり、結局塩湖に着いたのは4:30くらい。うっすら明るくなってしまっていた。ゆうは微速度撮影のため、日の出までなるべく長い時間が欲しかったため残念がる。でも、運転手さんはわずかに水が張っているところに私たちを連れて来てくれた。この真っ暗闇で道もなく、ただ塩湖が広がる中、何の器具も使っていなそうな運転手さんはどうやってこの場所がわかるのか聞いてみたところ、頭の中にGPSがあるそう。経験や勘?すごい。
さっそく鏡張りを体験。星空が下にうつるという景色は初めて!異空間に来た感覚になる!また、日が出て、少しずつ変化していく空色も幻想的だった。
しかし、夜中のウユニ塩湖は極寒。靴下は二重にしたことほうがいいと聞いていたものの、それでも足先はじんじん痛かった。
第二回目。
星空の鏡張りが十分に見られなかったので、夜の塩湖リベンジ。
11月12日早朝。今回は7人集まった!クスコやラパスで会ったよしみさん、冬樹さん、そして宿仲間の哲くん、春樹さん、ちっぴー。
ここでは天の川がはっきりみえる。今まで登山などアウトドアをしてきたけれど、この星空が一番だと思う!星空だけでもものすごいのに、それが地表にうつって360度見渡す限り星。宇宙を歩いているかのよう。後日、当ブログでこの星空をより共感していただくため、ゆうの微速度撮影作品をアップしますので、ぜひご覧ください!
ゆかいな仲間たちで、ウユニ塩隊エンコマン結成☆
星空、サンライズ、鏡張りに私たちは大満足。