月別アーカイブ: 2013年11月

名残惜しいけど、

いよいよ、今日はクスコを出発する日。

昨日は余った時間を使って、Bikemapで勾配などを調べた。Bikemapはインターネットのサービスでこの先の勾配情報などを事前に調べることができるサイトだ。アンデス越えなどで経験したデータを元に、僕たちはどのくらいの勾配&距離なら何時間で走破できるという指標を作っている。この先のデータと照らし合わせれば、どこまで走れるか、おおまかにわかる。
まったく便利な時代になったものだ。

今日は50㎞ほど走ってウルコスという町に宿泊することにする。距離はそれほど長くないので、朝はのんびりしてしまった。

10時頃、ようやくクスコを出発。

リマもそうだったのだけど、とにかく大都市は町を出るまでが大変。信号も多いし、交通量も多い。
おまけに砂塵、ディーゼル排気…呼吸するのが苦しいほどの大気。こういう時のためにもってきたマスクをすかさず装着して乗り切る。

20㎞ほど走ってようやくクスコ市街を抜け、アンデスの山間に出た。

途中、遺跡があったりして久々のサイクリングを楽しむ。

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アンデスの山間の景色は本当に綺麗だった。

50㎞走ってウルコスに到着。


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効率よく一日を使いました、の日。

クスコに戻って2日目。
彩は、おみやげを探したり、日本の友人へ送るはがきを投函するポストを探したり、今まで行けなかったレストランを探したり。クスコで心残りのないように、バタバタと動く。

僕はリマで打った狂犬病の予防接種、その3回目を打つため、病院へ向かう。向かった病院は、クスコの公立病院。泊まっていたホステルEstrelliaのおじさんに教えてもらった場所だ。

タクシーで向かうこと10分。病院の前に到着。「Vacuna Rabia」というメモを見せると、奥へ行けと合図される。奥へ向かうと、International vacunation~と看板がある部屋を発見。中に入って、看護士?かどうかわからないけど、それらしきおばさんに何とか事情を説明し接種してもらった。

針は目の前で新品を開封してくれたけど、注射器の気泡を抜ききらなかったり、皮膚を殺菌しなかったりと、素人目にみても、「やばいんじゃないの」と思うレベルだった。

気泡に関しては皮下接種なので問題ない(らしい)のだけど、まぁ基本は空気を抜いて接種してほしい…。殺菌は言わずもがな…

夜は、楽しみにしていたフォルクローレショー&ブッフェの夕食。クスコを発つ前に一度行ってみたかった場所だ。

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ブッフェは本格的なもの、ペルー料理から創作料理まで選べ、おかわりも自由。彩は一皿目で取りすぎて、なかなか食べきれないでいた。ブッフェはちょっとづつとらないと。

ショーも始まり、ダンスで盛り上がった。僕も彩も参加させられ、踊らされた。動画も撮ったけど恥ずかしいので公開するかどうかは夫婦会議の結果次第…。

クスコに別れを告げる前に、好きだったアルマス広場の景色を見に行く。
いつになるかわからないけど、クスコにはもう一度来たいな、そんな町だった。

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うー、時間がかかる。

マチュピチュからクスコに戻る日。
朝少し早めに起きて、土産物店街を散歩する。

さすが、日本人がいきたい世界遺産1位だけあるマチュピチュ。ものすごい数の土産物店が密集している。

彩は、昨日から探していたアルパカのぬいぐるみを購入。なんでも微妙な色や顔つきでかわいい、かわいくないがあるみたい。僕には全然わからない…。

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(日本人がとても多いマチュピチュ村。日本語のメニューもある。レストランにはやけにリアルな人形が立っていた笑)

僕は、前から欲しかったパンフルートを購入。ケーナは実家にあるし、パンフルートの素朴な音色が好き。一件だけ楽器専門店みたいなところがあって、お兄さんがラジオで流れる曲に合わせてパンフルートで伴奏するなんていう達人芸を見せていた。すごい。

「日本に帰って二人で住み始めた時に使えそうだね」なんて話しながら、玄関マットを買おうかと悩んだのだけど、結局買わなかった。荷物をあまり積めない自転車旅行は、おみやげを買うのも一苦労。

さて、10時にマチュピチュ村を出発し、歩くこと2時間半、12時半にバスが発着する“水力発電所”に到着した。

説明不足だったかもしれないけど、クスコからマチュピチュ村は鉄道に乗れば3時間程度で着く。でも僕たちは11時間かけてより安いバスルートを選択した。

断崖絶壁の未舗装路、つづら折りの峠、美しいのだけど、危険もある。資金に余裕がある方は、鉄道をすすめるかな。

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でも、実は僕たちが歩いた水力発電所からマチュピチュへの道。実はハイラム・ビンガムさんが実際にマチュピチュを探索したルートにほかならない。ハイラム・ビンガムさんは、ウルバンバ川を遡って地元の住民にマチュピチュの場所を聞いた。(その時点でそもそもペルー人はマチュピチュを発見していたわけだけど笑)
そのペルー人に場所を聞いた場所、今は洪水の影響で一家族しか住んでいないようなのだけど、歩いて通り過ぎることもできた。

多少苦労する分、マチュピチュ発見に至ったその探検に思いを馳せることができた。そういう意味では、このバスルートは僕はありだと思う。

さて、水力発電所。バスは14時30分にくる。時間を持て余していると、小さな子猫と女の子たちに遭遇。夢中で写真を撮ってしまった。どこの国でもかわいいものはかわいい。

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バスは予定通りに出発、9時間をかけてクスコに戻った。途中の峠で見た景色が印象的だった。


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よく、こんなところに。

マチュピチュ遺跡へ向かう日。朝7時に起きて身支度をする。マチュピチュ遺跡内ではご飯食べれないよ~、なんていいながら、朝はバナナとパンの朝食。

マチュピチュ村(旧アグアスカリエンテス村)は、マチュピチュ観光のためだけに作られたような村で住民もほぼ100%がマチュピチュ観光に従事しているとのこと。
事実、この山奥の村へは道路が通っていない。鉄道で全ての物資を運び入れ、また廃棄物を運び出している村だ。

シャトルバスは往復100ソレス。ここまでのバス代がひとり70ソレスだから、いかに高いかがよく分かる。まぁそれでも、この町にバスを運び入れるのも大変だったろうし、仕方ないかな。

村からは約25分ほどで遺跡へ到着。遺跡を西洋世界から見て“発見”したハイラム・ビンガムさんの名をとったハイラム・ビンガム・ロードを登る。奇跡的に傾斜がゆるやかな場所につづら折りの道路を通している。マチュピチュの四方は断崖絶壁で、道路を作ったのもまさに奇跡的…。

チェックポイントでチケットを見せて、鬱蒼とした木々の中を抜けると、「どんっ」っとマチュピチュ遺跡が目に飛び込んでくる。

「よく、こんなところに・・・」

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遺跡は思っていたより大きく、立派なもの。

ただ思っていたより感動は少なかった。もっと衝撃を受けるのかと思っていたのだけど。たぶん、写真で散々見ていたというのもあるし、知識として知りすぎていた、綺麗すぎて観光地化されていた、ということもあるかな。

遺跡をじっくり回りながら、よくこんなところに建てたな。とか、石組みの作りとか、あるいは、ハイラム・ビンガムさんがどうやってここを見つけたのか、当時、この山奥へ入っていくのは大変だったろうとか、そんなことに思いを馳せていた。(頭のなかではインディ・ジョーンズのテーマ曲とハリソン・フォードさんがぐるぐる。)

正午をまわったころ、雲行きが怪しくなってきた、突然の豪雨、雷雨。微速度撮影をしていたのだけど、カメラがびしょびしょになってしまって、撮影を断念。そのままバスでマチュピチュ村へ撤退。少し早めに戻ってきたので、マチュピチュ村を散策。観光客向けのレストランはどこも同じような価格。ときどきTAXを余計に請求したりしてくるので、予めTAX込の値段を聞いておくとよいと思う。

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マチュピチュ村へ

昨日の旅行代理店のお姉さんから、「朝8時に店の前に来い」と言われたため、冬樹さんと7:45にそこへ待ち合わせた。でも私たちはプキオでの一連の経験からまず8時には来ないだろうと思っていた。私の予想は9時過ぎだな。

だんだん陽射しが強まる中、待つこと40分。ひとりの男が近寄って来て「マチュピチュ、発電所まで行くのか?」というようなことを確認すると、「ついて来い」という。3人で大丈夫かと笑いながら、男について行く。ちょっと歩くとなぜかタクシーに詰め込まれ、ガソリンスタンドで降ろされる。不安になり、私たちの名前を言ったりしても、「大丈夫だ」のように返す。

??な私たち。ここで10 分程待つと、満席のベンツのバンが止まり男は運転手と交渉してる様子。すると、なぜか欧米人が3人降りてきて、代わりに私たちが乗り込んだ。何だかナゾなシステム…スペイン語が話せれば、何だかわかるのにな。。

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それでも一応無事に出発できたのは、やっぱり9時過ぎ。ここからは、6時間半バス。
お昼休憩はとある町のレストランで。後半は未舗装、ガードレールなしの道をゴトゴト走る。しかも、まさに断崖絶壁!これは、いつ滑落事故があってもおかしくない!バスでマチュピチュ行く人はこんな思いをして行ってたのかぁ。

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15:40頃、ようやく発電所に到着!ここから2時間程でマチュピチュ村につくと聞いていたのに、私たちは3時間かかってしまった…写真を撮ったりしたから多少立ち止まったけれど、そんなに歩くの遅いかな。

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村に着くと、歩いた道にはほとんど人がいなかったけれど、たくさんの人で賑わっていた。宿は1人20ソルでwifiありのところに。宿代は変らないのに今までの宿の中では、とてもきれいというか新しかった。
明日は、ついにマチュピチュだ!


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マチュピチュへの手配

午前中にまず、クスコにある観光庁までマチュピチュ入場券を取りに行った。一緒にマチュピチュまで行くことにした冬樹さんも一緒に。入場規制があるため、あらかじめマチュピチュ遺跡のみか、マチュピチュ山にも登るのか選択し、目的別の入場券を買わなくてはならない。私たちは遺跡のみの予定だったが、あさっての21日はいっぱいでマチュピチュ山を含む入場券なら買えるとのこと。値段は20ソルほど上がってしまうけれど、これ以上日にちを延ばせないので仕方なく買うことにした。

次は、交通手段。
マチュピチュ村まで電車利用だと往復100ドル(乗車する駅までのバスを入れればもう少し)。これなら遺跡にもギリギリ日帰りで行けるくらい。
バス利用なら往復70(2,500円くらい)ソル。これだと6時間バスで走り、降ろされる発電所から2時間ほど歩かなくてはならない。これだと移動だけで一日必要

私たちはなるべく安いプランで行きたいけれど、この先の自転車走行を考えると早めにクスコに戻りたいのと、夫が電車に乗ってみたいというので帰りは電車にしようということに。
しかし、電車もいい時間は満席!さすが大観光地マチュピチュ!
仕方なく往復バスで、マチュピチュ村に2泊することに。
バスチケットは日本食レストランきんたろうの目の前のお店で手配。チケットは特にないので、3人で1枚の領収書が何より大切なもの。

これでマチュピチュへ行く準備は整った!宿へ戻ると、お互い2泊に必要なものをザックひとつにまとめて、おやすみなさい。


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