ペルー」カテゴリーアーカイブ

【コラム】クスコの宿とレストラン

なんだかんだで7泊もしてしまったクスコ、本当に居心地の良い町です。
さて、そのクスコの宿とレストランをご紹介しておきます。

【宿】
クスコには本当に無数の宿があります。それこそ5つ星の外資系高級ホテルから、星なしのローカル・オスペダへまでたくさん。

クスコの宿と感想です。Trip advisorにリンクを張っておきます。

Hostal Casa del Inka(オスタル カサデルインカ)
一番初めに3泊した宿。日本語をちょっと話すペルー人の女の子がスタッフとして働いています。日本人が多く、半日本人宿(欧米人もたまに泊まってます)。出会った日本人の多くが、このカサデルインカをオススメしていました。
この宿の魅力はなんといってもその展望。少し小高い場所に位置しているので、階段を登るのは大変だけど、クスコの町が一望できます。朝靄のクスコ、夕景のクスコ、夜景のクスコ。全て楽しむことができます。中心地の5つ星ホテルにはない魅力ですね。アルマス広場までもすぐの立地です。(つまりレストランなどには困らない)
朝食は朝7時30分からホットケーキを焼いてくれます。シリアル、コーヒー、ミルク、オレンジジュースなどは自由にとれます。
WIFIあり(ADSL回線で、ダウンロードが2Mbps、アップロードが100kbps程度)、シャワーは電気シャワーですが、結構熱々のお湯が出ます。ダブル、トイレ、シャワーつき、朝食付きで50ソレス。ドミは20ソレスくらい?
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Hostal El Puma(オスタル エルプーマ)
この宿には泊まってませんが、知り合いの日本人がいたので何度か足を運びました。WIFIあり、シャワーはガスで熱々。清潔でした。ドミは17ソレスでカサデルインカよりちょっと安い。朝食付きだそうです。こちらに泊まってる日本人も結構います。ただ韓国の方が多く、どちらかと言えば韓国人宿のようになっています。カサデルインカより少し清潔そう。ただ展望はあまりなさそうです。

Hostal Estrellita(オスタル エストレリータ)
マチュピチュから戻ってきて4泊した宿です。有名な“チャリダー&ライダー”宿です。というのも、この宿から100mのところに次の町プーノへ向かうための幹線道路の入り口があります。宿の入り口にはちゃんとスロープがあって、自転車をそのまま宿にいれることができます。コロニアル様式の宿で(中庭があるスペイン風の建築)、広大な中庭では自由に自転車の洗車ができます。自転車を保管するための鍵付きの保管庫もあるので、マチュピチュや周辺の観光地にバスでいく際、安心です(保管料は無料)。通りの目の前に自転車屋もある(!!)なんてチャリダー向きの宿…。アルマス広場へは多少歩きますが、それでも10分程度。
朝食はパンと卵(目玉焼き、ゆでたまご、スクランブルエッグが選べます。)、コーヒーやお茶、ジャムなど。開放的な中庭で食べられます。
シャワーは電気、WIFIあり、部屋にトイレとシャワーは無く、共用。ツインで一部屋40ソレスです。
宿のおじさんは多少英語を話し、とても親切です。
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【レストラン】
レストランも本当にたくさんあり、選ぶのに困ります。高級レストランから外資系ファストフード(マック、KFC)、スターバックスコーヒー、ローカル食堂。その中でも僕たちが訪れたレストランを中心にご紹介します。

日本食&ベジタブルレストラン きんたろう
オーナーが日本人の日本食レストランです。メニューは創作寿司と丼物、手打ちのうどんなど。どれも完全に日本の味です。日本酒まであり◎ ランチは丼物、うどんが15ソレスで、味噌汁と小鉢がつきます。ペルーでは、なかなか無料で水や飲み物がもらえることがないのですが、ここは麦茶が無料でもらえるのも嬉しいところ。アルマス広場からすぐの好立地です。(店舗は2階)
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Blue Alpaca Restraunt(ブルーアルパカレストラン)
少し外れにあるペルー料理のお店。この店は3回も訪れました。単品料理もオススメですが、ディナータイムのセットメニューが何よりもオススメ。12~15ソレスでセットメニューが食べられます。セットメニューだけだったら、他の店にもあるでしょうが、ここの良さはなんといってもそのクオリティ。店内もおしゃれで、盛り付けにも気が配られています。調理しているおばちゃんがいい人で、気持よく食事ができます。(テレビがつけっぱなしなのは、ペルーでは当たり前なので、気にしないようにしましょう…)
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Mr.Soup(ミスタースープ)
おしゃれなスープ専門店。各国のスープが味わえます。シェフのおばさんの旦那さんが日本人らしく、うどんもメニューにあり。完全に日本の味でした。葛飾北斎の暖簾があったりとちっっと日本テイストなお店。体を温めたい時にオススメのお店です。
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【コラム】ペルーのインターネットと携帯電話事情など

下記に記すような情報がインターネット上になく、結構苦労しました。
今後の旅行者のために情報としてインターネット上に残しておきます。

2013年9月~10月の経験情報です。

【インターネット】

ペルーの宿、家庭のインターネット回線は、ADSLです。よって、交換局がある中心部に宿をとったほうが通信速度は早くなります。ADSLのため上下速度は非対称です。
1ヶ月のペルー滞在で、最高速度は下り2Mbps程度、上り500kbps以下であることがほとんどでした。

大きな町には大抵WIFIが飛んでる宿があります。小さな町だとほとんど飛んでいません。
飛んでいる宿でも、ほとんどがMovisterや他の通信事業者が貸し出した、あるいは販売したWIFIルータを使っているため電波が微弱かつ、壁を抜けることがほとんどありません。

WIFI電波を増幅して中継するような機器を持参するとよいかもしれません。

いま手持ちでWIFIにつながる機器は、iphone,ipad,ASUSウルトラブック(windows8),Androidスマホの4台で、そのうちiphone,ipad,Andoridが同率でネットワークにつながる確率が高く、ASUS-PCはよほど電波が強くないと、まず安定して接続はできません。(おそらくほぼ繋がらない。日本では安定して使えていたのに。ちなみに今はPCがWIFIを掴んでいます。珍しい。)そのため、Andorid携帯のUSBテザリングを利用してPCをネットにつなげています。(そのためUSBは延長ケーブルがあったほうがいいかも。もしくはWIFI電波を効率よく掴むアンテナか)

アップロード速度が低速なため、クラウドを利用したバックアップなどは事実上ほぼ不可能です。しかも、ペルーの宿は大抵夜になるとWIFIルータの電源を落としてしまうため、通信不可能になります。(宿の人に言ってそのままにしてもらうことはできるかも。)

画像や映像などのオリジナルデータをアップロードするのはかなり厳しいです。100MB程度の映像をアップロードするのに、1時間程度かかります。(条件がよくて、安定していれば)

【携帯電話】

ペルーの携帯電話は、GSMと3G、まだLTEは始まっていません。
これからSIMフリースマホをペルーに持ち込む方は、3Gの周波数に注意してください。ペルーの3G周波数は、850、1900MHzです。(日本は、900、2100MHz)クアッドバンドのスマホを選べば安心です。

ちなみに僕は安いソニーのXperiaを持って行きましたが、3G周波数が合わなかったため、おもにGSMでの接続となりました。

GSMも、大都市ならば拡張版のEDGEが使え、通信速度は100kbps程度まで向上します。が、GSM接続になると、ほぼデータ通信は不可能です。
GSMでしか繋がらない町も多かったので、まだ3Gは普及してないのかな、と思ったりしています。

EDGEでつながれば、メールやFacebook程度の文字データ通信はかろうじてできますが、PCをつないでテザリングなどはネットワークエラーでほぼ100%はじかれます。

以上、ペルーのネットワーク事情でした。LTEサービスがこれから数年以内に始まるようなので、劇的に改善するかもしれませんが、ペルーの一般市民が高価なLTE端末を買えるかどうか…。普及しているGSM電波を止めることもできないでしょうから、難しいところですね。

【その他】

ペルーのリマ市などでは、当たり前ですが立派なノートPCを買えます。
その他、観光都市ではコンパクトデジカメなどが売っているので、万が一壊れても買えます。

一眼レフなどは、大きな都市でしかみかけませんでした。(僕の使っている6Dはリマのショッピングモールでのみ見かけました。kissなどは中都市でもみかけた。)値段は日本の1.1~1.3倍くらい。まぁそこまで損をせずに買えると思います。(レートにもよりますが)

ディスクメディアは、DVD-Rがクスコで買えました。(一枚2ソレス(約72円)なので、結構高いですね。日本のほうが全然安いです。DVD-R DLやBDはほとんど見かけません。(リマなら売っていると思いますが、多少探すかも)

パソコンが普及しているのでHDDなどは探せば買えると思いますが、USB接続の外部HDDはなかなか見つからないかもしれません。

その他USBケーブルやSDメモリーカード、ヘッドセットなど、アクセサリー系は結構な頻度で見かけます。


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マチュピチュへの手配

午前中にまず、クスコにある観光庁までマチュピチュ入場券を取りに行った。一緒にマチュピチュまで行くことにした冬樹さんも一緒に。入場規制があるため、あらかじめマチュピチュ遺跡のみか、マチュピチュ山にも登るのか選択し、目的別の入場券を買わなくてはならない。私たちは遺跡のみの予定だったが、あさっての21日はいっぱいでマチュピチュ山を含む入場券なら買えるとのこと。値段は20ソルほど上がってしまうけれど、これ以上日にちを延ばせないので仕方なく買うことにした。

次は、交通手段。
マチュピチュ村まで電車利用だと往復100ドル(乗車する駅までのバスを入れればもう少し)。これなら遺跡にもギリギリ日帰りで行けるくらい。
バス利用なら往復70(2,500円くらい)ソル。これだと6時間バスで走り、降ろされる発電所から2時間ほど歩かなくてはならない。これだと移動だけで一日必要

私たちはなるべく安いプランで行きたいけれど、この先の自転車走行を考えると早めにクスコに戻りたいのと、夫が電車に乗ってみたいというので帰りは電車にしようということに。
しかし、電車もいい時間は満席!さすが大観光地マチュピチュ!
仕方なく往復バスで、マチュピチュ村に2泊することに。
バスチケットは日本食レストランきんたろうの目の前のお店で手配。チケットは特にないので、3人で1枚の領収書が何より大切なもの。

これでマチュピチュへ行く準備は整った!宿へ戻ると、お互い2泊に必要なものをザックひとつにまとめて、おやすみなさい。


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マチュピチュ村へ

昨日の旅行代理店のお姉さんから、「朝8時に店の前に来い」と言われたため、冬樹さんと7:45にそこへ待ち合わせた。でも私たちはプキオでの一連の経験からまず8時には来ないだろうと思っていた。私の予想は9時過ぎだな。

だんだん陽射しが強まる中、待つこと40分。ひとりの男が近寄って来て「マチュピチュ、発電所まで行くのか?」というようなことを確認すると、「ついて来い」という。3人で大丈夫かと笑いながら、男について行く。ちょっと歩くとなぜかタクシーに詰め込まれ、ガソリンスタンドで降ろされる。不安になり、私たちの名前を言ったりしても、「大丈夫だ」のように返す。

??な私たち。ここで10 分程待つと、満席のベンツのバンが止まり男は運転手と交渉してる様子。すると、なぜか欧米人が3人降りてきて、代わりに私たちが乗り込んだ。何だかナゾなシステム…スペイン語が話せれば、何だかわかるのにな。。

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それでも一応無事に出発できたのは、やっぱり9時過ぎ。ここからは、6時間半バス。
お昼休憩はとある町のレストランで。後半は未舗装、ガードレールなしの道をゴトゴト走る。しかも、まさに断崖絶壁!これは、いつ滑落事故があってもおかしくない!バスでマチュピチュ行く人はこんな思いをして行ってたのかぁ。

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15:40頃、ようやく発電所に到着!ここから2時間程でマチュピチュ村につくと聞いていたのに、私たちは3時間かかってしまった…写真を撮ったりしたから多少立ち止まったけれど、そんなに歩くの遅いかな。

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村に着くと、歩いた道にはほとんど人がいなかったけれど、たくさんの人で賑わっていた。宿は1人20ソルでwifiありのところに。宿代は変らないのに今までの宿の中では、とてもきれいというか新しかった。
明日は、ついにマチュピチュだ!


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よく、こんなところに。

マチュピチュ遺跡へ向かう日。朝7時に起きて身支度をする。マチュピチュ遺跡内ではご飯食べれないよ~、なんていいながら、朝はバナナとパンの朝食。

マチュピチュ村(旧アグアスカリエンテス村)は、マチュピチュ観光のためだけに作られたような村で住民もほぼ100%がマチュピチュ観光に従事しているとのこと。
事実、この山奥の村へは道路が通っていない。鉄道で全ての物資を運び入れ、また廃棄物を運び出している村だ。

シャトルバスは往復100ソレス。ここまでのバス代がひとり70ソレスだから、いかに高いかがよく分かる。まぁそれでも、この町にバスを運び入れるのも大変だったろうし、仕方ないかな。

村からは約25分ほどで遺跡へ到着。遺跡を西洋世界から見て“発見”したハイラム・ビンガムさんの名をとったハイラム・ビンガム・ロードを登る。奇跡的に傾斜がゆるやかな場所につづら折りの道路を通している。マチュピチュの四方は断崖絶壁で、道路を作ったのもまさに奇跡的…。

チェックポイントでチケットを見せて、鬱蒼とした木々の中を抜けると、「どんっ」っとマチュピチュ遺跡が目に飛び込んでくる。

「よく、こんなところに・・・」

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遺跡は思っていたより大きく、立派なもの。

ただ思っていたより感動は少なかった。もっと衝撃を受けるのかと思っていたのだけど。たぶん、写真で散々見ていたというのもあるし、知識として知りすぎていた、綺麗すぎて観光地化されていた、ということもあるかな。

遺跡をじっくり回りながら、よくこんなところに建てたな。とか、石組みの作りとか、あるいは、ハイラム・ビンガムさんがどうやってここを見つけたのか、当時、この山奥へ入っていくのは大変だったろうとか、そんなことに思いを馳せていた。(頭のなかではインディ・ジョーンズのテーマ曲とハリソン・フォードさんがぐるぐる。)

正午をまわったころ、雲行きが怪しくなってきた、突然の豪雨、雷雨。微速度撮影をしていたのだけど、カメラがびしょびしょになってしまって、撮影を断念。そのままバスでマチュピチュ村へ撤退。少し早めに戻ってきたので、マチュピチュ村を散策。観光客向けのレストランはどこも同じような価格。ときどきTAXを余計に請求したりしてくるので、予めTAX込の値段を聞いておくとよいと思う。

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うー、時間がかかる。

マチュピチュからクスコに戻る日。
朝少し早めに起きて、土産物店街を散歩する。

さすが、日本人がいきたい世界遺産1位だけあるマチュピチュ。ものすごい数の土産物店が密集している。

彩は、昨日から探していたアルパカのぬいぐるみを購入。なんでも微妙な色や顔つきでかわいい、かわいくないがあるみたい。僕には全然わからない…。

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(日本人がとても多いマチュピチュ村。日本語のメニューもある。レストランにはやけにリアルな人形が立っていた笑)

僕は、前から欲しかったパンフルートを購入。ケーナは実家にあるし、パンフルートの素朴な音色が好き。一件だけ楽器専門店みたいなところがあって、お兄さんがラジオで流れる曲に合わせてパンフルートで伴奏するなんていう達人芸を見せていた。すごい。

「日本に帰って二人で住み始めた時に使えそうだね」なんて話しながら、玄関マットを買おうかと悩んだのだけど、結局買わなかった。荷物をあまり積めない自転車旅行は、おみやげを買うのも一苦労。

さて、10時にマチュピチュ村を出発し、歩くこと2時間半、12時半にバスが発着する“水力発電所”に到着した。

説明不足だったかもしれないけど、クスコからマチュピチュ村は鉄道に乗れば3時間程度で着く。でも僕たちは11時間かけてより安いバスルートを選択した。

断崖絶壁の未舗装路、つづら折りの峠、美しいのだけど、危険もある。資金に余裕がある方は、鉄道をすすめるかな。

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でも、実は僕たちが歩いた水力発電所からマチュピチュへの道。実はハイラム・ビンガムさんが実際にマチュピチュを探索したルートにほかならない。ハイラム・ビンガムさんは、ウルバンバ川を遡って地元の住民にマチュピチュの場所を聞いた。(その時点でそもそもペルー人はマチュピチュを発見していたわけだけど笑)
そのペルー人に場所を聞いた場所、今は洪水の影響で一家族しか住んでいないようなのだけど、歩いて通り過ぎることもできた。

多少苦労する分、マチュピチュ発見に至ったその探検に思いを馳せることができた。そういう意味では、このバスルートは僕はありだと思う。

さて、水力発電所。バスは14時30分にくる。時間を持て余していると、小さな子猫と女の子たちに遭遇。夢中で写真を撮ってしまった。どこの国でもかわいいものはかわいい。

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バスは予定通りに出発、9時間をかけてクスコに戻った。途中の峠で見た景色が印象的だった。


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効率よく一日を使いました、の日。

クスコに戻って2日目。
彩は、おみやげを探したり、日本の友人へ送るはがきを投函するポストを探したり、今まで行けなかったレストランを探したり。クスコで心残りのないように、バタバタと動く。

僕はリマで打った狂犬病の予防接種、その3回目を打つため、病院へ向かう。向かった病院は、クスコの公立病院。泊まっていたホステルEstrelliaのおじさんに教えてもらった場所だ。

タクシーで向かうこと10分。病院の前に到着。「Vacuna Rabia」というメモを見せると、奥へ行けと合図される。奥へ向かうと、International vacunation~と看板がある部屋を発見。中に入って、看護士?かどうかわからないけど、それらしきおばさんに何とか事情を説明し接種してもらった。

針は目の前で新品を開封してくれたけど、注射器の気泡を抜ききらなかったり、皮膚を殺菌しなかったりと、素人目にみても、「やばいんじゃないの」と思うレベルだった。

気泡に関しては皮下接種なので問題ない(らしい)のだけど、まぁ基本は空気を抜いて接種してほしい…。殺菌は言わずもがな…

夜は、楽しみにしていたフォルクローレショー&ブッフェの夕食。クスコを発つ前に一度行ってみたかった場所だ。

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ブッフェは本格的なもの、ペルー料理から創作料理まで選べ、おかわりも自由。彩は一皿目で取りすぎて、なかなか食べきれないでいた。ブッフェはちょっとづつとらないと。

ショーも始まり、ダンスで盛り上がった。僕も彩も参加させられ、踊らされた。動画も撮ったけど恥ずかしいので公開するかどうかは夫婦会議の結果次第…。

クスコに別れを告げる前に、好きだったアルマス広場の景色を見に行く。
いつになるかわからないけど、クスコにはもう一度来たいな、そんな町だった。

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名残惜しいけど、

いよいよ、今日はクスコを出発する日。

昨日は余った時間を使って、Bikemapで勾配などを調べた。Bikemapはインターネットのサービスでこの先の勾配情報などを事前に調べることができるサイトだ。アンデス越えなどで経験したデータを元に、僕たちはどのくらいの勾配&距離なら何時間で走破できるという指標を作っている。この先のデータと照らし合わせれば、どこまで走れるか、おおまかにわかる。
まったく便利な時代になったものだ。

今日は50㎞ほど走ってウルコスという町に宿泊することにする。距離はそれほど長くないので、朝はのんびりしてしまった。

10時頃、ようやくクスコを出発。

リマもそうだったのだけど、とにかく大都市は町を出るまでが大変。信号も多いし、交通量も多い。
おまけに砂塵、ディーゼル排気…呼吸するのが苦しいほどの大気。こういう時のためにもってきたマスクをすかさず装着して乗り切る。

20㎞ほど走ってようやくクスコ市街を抜け、アンデスの山間に出た。

途中、遺跡があったりして久々のサイクリングを楽しむ。

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アンデスの山間の景色は本当に綺麗だった。

50㎞走ってウルコスに到着。


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クスコから遠のいた

ウルコスの宿。今までで最も危険?な宿だった。
部屋に上がるまでの外階段はギシギシ音をたて、今にもはずれそう。
シャワーとトイレの区切りはなにもなく、ゆうがシャワーの下に立つと頭にシャワー口が当たってしまうという…
掃除も行き届いていない感じ…他の宿もあまりかわらない気がした。
でも宿のおじさんは、自転車にカバーをかけてくれたり、なぜか日本の数を10まで言えるいい人だった。

道中は昨日と似ていて、アンデスの悠々とした景色の中を気持ちよく走れた。

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途中、放牧地から現れた犬に追われながら、吠えられながら数十m全速力で走るという怖い思いもした!これが初めてじゃないけれど、、。ゆうはもう一匹の犬と後ろでにらめっこをしていたようだ。

そして今日はSicuani シクアニ に到着。
ところが、80Kmほども走ったのに食欲がなく、夜はなにも食べれなかった。

私の体調がすぐれないため急遽、翌日もこの町で休むことに。

幸運にも宿は40ソレスと安めなのに、部屋は広くシャワーも快適だった。

クスコを過ぎてから、レストラン事情が変わったように見えた。
小さな食堂はたくさんあるのだけれど、初めからメニューは決まっていて選べないところがほとんど。
おなかの調子がよくない私にとってそれは苦痛だった。
ようやく見つけたピザ屋さんで、メニュー冊子がでてきた時はふたりでほっとした。

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私はチャーハンを注文。ピザも一切れ食べたけれど、香草がかかっていてどうも好めなかった。


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ヒッチハイクも楽じゃない

なんとか体調が復活してきたので、今日は出発!
それでもお腹が全快ではない私は、バナナにはとってもお世話になる。
露店によく出ていて、後ろの荷物にくくりつけ、休憩時にも食べる。
でも、復活したばかりの私には今日の行程は酷だった。
登り坂は急ではないけれど、1000mアップしなくてはならなかった。
800mアップしたところでついに力尽き、前に進めなくなってしまった。
次の町まで時間的にもゲームオーバー。止むを得ずヒッチハイク!
そう決心した時に天候も悪くなり、雹も降ってきた!
10~15分後にようやくトラックが止まってくれた。
自転車など全ての荷物と共に、私たちも荷台で揺られることとなった。

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一安心したのは束の間、ここは4300m程の高地で、時速80kmで動く。
網が張ってあるだけの荷台は、ビュービュー風が吹いて寒いなんてもんじゃない。
おまけに再度大粒の雹に打たれ、いたいいたい!
二人で荷台の壁に張り付いて縮こまる。

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(一見強面だけどやさしかった。ありがとう!)

降ろしてもらったのは、Juliaca フリアカ。
夕暮れを過ぎ、薄暗い中で見たこの町は混沌としていて、なんだか危険な感じがした。それでもまずまずな宿を見つけられ、ようやく本当に落ち着けた。

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